VOL.5 名古屋が誇るプロスケーター達の原点。華やかな歴史を持つ「星ケ丘スポーツP&S」

※ 掲載記事に関して
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前回は品川のスケートセンターを紹介しましたが、名古屋にも「星ケ丘スポーツP&S」という華やかなスケートリンクがあったことをご存じでしょうか?
名古屋が誇るプロスケーター安藤美姫さんと浅田真央さん(年功序列)のおふたりの原点であるスケートリンクです。そんなリンクの教室に通っていたおふたりも、世界選手権、GPファイナルを合わせて、「9度」も世界一になっていたというから驚きです。そんなスケートリンクを経営していた東山遊園株式会社の水野会長、水野社長を始め、当時スケートリンクに関わっていた皆様にもお話を伺うことができました。

P&Sは、夏季には屋内の流水プールになっており、ウォータースライダーも完備していました。そして、冬季には公式サイズのスケートリンクで、プリンスアイスワールドやロシア人選手を招聘したアイスショーや連盟公認の大会も開催されていました。そんなスケートリンクの横には、日本では先駆けとなるカーリング専用リンクがあり、様々なウィンタースポーツを楽しむことができたそうです。

現会長の水野茂生さんは、当時そのカーリングリンクで練習し、全日本選手権に出場し活躍していました。営業推進部の荒武さんは、当時のことを思い出し「今はスケートもカーリングも多くの選手が活躍されていますし、時代を先取りしすぎましたかね」と笑いながら話してくれました。

とはいうものの、休日や冬休みに開催されていたスケート教室では、朝早い時間にも関わらず、1時間半に約300名もの生徒が一堂に会し、スケートを楽しんだそうです。現社長の水野宏洋さんも、当時アイスホッケーをされていたんだとか。また、私の知人で星ヶ丘周辺の出身の方々に聞いても、「星が丘でスケートを滑ったことがある!」と懐かしむ声は多く、私も初級のバッチテストは本リンクにて受けたのを覚えています。

そんな華やかなリンクも1998年には閉鎖されてしまいました。夏季と冬季のプールとスケートリンクの施設の入れ替えコスト、そして公営のプール施設ができたことによって、レジャー・スポーツ振興の役目を終えたそうです。

現在は星が丘テラスや自動車教習所、昔からのボウリングと様々なジャンルの施設が揃っています。皆さんからのスケートリンクを懐かしむ話や想いを聞けば聞くほど、またP&S出身のスケーターが世界一を獲っている姿を想像してしまうのは、欲張りすぎなのでしょうか?

(上段写真:1983年開業時の「星ヶ丘スポーツP&S」外観写真。同場所は現在「星が丘テラス」として市民に親しまれている。)
(下段写真:中央の少年は小塚崇彦本人。1994年にP&Sで開催されたクリスマスパーティーに参加したときの1コマ。)

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小塚 崇彦 / フィギュアスケーター

現在は、フィギュアスケートを始めとしたスポーツの普及活動を中心に、活動の幅を拡げて新たなステージに挑戦。また野球、サッカー、ゴルフ、モータースポーツなどのスポーツ経験を活かし、スケートの用具開発やJOCオリンピックムーブメントアンバサダーなど様々な方面で活躍。東京の二子玉川を拠点に、北海道、東北、関東、四国をはじめ全国各地でも小塚アカデミー (スケート教室) を開催。
東京2020、札幌2030招致を含めたウィンタースポーツからの盛り上げにも挑む。

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