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投稿日:2023.10.17 Tue

【100年フード】地域が誇る上杉謙信ゆかりの味。長野県「謙信ずし(笹ずし)」

【100年フード】地域が誇る上杉謙信ゆかりの味。長野県「謙信ずし(笹ずし)」

「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、長野県の「謙信ずし(笹ずし)」。

かつて、飯山市富倉地域の里人が上杉謙信に献上したと伝えられる謙信ずし(笹ずし)は、雪国の古人の知恵とロマンをかきたてる郷土料理。笹の葉の一枚ずつに酢飯と具を載せる握りずし風で、具材はぜんまいやこごみ、わらびといった山菜やくるみなどの山の幸を使用し、海のない信州ならではの特有の食文化が発達してきたことが分かります。飯山市では、祝い事や祭りなどの行事があると、笹ずしを「ハレの食」としてもてなす習慣があるのだとか。

また、酢をきかせた飯を抗菌作用のある笹の葉にのせるため、高い防腐作用があり、直接笹の葉から食べるのが本来の食べ方とされるなど、保存食、携帯食にも適していると言われています。1553年から12年間にわたって争われた川中島の合戦に向かう途中、謙信の兵が食べたと伝えられているのも納得です。

平成12年に「長野県選択無形民俗文化財」、平成19年には「飯山市選択無形民俗文化財」に指定。市内の飲食店や駅、道の駅などで、地域が誇る大切な食文化をお試しください。

【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-nagano/

飯山市・いいやま食文化の会
https://www.city.iiyama.nagano.jp/

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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