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投稿日:2024.03.16 Sat

大鳴門橋(鳴門大橋)とは?周辺の観光スポットやランチのできるお店を紹介

大鳴門橋(鳴門大橋)とは?周辺の観光スポットやランチのできるお店を紹介

ドライブ計画を立てている方の中には、鳴門大橋の愛称で知られる大鳴門橋に行ってみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。四国と関西をつなぐ大鳴門橋は、橋の長さや規模だけでなく、世界最大級の渦潮が見られる観光スポットとしても人気があります。ここでは、鳴門大橋の概要や渦潮を上手に見る方法、アクセス方法や周辺の観光・グルメ情報を紹介しますので、お出かけの際の参考にしてください。

1.大鳴門橋(鳴門大橋)とは?

1.大鳴門橋(鳴門大橋)とは?

大鳴門橋とは、鳴門海峡を跨いで、兵庫県の淡路島と四国の徳島県鳴門市を結ぶ大橋で、1985年に開通しました。全長約1629mの長さを誇る吊橋で、四国地方と近畿地方の交通の要として重要な役割を持つ橋です。通称は鳴門大橋ですので、本記事では大鳴門橋を鳴門大橋と表記します。橋は上下2層式の構造で、上部は神戸淡路鳴門自動車道となっていて、快適にドライブができるドライブウェイとして愛されている橋です。なお、橋の下部については、将来的には四国新幹線を通せる構造に作られています。
鳴門大橋がある鳴門海峡の潮流は、「世界三大潮流」の一つとされていて、世界最大級のダイナミックな渦潮を見られることで有名です。また、鳴門大橋の橋桁には遊歩道が設けられているため、鳴門大橋を歩いて渡ることができるのも魅力です。

2.鳴門の渦潮が発生する理由と観賞のコツ

2.鳴門の渦潮が発生する理由と観賞のコツ

鳴門海峡に渦潮が発生する理由としては、瀬戸内海と紀伊水道という2つの海域の間にある、幅約1.3kmの海峡が深く関わっているとされています。この2つの海域は、潮の干満のタイミングがそれぞれに異なります。1日4回、約1~1.5mの水位差が生まれる結果、激しい潮流が起きて独特の渦潮が発生するのです。
鳴門大橋を訪れて渦潮を見るのには、覚えておきたいコツがあります。上手に渦潮を鑑賞するためのコツが、干満時間を調べることです。渦潮が見られる確率が高いのは、干潮時と満潮時の前後1~2時間。満潮と干潮は6時間毎に発生するので、1日に4回程度チャンスがおとずれることとなります。時期的には、春と秋の満月、新月の大潮時が適しています。この時期は特に干満差が激しくなるため、世界最大級の渦潮が見られる可能性もありますよ。渦潮に関する情報を収集するには、渦の駅のホームページに掲載されている潮見表を利用するとよいでしょう。渦潮を逃さないために、潮見表を確認してからお出かけするのがおすすめです。

3.大鳴門橋(鳴門大橋)へのアクセス・駐車場

鳴門大橋へのアクセスは車がおすすめです。関西方面から向かう場合、神戸淡路鳴門自動車道から鳴門北ICで下車、約5分程度で大鳴門橋遊歩道渦の駅(鳴門公園内)に到着します。駐車したい場合、鳴門公園駐車場(有料)を利用できます。2024年1月現在、鳴門公園駐車場の第一駐車場は乗用車の駐車台数約200台、駐車料金は500円です。駐車場の営業時間は9時~17時30分で、7月20日~8月31日は8時30分~18時までの営業となっています。

■住所:徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園内)
■TEL:088-683-6262(渦の駅)

4.大鳴門橋(鳴門大橋)で渦潮を観賞する方法3つ

鳴門海峡名物の渦潮を大鳴門橋(鳴門大橋)で観賞する方法には、様々なバリエーションがあります。代表的な3つの方法や個々の方法の詳細について分かりやすく解説しますので、鑑賞方法を選ぶ上での役立つヒントにしてください。

【1】渦の道

【1】渦の道

渦潮を鑑賞する方法の一つが、渦の道の利用です。渦の道とは、鳴門大橋の橋桁内(車道の下)に設けられた全長約450mの海上遊歩道で、太平洋側・瀬戸内海側の両方を眺められる絶景スポットです。なお、利用する際には入場料金が必要ですので、ご注意ください。渦の道は、網構造のフェンスで、外にいるかのような潮風や波音を体感しながら、リフレッシュして海上散歩を楽しめるのが特徴です。自然との一体感を楽しめる一方で、海風の中を進むような形になるため、雨の日にはしぶきがかかる可能性もあります。万が一に備えて、雨具を持参すると安心です。
橋の上を歩いて楽しめるだけでなく、遊歩道の先端に回遊式の展望室があって、海上45mのガラス床に乗って渦潮を眺められるのも、渦の道の大きな魅力です。渦潮や轟音など、激しい潮流を体感できるスリル満点の施設を満喫してみてはいかがでしょうか。

■住所:徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園内)
■TEL:088-683-6262

【2】パノラマ展望デッキ(大鳴門橋架橋記念館エディ)

【2】パノラマ展望デッキ(大鳴門橋架橋記念館エディ)

鳴門大橋で渦潮を鑑賞する方法には、パノラマ展望デッキを利用する方法もおすすめです。パノラマ展望デッキは、渦の道から徒歩約3分、渦の道に隣接する施設「大鳴門橋架橋記念館エディ」の屋上にあります。なお、展望デッキの利用についても、入場料金が必要となります。
「大鳴門橋架橋記念館エディ」は、大鳴門橋が完成した1985年にオープンした、渦と橋をテーマにした体験型ミュージアムです。館内には、4K360°シアターawaやデジタルアートなどがあり、鳴門大橋が完成するまでの過程や構造、渦潮のメカニズムなどを楽しみながら学べる施設です。屋上のパノラマ展望デッキからは、鳴門大橋の雄大な眺めや鳴門海峡の潮の流れを見ることができ、解放感を感じてリフレッシュできます。晴れた日には、遠くに太平洋側の和歌山県や瀬戸内海の小豆島まで見渡せることもあり、ゆったりと心安らぐ、贅沢なひとときを堪能できるでしょう。

■住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65(鳴門公園内)
■TEL:088-687-1330

【3】観潮船

【3】観潮船

渦潮を間近で観賞したいなら、うずしお観潮船の乗船がおすすめです。観潮船であれば、渦潮に接近して、至近距離から渦潮の迫力を感じられます。船の種類には、「大型観潮船わんだーなると」「水中観潮船アクアエディ」などがあります。「大型観潮船わんだーなると」に関しては、予約不要で乗船できます。大きな船でゆったりうずしおの真上まで進むのが特徴で、大型船のため揺れが少ないところも安心です。所要時間は30分程度です。「水中観潮船アクアエディ」は、予約制なので、事前に計画を立てて予約を済ませて乗船しましょう。水中展望室がある高速小型船で、水面下1mの展望室から海中の渦の様子を見られるのが大きな魅力です。所要時間は25分程度です。船ごとに特徴、運賃、出航時刻が異なるため、好みや予定に合わせて選ぶと良いでしょう。

■住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛264番地の1地先
■TEL:088-687-0101

5.大鳴門橋(鳴門大橋)付近で楽しめる観光スポット

大鳴門橋(鳴門大橋)付近には、渦潮観測に適したスポット以外にも、魅力あふれる観光スポットが点在しています。淡路島から2か所、鳴門市から2か所の合計4か所の主要な観光スポットをご紹介しますので、鳴門大橋へドライブに行く際に立ち寄ってみてください。

道の駅うずしおinうずまちテラス

道の駅うずしおinうずまちテラス

道の駅うずしおinうずまちテラスは、渦潮に最も近い道の駅「道の駅うずしお」がリニューアル工事を行って、すぐ近くの丘の上に移転してできた施設です。絶景のテラスが自慢で、海と空、鳴門大橋と四国の山並みを一望できるのが大きな魅力となっています。
施設内には、行列が絶えない人気店もあり、地元の果物を使ったスイーツなどを楽しめます。「ショップうずのくに」には、淡路島ならではの商品や限定品が並んでいて、淡路島のたまねぎを使ったドレッシング、カレーなどのお土産品を購入可能です。

■住所:兵庫県南あわじ市福良丙947-8
■TEL:0799-52-1157

大塚国際美術館

大塚国際美術館

優雅な時間を過ごせる美術館として話題の大塚国際美術館もおすすめです。大塚国際美術館は、日本最大級の常設展示スペースを有する陶板名画美術館で、厳選された古代壁画や現代絵画まで、西洋名画が約1000点展示されています。名画は、特殊技術によりオリジナル作品と同じ大きさに複製されていて、原画が持つ本来の美術的な価値を体感できるのが大きな魅力です。
大塚国際美術館では、「環境展示」「系統展示」「テーマ展示」の3つの展示方法が採用されています。鑑賞ルートは約4kmで、建物のほとんどが山のなかにあるため、歩きやすい靴で訪れることがおすすめです。なお、入館の際は入館料が必要ですので、ご注意ください。

■住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
■TEL:088-687-3737

うずの丘 大鳴門橋記念館

うずの丘 大鳴門橋記念館

淡路島の西南にある大鳴門橋記念館は、見晴らしの良い丘の上に立つ施設で、巨大たまねぎオブジェやたまねぎキャッチャーなど、淡路島の玉ねぎをテーマにしたサービスが充実した個性あふれる施設として高く評価されています。飲食店では、淡路島黒毛和牛を使ったハンバーグ、淡路島牛乳を使用した牛乳パンといった、淡路の特産物を使ったお料理を堪能できます。大自然を感じられる絶景レストランで食事を楽しめるので、ドライブの途中に休日ならではのリフレッシュした気分で食事をしたい時にぴったりです。
レストランの他には、お土産品を購入できるショップ、うずしお科学館などの施設もあります。ドッグランやスカイテラスなどもあるので、ひとつの施設内で様々な体験をしてゆっくりと過ごせる施設です。

■住所:兵庫県南あわじ市福良丙936-3
■TEL:0799-52-2888

道の駅くるくるなると

道の駅くるくるなると

鳴門市にある観光スポットでは、道の駅くるくるなるともおすすめです。道の駅くるくるなるとは、2022年4月22日に開業した施設で、一日遊べる体験型食のテーマパークとして親しまれています。施設内には、農産物マルシェ、名産グルメやスイーツを楽しめるショップ、お食事処などが入っています。鳴門金時の名産地でもある鳴門市ならではのお芋やプリンの専門店、パン屋、カフェ、海鮮市場や食堂といったグルメが満喫できるので、旅先で美味しい物を食べたいという人のニーズにしっかり応えてくれるはずです。
また、鳴門市を見渡せる屋上ジップラインや屋上デッキがあるところも、道の駅くるくるなるとの特徴です。屋上ジップラインについては、要予約、有料での利用となりますので、事前に予約を済ませておきましょう。また、周辺観光を楽しむのにぴったりのレンタサイクルもあって、大変便利です。営業時間は9:00~17:00で、季節によって営業時間が変更になることもあるため、注意してください。

■住所:鳴門市大津町備前島字蟹田の越338-1
■TEL:088-685-9696

6.ランチにも!大鳴門橋(鳴門大橋)付近でおすすめのグルメ・お店

観光地を訪れる際には、グルメも楽しみの一つですよね。ここでは鳴門大橋近辺でランチにも使えるおすすめのお店をご紹介します。淡路島から一店舗、鳴門市から一店舗を厳選してお伝えしますので、ドライブの合間にご当地グルメを味わって、旅の素敵な思い出を増やしてください。

あわじ島バーガー 淡路島オニオンキッチン うずの丘店

淡路島でおすすめのグルメスポットが、あわじ島バーガー 淡路島オニオンキッチン うずの丘店です。このお店は、全国ご当地バーガーグランプリで1位、2位を受賞した店で、ハンバーガーのマニアからも評価されたお店として知られています。淡路島は、ハンバーガーの材料として欠かせない牛肉と玉ねぎの名産地として知られています。2つの名産品の美味しさを堪能できるのは、あわじ島バーガーの大きな魅力です。2013年に1位を受賞した「あわじ島オニオンビーフバーガー」は、厚さが約8mmもある淡路島産玉ねぎカツと甘辛く炊いた牛肉を使った逸品です。とろっと甘い淡路玉ねぎならではの旨みと上質な牛肉が織り成すマリアージュを堪能できるので、ぜひ試してみてください。
あわじ島バーガー 淡路島オニオンキッチン うずの丘店は、観光スポットであるうずの丘 大鳴門橋記念館の施設内にありますので、記念館を見学したついでにランチをしてみてはいかがでしょうか。

住所:兵庫県南あわじ市福良丙936-3(うずの丘 大鳴門橋記念館)
電話番号:0799-52-2888

道の駅くるくるなると 大渦食堂

鳴門市でおすすめのグルメスポットとしては、「大渦食堂」が挙げられます。「大渦食堂」は、体験型食のテーマパークである「道の駅くるくるなると」内にあります。鳴門・徳島の鯛、ブリ、タコ、わかめなどの魚介類、名産の阿波黒牛や阿波尾鶏などを使用したグルメを味わえるので、ご当地ならではの名産品を堪能したいという人にぴったりです。特に、華やかな「大渦5色丼」やボリューム満点の「大鳴門橋ソースかつ丼定食」は、見た目にもゴージャスでおすすめです。友人や家族などと複数人で訪れる場合は、何種類もの海鮮を三段に分けて贅沢に盛った、「くるくる大渦 海鮮絶景丼」にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。迫力満点の海鮮丼は、ドライブ旅の良い思い出に残るでしょう。スダチスカッシュなどのソフトドリンクもありますので、飲み物だけの利用でも気軽にご当地の味を楽しむことができます。

住所:鳴門市大津町備前島字蟹田の越338-1
電話番号:088-685-9696

≪まとめ≫大迫力の渦潮や絶景を満喫!観光やグルメを楽しもう

≪まとめ≫大迫力の渦潮や絶景を満喫!観光やグルメを楽しもう

兵庫県の淡路島と徳島県鳴門市を結ぶ鳴門大橋は、ダイナミックな渦潮が鑑賞できる人気スポットです。渦潮を鑑賞するには、渦の道を利用する方法や大鳴門橋架橋記念館エディのパノラマ展望デッキから眺める方法、観潮船に乗船する方法があります。鳴門大橋の付近には、独自性のある観光スポットや絶品グルメを提供する施設も複数存在します。気になるスポットをチェックして、ドライブに出掛けると良いでしょう。

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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