現代の桃源郷「MIHO MUSEUM」や、遊び心くすぐる「海洋堂フィギュアミュージアム」など。滋賀の個性豊かなミュージアム巡り

※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。

滋賀県の見どころは、琵琶湖や歴史史跡だけではありません。今回は個性的なミュージアムをご紹介します。展示品や収蔵品の充実度はもちろん、環境や建物もアーティスティックだったり、体験型の展示がたくさんあったり、テーマがユニークだったりとバリエーション豊か。ミュージアムショップや、レストラン・カフェもぜひ楽しんでくださいね。
(写真提供:MIHO MUSEUM)

トンネルを抜けると、そこは“桃源郷”。アプローチや建物も芸術的な「MIHO MUSEUM」

トンネルを抜けると、そこは“桃源郷”。アプローチや建物も芸術的な「MIHO MUSEUM」

『MIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)』は、ルーヴル美術館のガラスのピラミッドなどを手がけたI.Mペイ氏によって設計されました。モチーフは「桃源郷」。レセプション棟からしだれ桜の並木道を通り、優雅な弧を描くトンネルを抜けて吊り橋を渡ると、展示室がある美術館棟に到着。約500mのアプローチロードを歩いただけで、別世界に迷い込んだような不思議な感覚に包まれます。
美術館棟内のエントランスも印象的。幾何学的に組んだフレームとガラスで構成された天井からは、明るい自然光が降りそそぎます。外観だけ見るとコンパクトに感じますが、これは四季折々の山の風景にとけこむよう、建築容積の80%以上が地中に埋設されているため。中に入ると南館(地下1階・1階)と北館(2階)のゆったりしたスペースに、数多くの至宝が展示されています。
コレクションは、日本美術を始めエジプト、ギリシア、ローマ、アジアなど世界各地の古代美術を中心とする約3,000件で、そのうち常時約250~500点を公開。何千年もの時を越えて現代に息づいている美術品は必見です。
(写真提供:MIHO MUSEUM)

■滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
■TEL:0748-82-3411
■開館時間:10:00~16:00(最終入館は15:00)
■休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)
■入館料(特別展の観覧券を含む):一般1,300円、高校・大学生1,000円、中学生以下無料
■事前予約:常設展示、特別展とも、オンラインによる事前予約が必要。
■駐車場:300台(無料)

広大な園内に、陶芸専門の美術館や屋外展示広場が点在する「滋賀県立 陶芸の森」

広大な園内に、陶芸専門の美術館や屋外展示広場が点在する「滋賀県立 陶芸の森」

焼き物の里・信楽に広がる公園。11万haもの広大な敷地内に、焼き物に関する創造・研修・展示などの施設が点在しています。陶芸専門の美術館「陶芸館」では、信楽焼を始め、世界の陶芸など様々な展覧会を開催。併設のミュージアムショップでは、陶器製のガチャガチャなど信楽らしいオリジナルグッズも販売されています。産業としての信楽焼の“今”を発信する「信楽産業展示館」では、メーカー各社の信楽焼製品を展示・販売。「創作研修館」では国内外のアーティストが滞在しながら制作をおこなっています。
陶芸の森は、お天気のいい日にお弁当を広げてピクニックを楽しめるところも大きな魅力。巨大な屋外展示作品群と標高300mからの絶景を満喫できる「星の広場」、緑いっぱいで開放感あふれる「太陽の広場」、メダカが棲む小川が流れる「泉の広場」があり、雄大な自然の中でのんびり過ごせます。
なお、定期的に参加型の陶芸教室やワークショップ、企画作品の募集なども開催。見るだけではなく、作る楽しさも感じてみてはいかがでしょう。
(写真提供:滋賀県立 陶芸の森)

■滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
■TEL:0748-83-0909
■開園時間:9:30~17:00(陶芸館、信楽産業展示館への入館は16:30まで)
■休園日:月曜日(陶芸館は展示替え期間、および冬季は休館)
■入園料:無料(陶芸館のみ有料。企画によって観覧料は異なる)
■駐車場:約250台(無料)

眼下に琵琶湖を一望!印象派画家の作品と花を楽しむ庭園美術館「ガーデンミュージアム比叡」

眼下に琵琶湖を一望!印象派画家の作品と花を楽しむ庭園美術館「ガーデンミュージアム比叡」

滋賀と京都にまたがる比叡山。その山頂にあり、琵琶湖を眼下に眺められる庭園美術館です。約1.7haの広い園内に6つのエリアを設け、それぞれに“フランス印象派”の画家たちが憧れた自然の風景を再現。それらの風景にとけこむように、モネやルノワール、セザンヌ、ゴッホなどの絵画(陶板画)が飾られています。
例えば、スイレンが咲く池がある「睡蓮の庭」には、モネの「睡蓮の池」や「しだれ柳」など。秋バラも見られる「ローズガーデン」には、モネの「昼食」やカイユボットの「プティ・ジュンヌヴィリエールの庭の薔薇」など。木陰が心地いい「プラタナス広場」には、ルノワールの代表作「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」や、ゴッホの「ラ・クローの収穫」が。
45点の絵画がそこかしこに飾られているので、散策しながら好きな作品を探してみてはいかがでしょう。青空の下で、季節の花や植物と一緒に眺める名画に、屋内とはまた違った印象を抱くかもしれません。空に近い庭園で、日常の慌ただしさを忘れるひとときを過ごしてみませんか。
(写真提供:ガーデンミュージアム比叡)

■京都府京都市左京区修学院尺羅ヶ谷四明ヶ嶽4(比叡山頂)
■TEL:075-707-7733
■開園期間:2020年は12月6日まで。
■開園時間:10:00~17:30(入園は17:00まで)
■休園日:開園期間中は無休。2020年12月7日~2021年4月16日まで冬期休園
■入園料:中学生以上1,200円、小学生600円(11月24日以降はそれぞれ半額)
■駐車場:230台(無料)
※「ガーデンミュージアム比叡」までは、有料道路(比叡山ドライブウェイ・奥比叡ドライブウェイ)を通行。

子どもから大人まで楽しめる体験型コンテンツが満載の「ヤンマーミュージアム」

子どもから大人まで楽しめる体験型コンテンツが満載の「ヤンマーミュージアム」

以前はヤンマーの歴史や製品をメインで紹介していましたが、2019年の秋に、チャレンジミュージアムへと生まれ変わりました。
例えば、高さ約6mのボルダリングに挑戦してシティエリアに光を灯す「サステナブルエナジークライミング」や、本物のパワーショベルを操縦できる「ざくざく!パワーショベルチャレンジ」、体を使って畑を耕す「たがやせ!フィールド」、調理法や栄養バランスを考えて組み合わせる「お弁当チャレンジ」など、見て・触れて・体験しながら学べる体験型のコンテンツが満載!館内ではコンテンツを体験するたびにスコアが表示され、それが入口でもらう「ヤンマーカード」にポイントとして貯まる仕組みになっています。ポイントが多いチャレンジャーはランキングに表示されるので、やる気を刺激されそう!
2階にはヤンマーの歴史を学べる展示エリアがあり、世界初の小型ディーゼルエンジンなどが見られます。また屋上には散策できるビオトープや、ミュージアムで発生した熱を再利用した足湯が。伊吹山や琵琶湖、長浜の町並みなど360度見渡せる大パノラマ展望台もあるので、1階で体を動かした後は屋上に出て、ゆっくりのんびり休憩するのもおすすめです。
(写真提供:ヤンマーミュージアム)

■滋賀県長浜市三和町6-50
■TEL:0749-62-8887
■開館時間:10:00〜18:00(入館受付9:45〜17:00)
※新型コロナウイルスの影響で、開館時間が変更となる場合があります。
最新情報はホームページをご確認ください。
■休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)、年末年始
■入館料:一般600円、小・中学生300円、未就学児無料
■事前予約:オンラインによる事前予約が必要。
■駐車場:30台(無料)

精巧な食玩やジオラマがずらり!大人も夢中になる「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館」

精巧な食玩やジオラマがずらり!大人も夢中になる「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館」

フィギュアや食玩、模型など、精巧な造形物を生み出すことで世界的に知られる「海洋堂」のミュージアム。2020年7月にリニューアルし、より見ごたえと遊び心のある空間になりました。
館内には5つの展示室があり、40年以上にわたって海洋堂が製作した4,000点以上の作品を紹介しています。誰もが憧れたヒーローやキャラクター、ボックスジオラマで表現した生き物たち、細部まで作り込まれた食玩、博物館や美術館の公式モデルなど、ジャンルもサイズも多彩なフィギュアがずらりと並んでいる様子はじつに壮観!子どもの頃に遊んだり見たりしたキャラクターや食玩に再会することも多く、一気にタイムスリップしたような気分を味わえます。また、日本一の品揃えを誇るカプセルフィギュアのコーナーでは、何度でも“ガチャガチャ”したくなってしまうはず。
フィギュアの塗装やジオラマ製作など、ワークショップも開催しています。世界に一つしかない自分だけの作品を、プロに教わりながら仕上げてみては。ワークショップは土日祝の10:00~16:00に開催。現在、受付制になっているので、詳しくはお問い合わせを。
(写真提供:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)

■滋賀県長浜市元浜町13-31
■TEL:0749-68-1680
■開館時間:10:00~17:00(最終入館は16:30)
■休館日:不定休
■入館料:高校生以上900円、小・中学生500円 ※未就学児は保護者1名につき1名無料
■駐車場:近隣のコインパーキング、市営駐車場(有料)を利用

~まとめ~

「ヤンマーミュージアム」や「海洋堂フィギュアミュージアム」などは、子どもから大人まで楽しめるスポットです。むしろ大人の方が夢中になってしまうコーナーも!一人でゆっくり展示品を堪能するもよし、知的好奇心を満たすデートを楽しむもよし、家族や友人と心ゆくまで遊ぶもよし。滋賀県の個性あふれるミュージアムで、思い思いの1日をお過ごしください。

(文:たかはし じゅんこ)

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