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投稿日:2022.05.20 Fri

清里高原に群生する白樺の“樹液水”を使った限定ビール「八ヶ岳ビール タッチダウン 白樺ビート“生”」が発売!

清里高原に群生する白樺の“樹液水”を使った限定ビール「八ヶ岳ビール タッチダウン 白樺ビート“生”」が発売!

萌木の村株式会社(山梨県北杜市高根町)のビール醸造・販売部門である八ヶ岳ブルワリーは2022年5月20日(金)、「八ヶ岳ビール タッチダウン」ブランドから、限定醸造品「白樺ビート“生”(以下、 白樺ビート)」を全国で限定発売します。

■いのち芽吹く、春の恵みを宿したビール
白樺ビートは、春先の一時期にだけ採取できる天然の「白樺樹液水」を、全国に先駆けて(※1)仕込み水の一部に利用した非常に貴重なビール(※2)で、ビアスタイル(ビールの種類)はピルスナーとなります。
※1:弊社調べ(2009年)。
※2:税区分は発泡酒。

カバノキ科の落葉樹である白樺は3月から4月にかけ、春の芽吹きに備えて地中から吸いあげた大量の水分を幹のなかに保持します。この「白樺樹液水」は、ミネラルを豊富に含み、古来から人々の生活を潤してきたことから“森の看護士”と呼ばれることも。ほのかな甘味を持つことから、飲用に加えて人工甘味料「キシリトール」の原料になるほか、保湿力の高さから化粧品等にも利用されています。

■白樺の“おすそ分け”を仕込みに活用
そんな樹液水を、標高約1230m に位置する八ヶ岳ブルワリーは、まだ高原に雪が残る3月から4月にかけ、同社敷地内に群生する白樺の木々から毎年少しずつ “おすそ分け”してもらいます。夜のうち、光沢を帯びた白色の樹皮に直径および深さ2cm ほどの小さな穴を開け、ビニール管の片方をその穴に、もう片方を容器に差し込みます。そうして、ゆっくりと滴ってきた樹液を明け方に回収します。

採取できるのは1年のうち3週間ほど。一定の期間を過ぎれば樹液水はピタリと止まってしまいます。また、大切なのは採集したあと、幹に開けた穴を同じような材質の木片で埋めること。そうすれば1年後にはかさぶたのように穴もふさがり、木々が枯れてしまうこともありません。

■ほのかな甘味とライトな飲み心地
そうして採取した白樺樹液水を数十リットル、ビールの仕込み段階(麦汁煮沸の終了間際)に投入したのが「白樺ビート」です。樹液水に含まれるほんのりとした甘味が活きるよう麦芽由来の糖は可能なかぎり発酵段階で使い切り、きりっとしたライトな飲み口ながらも、八ヶ岳ブルワリーらしい奥行きのあるモルトのうまみを活かしたピルスナーに仕上がりました。

ホップはドイツ産の「 ハラタウブラン 」とニュージーランド産の「 モチュエカ 」を使用し、白ワインのような上品で清涼感あふれるアロマを前面に押し出しました。苦味づけは控え目にした一方で樹液水のふくよかな甘味を活かした、八ヶ岳“らしさ”を満載したビールとなっています。

この「白樺ビート」は、2020年に英ロンドンで開催された「World Beer Awards(ワールド・ビア・アワード) 2020」の International Lager 部門で 世界最高賞を獲得しました。「World Beer Awards」とは、イギリスで2007年から毎年開催されている世界最大級のビールコンペティション。事前に銘柄の情報を知らせない“ブラインドテイスティング”形式で厳格な審査が行われる本大会には、2020年は世界50か国以上から2,200超のビールが出品されています。

「白樺ビート“生”」は、「八ヶ岳ビール タッチダウン」公式オンラインショップのほか、直営店「萌木の村 ROCK」(山梨県北杜市清里)、さらには全国の酒販店・小売店で購入できます。

【「白樺ビート“生”」商品概要】
品名:八ヶ岳ビール タッチダウン 白樺ビート“生”(やつがたけビール タッチダウン しらかばビート なま)
品目:発泡酒
醸造方式:下面発酵(無ろ過・非加熱)
原材料:大麦麦芽、ホップ、白樺樹液水
仕様:330mlボトル、15L樽
発売日:2022年5月20日(金)
▼販売場所(直営店):
ブルワリー併設レストラン「萌木の村 ROCK」
山梨県北杜市高根町清里3545 萌木の村内
https://rock1971.jp/
▼販売場所(オンライン):
「八ヶ岳ビール タッチダウン」公式ECショップ
https://www.yatsugatake-beer.com/

【「八ヶ岳ビール タッチダウン」ブランドサイト】
https://www.yatsugatakebrewery.com/

■ 八ヶ岳ブルワリーについて
八ヶ岳ブルワリーの出発点は、“第一次地ビールブーム”のさなか、かつてキリンビールで「一番搾り」等の醸造開発責任者を歴任した日本最高峰のビール職人 山田一巳(やまだ・かずみ)氏が清里へやって来た1997年に遡ります。40年以上勤めたキリンビールを定年退職した山田氏に「清里で山田さんのビールをつくって欲しい」というラブコールを送ったのは、清里「萌木の村」創業者である舩木上次(ふなき・じょうじ)氏。呼びかけに応じた山田氏は、自身の経験のすべて注ぎ、清里の地で再びビールづくりに情熱を注ぐこととなりました。そうして生まれたビールが「八ヶ岳ビール タッチダウン」です。タッチダウンの名は、“清里開拓の父”と言われるポール・ラッシュ博士(Paul Rusch:1897~1979)が、アメリカンフットボールを日本に広めた伝道師としても知られることから名付けられました。創業から20年余年の時が流れた現在は、山田氏の夢を受け継いだ若き醸造家たちが躍動する新しい時代に。同ブルワリーはこれからも創業時と変わらない情熱で、清里高原から最高のクラフトビールを生み出し続けていきます。

■萌木の村について
標高1200m、およそ1万坪の敷地内に、ホテル、レストラン、ビール醸造所、各種店舗や体験工房、メリーゴーラウンド、オルゴール博物館などが点在する「 萌木の村 (もえぎのむら)」には、“清里開拓の父” であるポール・ラッシュ(1897~1979)先生が生涯愛した清里高原の原風景が広がっています。2012 年からはランドスケープデザイナー、ポール・スミザー ( Paul Smither )氏監修のもと、10年の歳月をかけ、700種超の植物が育つ「ナチュラルガーデンズMOEGI」が整備されました。完全無農薬&無肥料でつくられたガーデンとしては日本でも類をみないほど広大な敷地のなか、八ヶ岳南麓の大地に息づく微生物たちの力を借りて、すべての生き物が共生する美しい庭で「自然の韻(うた)」に耳を澄ませてください。

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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