トップページ >特集

投稿日:2025.11.24 Mon

車の冬支度を始める時期!今すぐ確認すべき点検項目まとめ

車の冬支度を始める時期!今すぐ確認すべき点検項目まとめ

本格的な冬を迎える前に行っておきたいのが、マイカーの点検と冬支度。雪や路面凍結に備えてスタッドレスタイヤへの交換をはじめ、カーバッテリーやエンジンオイル、冷却水のチェックなど、冬の安全なドライブに欠かせない点検項目を解説します。早めにマイカーの冬支度を整えることは、予期せぬトラブルを避けるコツにもつながります!

朝晩の冷え込みを感じたらそろそろ冬支度のタイミング

朝晩の冷え込みを感じたらそろそろ冬支度のタイミング

朝晩の冷え込みを感じたら、そろそろマイカーの冬の用意を始めるタイミングです。早めに準備を始めることで、以下のようなメリットがあります。

● 急な降雪や冷え込みへの余裕を持った対応ができる
● 繁忙期を避け、スムーズに冬のタイヤへ交換ができる
● 気温低下による車両トラブルを防止できる
● 降雪前の防サビ対策を施す時間がある

本格的な冬が始まると、カー用品店やディーラーでのタイヤ交換の予約が取りにくくなったり、スタッドレスタイヤの価格が上昇する傾向があります。気温の低下はバッテリー上がりやエンジンオイルの硬化、ウォッシャー液の凍結といったトラブルを引き起こすこともあるので、消耗品の点検は早めに行っておくと安心です。また路面の凍結を防止する融雪剤は、車にとってはサビの要因に。雪道へ出かける予定がある方は防サビ対策も事前に行っておきましょう。

冬が来る前に確認したい点検項目

冬が来る前に確認したい点検項目

冬の運転では、凍結や積雪によるスリップ事故などのリスクが高まります。こうした危険を防ぐためには、事前の準備と点検が大切です。ここでは特に重要な6つの点検ポイントを解説します。

①スタッドレスタイヤの状態チェック

①スタッドレスタイヤの状態チェック

スタッドレスタイヤの交換時期の目安は、お住まいの地域の初雪予報の1カ月前や、最低気温が7℃を下回る日が続くようになった頃です。雪が降らない地域でも、路面凍結の恐れがあるため早めの交換が安心です。

また新しくスタッドレスタイヤを新調する場合も早めの交換が吉。新品タイヤの性能を引き出すための慣らし運転の時間を確保できるほか、シーズン本格化による店舗の混雑や、希望するタイヤの在庫切れといった事態も避けられます。以前使用していたスタッドレスタイヤへ交換する際は、タイヤの状態を必ず確認しましょう。溝の深さが十分に残っていても、保管状態によってはゴムが硬化していたり、ひび割れが発生し、本来の性能を発揮できないケースがあります。タイヤの状態を調べたい方はタイヤ専門店で事前に確認してもらいましょう。

②エンジンのかかり具合とカーバッテリーの状態をチェック

②エンジンのかかり具合とカーバッテリーの状態をチェック

エンジンのかかり具合は、車のバッテリーの状態を判断する重要な指標です。エンジンを始動した際に、セルモーターの回転が弱い、またはエンジンがスムーズにかからないといった症状がある場合は、バッテリーの電力が低下しているサインかもしれません。特に気温が下がる冬は、バッテリー内部の化学反応が鈍くなり、電圧が低下することで「バッテリー上がり」などのトラブルが増加します。

一般的にバッテリーの寿命は3年程度とされていますがこれはあくまで目安。車の使い方によって寿命は変わります。予期せぬトラブルを防ぐため、劣化のサインが見られる場合や、長期間使用しているバッテリーは、本格的な冬が来る前に交換を検討しましょう。交換時期が分からない方は、カー用品店などで実施しているカーバッテリーの無料点検を利用するのもおすすめです。

③エンジンの冷却水の点検

③エンジンの冷却水の点検

エンジンを冷やしたり、金属部品のサビや腐食から守る役割を果たす冷却水。また真冬でも凍結し辛い特徴があります。しかし劣化した冷却水を使い続けると、その効果を発揮できなくなり、冬でもオーバーヒートを引き起こす原因となります。冷却水の交換目安は2~3年に1回が目安。点検や交換は専門的な知識を要するため、整備工場などの専門業者に依頼すると安心です。

④本格的な冬を迎える前にエンジンオイルのチェック

④本格的な冬を迎える前にエンジンオイルのチェック

冬場の気温低下は、エンジンオイルを硬くさせ、始動時のエンジン内部の抵抗を増やす原因となります。そのため、冬を迎える前にはエンジンオイルの状態を確認することが重要です。

現在の自動車用オイルは、季節を問わず使用できるオールシーズンタイプが主流です。しかし、オイルは走行距離や使用環境によって徐々に劣化します。特に、夏場の高温下での走行はオイルへの負荷が大きく、劣化が進みやすくなります。劣化したオイルのまま冬を迎えると、低温時にエンジンを適切に保護できない可能性があるため、交換時期が近い場合や夏に長距離を走行した場合は、冬を迎える前に交換しておくと安心です。

エンジンオイルの粘度は「0W-20」のように表示され、「W」の前の数字が小さいほど低温時の性能が高くなります。例えば「0W」のオイルは-35℃の低温環境まで対応可能です。お使いの自動車やお住まいの地域に適したオイルを選び、エンジンのコンディションを保ちましょう。

⑤水で薄めている方はウインドウォッシャー液の確認を!

⑤水で薄めている方はウインドウォッシャー液の確認を!

寒冷地へ車で出かける際は、ウインドウォッシャー液が凍結しないようにするため、ウォッシャー液の濃度管理が重要です。とくに普段、ウォッシャー液を水で薄めて使用している場合は注意が必要です。

ウォッシャー液は原液のまま使用するタイプと、規定の割合で水を加えて使う希釈タイプがあります。水で薄める量が多いほど凍結温度は高くなり、凍りやすくなります。冬が訪れる前に、ご自身が使用しているウォッシャー液の凍結温度を確認しておきましょう。

寒冷地にお住まいの方や、冬に降雪地帯へ出かける予定がある方は、寒冷地仕様のウォッシャー液もおすすめです。

⑥ライト・電装系

⑥ライト・電装系

冬は日没が早まり、ヘッドライトを点灯させる時間が長くなるため、ライト類の点検も重要です。以下のライト類が正常に点灯するかを確認しましょう。

● ヘッドライト
● ブレーキランプ
● バックランプ

ライトの球切れは整備不良として交通違反の対象となるだけでなく、事故を招く危険性もあります。特にブレーキランプやバックランプは運転者自身では気づきにくいため、注意が必要です。また、ライト点灯時間の増加は、暖房の使用とあわせてカーバッテリーへの負荷を増大させます。バッテリー上がりの一因ともなるため、ライト類とあわせてバッテリーの状態も確認しておくとより安心です。

冬支度で車に乗せておきたい非常用品

冬支度で車に乗せておきたい非常用品

冬のドライブでは、大雪による立ち往生など、予期せぬトラブルに備えることが重要です。万が一の事態に備え、以下のような非常用品を準備しておきましょう。

車の冬支度を始める時期!今すぐ確認すべき点検項目まとめ

(まとめ)早めの備えで冬も安心ドライブを

冬の予期せぬ自動車トラブルを防ぐためには、本格的な寒さが訪れる前に、早めの冬支度を整えておくことが効果的です。スタッドレスタイヤへの交換やカーバッテリーの状態確認といった基本的な点検を済ませて、冬本番は、安全で快適なドライブを楽しみましょう。

Posted by

Drive! NIPPON編集部

Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。

» language / 言語