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「仙人が酔う程に美しい島」という由来で名づけられた仙酔島。鞆の浦港から船で5分という距離にある瀬戸内海の景勝地で、皇室の方々が幾度も訪問されている由緒ある島でもあります。元は厳島神社の候補地ともいわれるパワースポット。癒しを求める場所としても人気急増中の仙酔島をご紹介します。
(写真提供:広島県)
仙酔島へのアクセス
仙酔島へのルートは「鞆の浦港から渡船」の1本のみ。
所要時間は5分程度になっています。
鞆の浦港まではJR福山駅からバスで20~30分程度となっています。
船は車の乗り入れができませんので、鞆の浦のパーキングに停めて島へ向かいます。

お願い事が叶うと言われるパワースポット「龍神橋」
乗船場から「人生感がかわる宿ここから」の方向へと歩みを進めると、龍神橋があります。田ノ浦海水浴場へ向かうと龍神橋をくぐる形になるのですが、せっかくなので階段を登って橋を渡ってみてください。この橋は龍神様の背に乗ることができる橋と言われ、以前は松の木でその姿を見せてくれていたという神秘的なスポット。お願いごとを1つだけ聞いてくれます。祈願のための渡り方には、お作法がありますので、橋の横にある看板を一読くださいね。龍神様を起こさないように静かに渡った後の山道に、龍のうろこと呼ばれる三角形の石があります。お願い事が叶うと言われていますので、探してみてくださいね。

手水のような役割を果たすデトックス風呂「江戸風呂」
「人生感がかわる宿ここから」にある江戸風呂。島全体がパワースポット=神社だとすると手水のような役割を果たすともいわれています。館内で入浴料を支払ったら、デトックス効果が期待されるしょうが茶を1杯いただくことができます。そこから天然のデトックス入浴が本格的にスタート。宿おすすめの入浴方法だと90分程度要します。入浴はほとんどが露天風呂。Tシャツと短パンで、洞窟風呂や海水の塩分濃度を高めた母の胎内風呂、季節の薬草風呂などさまざまなお湯につかっていきます。母の胎内風呂は、濃度の高い海水なので力を抜くと自然に体が浮かび、心地よいひとときを過ごせます。体に毒素がたまっているとそこは沈んでしまうのだそうです。順序通りに入浴すると、たくさん汗をかいて体がすっきり。お肌もつるつるになっていきますよ。内湯で上がり湯ができますので、砂や海水はしっかり落とせますのでご安心を。日帰り利用もOK。予約も不要です。

海と大地の力を充電!サウナーにも注目のスポット「洞窟風呂」
江戸風呂の1つ洞窟風呂は、3つの洞窟に入ります。「海藻」「ヨモギ」「ビワの葉」を薪で炊いた蒸し風呂で、海藻から順にサウナのように入っていきます。ただし、サウナのような高温ではなく心地よく入れる低温のお風呂。10分程度入り、サウナでいう水風呂の役割を果たすのが「世界一大きい天然風呂」=海。そのまま浜へ階段を下りて海に体を沈めます。体が包まれた後は、砂浜をはだしで少し歩くことがおすすめなのだとか。サウナの外気浴効果とともに、田ノ浦海水浴場の砂は、体に溜まっている電磁波を放出できる「電磁波アース」効果があると言われています。足でアーシングすることでその効果が期待されます。洞窟ごとにこの工程を繰り返すことで、まさに体がととのい、心身ともにリフレッシュができますよ。

世界55カ所、日本で唯一と言われる珍しい岩を眺める「五色岩」
田ノ浦海岸から遊歩道を伝っていくと、五色岩が見られます。世界で55カ所しかないと言われる青、赤、黄、白、黒の五色の岩の連なりは、地球の不思議を感じずにはいられないダイナミックな自然美を拝めます。太古の昔にマグマが隆起してできた岩は、そのエネルギーの高さから「ハレの地」とも言われています。一説によると「永遠なる幸せをもたらす」五色伝説の地ともいわれ、島内の代表的なパワースポットでもあります。五色岩へは赤岩展望台や蝶の道方面からも行くことができます。悪天候が続いた場合は、遊歩道が通行止めになることもありますので、遊歩道の近くの立て看板をチェックしてください。

宿泊者にはとっておきの来光が拝めるスポット「烏ノ口展望台」
仙酔島で1泊した人だけが楽しめる特権は、やはり日の出を見ること。仙酔島では「烏ノ口展望台」が朝日の絶景ポイントです。宿から海岸沿いの遊歩道を五色岩の方向へ歩いていくと、閃きの門に到着します。ここは高いエネルギーがあると伝えられており、瞑想する人も多いのだとか。せっかくなのでその高い波動を浴びて、遊歩道を進んでいきます。そのゴールにあるのがお目当ての烏ノ口展望台。瀬戸内海から生まれたての太陽を見つめる雄大な時間を過ごすことができます。ご来光にお願いごとをしてみてもいいかもしれませんね。日中は瀬戸内海のブルーが美しく、景観を楽しめる場所としても必見です。
