レース観戦はレースに詳しくなくても大丈夫。サーキットへ一度足を運んでみると、また行きたくなってしまう魅力がたくさんあります。ただ、そうは言ってもレース観戦をしたことがなければ、その楽しみ方がなかなか分かりませんよね。
そこで、今回は、2024年5月4日に「富士スピードウェイ」で開催された『SUPER GT』レースの体験レポートを通して、サーキットでの過ごし方をレース観戦入門編としてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
(写真提供:TEAM SARD)
TABLE OF CONTENTS
目次
お出かけの前に
チケット
最初の一歩はチケットの購入です。事前に購入すると前売り料金で入場できる上に、指定席券やピットウォークパスの付いたオプションチケットも選択できます。オンラインやコンビニでの購入が可能なレースがほとんどですので、事前に手配しておきましょう。まずは最寄りのサーキットで開催されるレースなどの日程やチケットの販売状況を公式サイトでチェックしてみてくださいね。
服装や持ち物
サーキットは山の中にあることが多いため、気温や天候の変化に注意が必要です。服装は重ね着で調節しやすいものがおすすめ。熱中症予防にはつばのある帽子が必須。雨具は傘よりもカッパやポンチョの方が安全です。また、爆音に慣れていない方は耳栓やイヤーマフを持っていくと快適かも。日焼け止めや首に巻くタオル、小さな双眼鏡などもあると便利です。持ち運びに使うカバンは手提げよりも両手が自由になるリュックの方が疲れにくいです。また、写真や動画の撮影に夢中になるうちに、スマホのバッテリーが切れてしまい友人や家族と連絡が取れなくなってしまうこともありますので、モバイルバッテリーも持参すると良いでしょう。
さらに折り畳みのイスやポップアップテントがあると休憩時にとても便利ですが、持ち込み可否はサーキットによって異なるので事前に公式サイト等で確認しましょう。
(写真提供:FSW)
いよいよ観戦当日
レース開始前のお楽しみ
サーキットではメインイベントである決勝レース以外にも、予選レースやサポートレース(関連団体の別カテゴリーのレース)、決勝レースに出場するドライバーが登場するトークイベント、アーティストやDJによるライブステージイベントなどが開催され、決勝レースをもりあげます。
イベントエリアでは地元グルメの屋台や、出場チーム・スポンサーによる車両展示、会場限定グッズやミニカー等の物販をはじめ、レアなカスタムパーツの販売など、掘り出し物が満載です。お目当てのグルメやグッズは、あっというまに売り切れになるので決勝スタート前に要チェック。
(写真提供:TEAM SARD)
また、ピットウォークパスを購入してピットウォークに参加すれば、選手やレース車両を間近で見ることができ、決勝レースが何倍も楽しくなること間違いなし。
(写真提供:TEAM SARD)
レース中の楽しみ方
レースのスタートはスタンドからの観戦をおすすめ。予選で決まった順番に並んだマシンたちを先導するペースカーがスタンド手前で退避すると、いよいよ決勝レースのスタートです。
大爆音とともにフル加速で駆け抜けるマシンたちが第1コーナーへの一番乗りを競って飛び込んでいく様子は、レース序盤の一番の見どころ、大歓声の上がる瞬間です。
また『SUPER GT』のようなセミ耐久やスーパー耐久など長時間を戦うレースでは、観戦場所を変えながら楽しむのがおすすめ。特にレース中盤から後半は、S字コーナーやシケインなどでのマシン同士の駆け引きや、ピットストップ時のタイヤ交換や給油作業がみどころとなります。スタンドから離れていてもレースの経過は場内放送や大型ビジョンで確認できますし、場内ライブ配信も行われています。レース終盤にはスタンドに戻ってきてフィニッシュや表彰式で声援を送りましょう。
(写真提供:TEAM SARD)
サーキットを駆け抜けるマシンたちを眺めるだけでなく、マシンとドライバーをサポートするピットクルーや、コース各所でドライバーに対し重要な情報を旗で知らせるマーシャルの動作など、レースに関わる人たちの迫力ある様子を目の当たりにすれば、初めての観戦でも一生の思い出になることでしょう。
サーキット施設内のおすすめスポット
富士モータースポーツフォレスト ウェルカムセンター
レース観戦をより楽しみたいなら、観戦前にモータースポーツに関する展示を見学したり、体験コンテンツを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ここ、富士モータースポーツフォレスト ウェルカムセンターには、モータースポーツにまつわるさまざまな車両展示や体験コンテンツがあり、レース観戦は初めて、という人にはぜひ訪れてほしいスポットです。
エントランスフロアでは実際にレースに出場した車両を間近に見ることができます。普段乗ってるクルマとどこが違うのかを探してみるとおもしろいかも。
■住所:静岡県駿東郡小山町大御神字中島627
■TEL : 0550-75-7151
■開館時間:10時~17時(冬季 10時~16時)
※レース日や特定のイベント日は営業時間が変動する場合があります
■休館日: 公式サイトで御確認ください
※展示車両入れ替えや施設点検日などは臨時休業する場合があります
■入館料:無料
■URL:https://fujimotorsportsforest.jp/news/xp-jmecob
(写真提供:FSW)
ルーキーレーシングガレージ
ウェルカムセンターに連結したルーキーレーシングガレージでは、普段は見ることができないレーシングチームのガレージにて、現役のレース車両を整備している様子を間近に見ることもできます(※レース開催日など特定日には見学できないことがあります)
(写真提供:FSW)
富士モータースポーツミュージアム
富士モータースポーツミュージアムは、約130 年にわたるモータースポーツの歴史を世界のレーシングカーやラリーカーなどでたどる博物館です。
特に常設展示車両は国内外の自動車メーカなど14社以上と連携して期間ごとに入れ替えるという力の入れようなので、何度訪れても新しい発見がありますよ。
■住所:静岡県駿東郡小山町大御神645
■TEL : 0550-78-2480
■開館時間:10:00~17:00(入館の最終受付は各日閉館30分前まで)
■休館日: 公式サイトで御確認ください
※予約のお客様優先のため、事前予約をお薦めいたします
※展示車両入れ替えや施設点検日などは臨時休業する場合があります
■入館料:公式サイトで御確認ください
■URL:https://fuji-motorsports-museum.jp/
(写真提供:FSW)
30度バンクメモリアルパーク
富士スピードウェイに来たら必ず訪れてほしいスポットがここ、30度バンクメモリアルパークです。バンクとは傾いた曲線路のことで、カーブを曲がる時に掛かる遠心力が下向きに掛かるかわりに高速でカーブを駆け抜けることができるという、日常ではまずお目に掛かれない形状のコースです。この30度バンク、アメリカのインディーカーではお馴染みですが事故も多く危険ということで1974年に閉鎖され、今ではメモリアルパークとして 整備され、散策することができます。このバンクを50年前のマシンで200km/h近い速度で駆け抜ける姿を想像してみてください、その過酷さは想像に余りあります。
レースの爆音でちょっと疲れてしまったときは、こちらで小休止するのがおすすめです。
知る人ぞ知るスポットなので、あまり人が来ない場所なのです。
(写真提供:FSW)
サーキット施設近隣のおすすめスポット
道の駅ふじおやま
道の駅ふじおやまは、東名高速足柄スマートICからも近く、富士スピードウェイ観戦帰りの小休止におすすめ。ここでは地元ブランド米「ごてんばこしひかり」の米粉100%で作られた「金太郎バウム」や、地元の人気珈琲店「山下珈琲」とのコラボで生まれた「ふじおやまブレンド」をはじめ、地元素材をふんだんに使ったお弁当やお菓子をお買い求めいただけます。また併設のレストランでは、富士山を望みながら地元産コシヒカリを使ったお食事も楽しめます。
■住所:静岡県駿東郡小山町用沢72番地の2
■TEL : 0550-76-5258
■営業時間:7時~20時 ※施設により営業時間が異なりますのでご注意ください
■URL:https://fujioyama.co.jp/index.html
小山町民いこいの家 あしがら温泉
サーキット観戦で疲れた体をリラックスさせるなら、やはり温泉でしょう。
刺激が少ないアルカリ性単純温泉は、疲労回復に効果があるとか。
露天風呂からは霊峰富士が一望でき、心身ともにリラックスできること間違いなしです。
湯船に浸かったあとは、庭園を散策するのも良いでしょう。
目前には富士外輪山の景色や、さきほどまで興奮の渦だった富士スピードウェイを望むことができます
■住所:静岡県駿東郡小山町竹之下456-1
■TEL : 0550-76-7000
■営業時間:10時~21時(最終受付20時)
■定休日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休館)
■URL:https://www.ashigaraonsen.jp/
足柄サービスエリア
サーキット観戦の帰り道、高速道路での帰り道、お土産、トイレは大丈夫ですか?高速道路に乗ったらしばらくの間、休憩できる場所はありませんよ?
ここ足柄サービスエリアは、富士スピードウェイから最も近いサービスエリア。これからのロングドライブに備えて準備を整えるのに最適のスポットです。
東京方面の上り線、名古屋方面の下り線それぞれに一押しのグルメやお土産がありますので、詳しくはこちらの特集記事を参考にしてみてくださいね。
https://www.drivenippon.com/pickup/66446/
まとめ
富士スピードウェイでのSUPER GT観戦は、初心者でも楽しめる魅力がいっぱいです。レースの迫力や興奮、そしてサーキットでの様々な楽しみ方を体験し、思い出に残る一日を過ごしましょう。
そしてなにより、無事帰宅するまでがレースウィーク。帰りはあせらず、余裕をもって安全運転で。
2024年SUPER GTは今後以下の日程・場所で開催されます!
あなたもSUPER GT観戦に出かけてみませんか?
では、次のレースでお会いしましょう!
(写真提供:TEAM SARD)
SUPER GT 今後の日程の詳細
第4戦 富士スピードウェイ 8/3~ 8/4
第5戦 鈴鹿サーキット 8/31~9/1
第6戦 スポーツランドSUGO 9/21~9/22
第7戦 オートポリス 10/19~10/20
第8戦 モビリティリゾートもてぎ 11/2 ~11/3
Posted by
Drive! NIPPON編集部
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