
※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。
忙しい日常と厳しい暑さをすり抜けて、涼しい”十和田時間”に浸りませんか?新緑や紅葉の名所として知られ、四季折々の魅力を持つ十和田湖・奥入瀬渓流エリアですが、夏は避暑地にぴったりなんです。青森県から秋田県にまたがる全長14kmの奥入瀬渓流をドライブ&ウォークでめぐり、心と体に癒しのごほうびを。

奥入瀬さんぽのスタートは「奥入瀬渓流館」で観光情報を仕入れ、お土産もリサーチ
奥入瀬渓流の玄関口に位置する「奥入瀬渓流館」は、2021年春にリニューアルしたばかり。自然情報の展示やガイドサービスカウンターに加え、ミュージアムショップ、青森りんご専門店「あら、りんご。」カフェが入る奥入瀬観光の拠点です。ショップには苔のテラリウムやアクセサリー、奥入瀬とちみつを使ったお菓子と、奥入瀬渓流の自然をテーマにしたアイテムがラインラップ。カフェでは「りんごサイダー」などオリジナルのドリングやスイーツが楽しめます。また隣の「奥入瀬湧水館」では、奥入瀬の苔を表現した名物「苔ソフト」が人気。
■青森県十和田市奥瀬栃久保183
■営業時間:4月中旬~11月中旬9:00〜17:30(冬季は16:30まで)
■休館日:無休
■アクセス:十和田市街地から車で約25分(約23㎞)

奥入瀬渓流で唯一の売店がある「石ヶ戸休憩所」。徒歩or自転車で散策に出かけよう
車道沿いに駐車場とトイレ、自動販売機コーナーなどを備えた休憩所が整備されているので、ここから渓流散策に出かける人も多数。奥入瀬渓流館・JRバス「子ノ口」バス停と並ぶレンタサイクルの拠点の一つです。休憩所の階段を下りるとその昔「鬼神のお松」という美女の盗賊がここを棲み処とし、旅人を狙ったという伝説が残るビューポイント「石ヶ戸」がお目見え。「石ヶ戸」とは方言で〝石でできた小屋〟の意味で、大きな岩の一方がカツラの巨木に支えられた景観が岩屋のように見えることが名前の由来とされます。
■青森県十和田市奥瀬1-12
■営業時間:8:30~16:30
■定休日:なし ※年末年始(12/31~1/1)休業

「阿修羅の流れ」から十和田湖畔「子ノ口」までの約7㎞は特に見応え満点
常にしっとりと水気を含んだ空気が流れる渓流沿い。遊歩道は滑りやすいところもあるため、快適に渓流散策を楽しむならトレッキングシューズまたは長靴を用意しておくと便利です。樹木、野草、苔、野鳥などさまざまなものが観察できますが、中でも奥入瀬を代表する激しい流れが白い水しぶきを上げる「阿修羅の流れ」、高低差20mの高さを三段になって流れ落ちる水量豊かな「雲井の滝」、奥入瀬渓流本流にかかる唯一の滝で幅20mもある「銚子大滝」は見応え満点です。でも何と言っても一番の楽しみは、胸いっぱいに吸い込む清涼な空気…かもしれませんね。
※画像はイメージです

訪れるたび表情を変える神秘の「十和田湖」。夏場はカヌーやクルージングのベストシーズン
渓流を抜けた先には神秘の十和田湖。天気や時間帯によって変幻自在の美しさを見せます。湖の周りを囲む国道沿いに展望スポットが点在しているほか、湖畔南部「休屋」には食事処や宿泊施設、クラフトショップなどが集まっており、ランチや休憩にぴったり。湖畔のウォーキングエリアの奥では十和田湖のシンボル「乙女の像」が出迎えてくれます。また休み屋は気軽に湖上に出られる遊覧船やレンタルボート、カヌーツアーやモーターボートクルージング(要予約)の発着所ともなっています。

こけ玉にひょうたんランプ。「奥入瀬モスボール工房」で〝小さな奥入瀬〟をお持ち帰り
十和田市内から車で約30分、温泉と宿泊施設が集まる「奥入瀬渓流温泉」エリアに2021年春、移転オープンした「奥入瀬モスボールパーク」。奥入瀬渓流の自然美をモチーフにした「こけ玉」と「ひょうたんランプ」の制作体験が人気です。
こけ玉は植物の根を包んだ玉の表面をこけで覆って作り、約30分で完成。自宅でいつでも〝小さな奥入瀬〟を鑑賞できます。また、ひょうたんランプは個性的なひょうたんの中から好みのものを選び、表面に穴を開けて制作します。所要時間は60分程度。自然の中で作る世界にたった一つの作品は、最高のお土産になりそうです。
■青森県十和田市大字法量焼山64-195 奥入瀬モスボールパーク内
■TEL:080-2165-7454
■営業時間:9:00~16:00
■定休日:火曜日
