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長良川沿いに北上し、郡上八幡をぶらり
長良川鉄道は、岐阜県の美濃太田駅を起点に北濃駅まで走る、全長72.1キロメートルのローカル線。うち50キロメートルを長良川に寄り添うように走るため、風光明媚な景色が楽しめます。地元の足として愛される同鉄道に2016年、観光列車「ながら」が登場。緑の山間を颯爽と走るロイヤルレッドの車両は一躍人気を集め、ローカル線とは思えないにぎわいを見せています。ランチやスイーツ、地酒を味わえるプランもあり、約1時間半の列車旅はあっという間。「ながら」終点の郡上八幡ではレトロな町並みを散策でき、盛りだくさんの1日になりそうです。

名車両でおなじみ、水戸岡鋭治氏がデザイン
山々の緑、川の青、雪の白にひときわ映える、艶やかなロイヤルレッドの「ながら」。豪華列車「ななつ星in九州」など多くの名車両を手掛ける水戸岡鋭治氏がデザインした、おしゃれな車両も見どころです。「森号」の車内には柄が異なるソファ席や窓際のカウンター席があって、カフェのような寛ぎ感。関市の刃物や郡上藍染、東濃ヒノキの窓枠といった地元の名産品もインテリアに使われ、美しい手仕事に思わず見とれてしまいます。

レストラン車で地元の美味を味わう、豊かな時間
ちょっと贅沢な列車旅を楽しむなら、レストラン車「鮎号」のプランに注目です。個室風のボックスシートでテーブルを囲み、沿線のホテルやイタリアンレストランのシェフが手掛ける美味に舌鼓。長良川の鮎や飛騨牛を使ったランチや色鮮やかなスイーツを味わいつつ、会話を楽しみ、景色を眺めていると、日常の慌ただしさを忘れてしまいます。途中、長良川にかかる橋梁を渡るときは徐行運転をしてくれるので、シャッターチャンスも逃しません。
※料理写真はイメージ

「川風号」では、地酒片手にほろ酔い気分!
2018年から新たに加わったのが「川風号」。郡上八幡を午後4時頃に出発する「ほろ酔いプラン」は地酒2本と奥美濃のお母さんたちがつくるおつまみが付き、帰りのひとときも素敵な旅に変えてくれます。この車両はクラウドファンディングで多数の支援を集めて実現したもの。観光列車には珍しいロングシートは、通勤・通学の足にも利用する狙いがあるからだとか。日本の原風景を走るローカル線の旅は、地域の暮らしが垣間見えてホッと心が和みます。
