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投稿日:2022.07.11 Mon

由布院の原風景を感じる「界 由布院」8/3開業。コンセプトは「棚田暦で憩う宿」

由布院の原風景を感じる「界 由布院」8/3開業。コンセプトは「棚田暦で憩う宿」

星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」は2022年8月3日、大分県・由布院温泉に「界 由布院」を開業します。「界 由布院」は、「界」の20施設目で、九州においては、大分県の「界 阿蘇」、「界 別府」、鹿児島県の「界 霧島」に続き4施設目です。コンセプトは「棚田暦で憩う宿」。宿の中心には由布院の原風景のひとつである棚田が広がり、季節の移ろいが映し出されます。コンセプトコピーではその情景を「棚田暦」と表現しました。四季折々に表情を変える棚田の情景に癒される温泉宿です。

界 由布院の位置する大分県の、大分という地名は、「大いなる田」から由来しており、田んぼや棚田にゆかりがあるエリアです。界 由布院は、国内有数の源泉数・湧出量を誇る、大分県由布院温泉、由布岳をのぞむ静かな立地に位置します。施設の敷地には、由布院の原風景のひとつである棚田を宿の中心に配置。由布院の原風景を感じる棚田や由布岳の望む風景が、四季折々に色づく景色をたのしむことができる温泉宿です。例えば、爽やかな青空が映り込む田植え前の水鏡、田植え直後の瑞々しい新緑、豊かに実る稲穂の金色、晩秋の藁こづみ(*1)など。棚田を囲むようにつくられた施設の設計・デザインは、界 別府に引き続き、隈研吾氏に依頼。棚田の情景を感じ、温泉に癒され、のんびりと過ごすことができます。
*1 稲わらを乾燥させるために刈田に積み上げたもの

■棚田で感じる四季の移ろい
春の田植え前は、棚田に水が張られ、水鏡のように爽やかな青空や周囲の風景を映し出します。田植え後は、若苗の瑞々しい新緑が広がり、夏になると成長した稲が風に揺れ、そよそよと涼やかな音色を奏でます。秋には豊かに実った金色の稲穂により、棚田一面が金色になります。稲刈り後の藁こづみが置かれた棚田の風景は、由布院の冬の風物詩です。また、秋から冬にかけては朝霧に包まれ幻想的な風景をたのしむこともできます。一年を通して棚田が織りなす様々な情景や人々の営みを感じることができ、季節の移ろいに癒されます。

■宿の中心に広がる棚田を一望できる「棚田テラス」
宿の中心に広がる棚田を一望できる「棚田テラス」を配しました。棚田や、奥に広がる山々から季節の移ろいを感じることができます。縁側で寛ぐようにテラスの椅子に座れば、時間を忘れて由布院の原風景に入り込んでしまったかのような感覚に包まれます。開放的な空と四季で移り変わる棚田の情景を一望できるどこか懐かしい由布院の原風景を感じることが出来る空間です。

■客室:ご当地部屋「蛍かごの間」
「界」では、地域の文化に触れるご当地部屋を用意しています。界 由布院の全6タイプの客室すべてがご当地部屋「蛍かごの間」。全室に、螺旋状の形が特徴的な「蛍かご」から着想を得た照明を配します。「蛍かご」は、本来、藁をはじめとする素材で出来たかごに蛍を飼い、簡易的な照明として使用されるものです。界 由布院のご当地部屋に設置された「蛍かご照明」は、大分県の国東半島で栽培されている希少な七島藺(しちとうい)(*2)を使用しており、独特の風合いや優しい香りを身近に感じることができます。照明は、由布院の清らかな水辺に生息する蛍をイメージし、あたかも籠の中に蛍が生きているかのように淡い光が点滅します。また、竹を使用した設えをヘッドボードやソファに取り入れました。大分県は真竹の生産量が日本一(*3)であり、それらの竹材を使用した竹細工は伝統工芸としても有名です。客室の設えに、日本古来の人々の営みや風情を感じることができ、地域の伝統工芸や文化に触れることができます。
*2 主に畳表の原料となるカヤツリグサ科の多年草
*3 大分県ホームページ https://www.pref.oita.jp/site/kids/best.html

■温泉:由布岳をみながらの湯浴み
大浴場では、四季折々の花や紅葉で色づく雄大な由布岳を眺めながら、開放的な湯浴みがたのしめます。内風呂には、身体を芯から温める源泉かけ流しの「あつ湯」と、ゆっくりと湯に浸かり、心身ともにリラックスできる「ぬる湯」の2つの浴槽。また、露天風呂では、豊後富士とも呼ばれる由布岳を眼の前にのぞむロケーションでの湯浴みをたのしむことができます。界 由布院の泉質は単純温泉。低刺激な泉質は、優しく心身を癒します。

■食事:野山の恵みを堪能する特別会席
夕食は、プライベート感が保てる半個室のある食事処で、ご当地の食文化を生かし、猪肉や穴熊肉などの野山の恵みを堪能できる特別会席を提供します。先付は猪肉と椎茸をミンチにし、最中で挟んだ「猪と椎茸の最中パテ」。大分県名産の「かぼす」のドレッシングでたのしむクレソンサラダを添えており、後味さっぱりと味わえる一品です。その後、大分県名産である竹をモチーフにした器とともに、酢の物・八寸・お造りを一緒に盛り合わせた華やかな「宝楽盛り」を提供。そして、メインの台の物は、滋味豊かなスッポンの出汁に、牛肉、猪肉、鹿肉、穴熊肉の4種の肉をくぐらせる「山のももんじ(*4)鍋」。個性的なそれぞれの肉にあわせた4種のタレでたのしめる鍋料理です。また、ジビエの中でも珍しい穴熊肉は、独特の甘みを感じる脂身が特徴。脂身の味わいを引き立てる「かぼすおろし」で味わうのがおすすめです。
*4 猪や鹿などの獣肉のこと

【施設概要】
施設名称:界 由布院
所在地:大分県由布市湯布院町川上398番
TEL:0570-073-011(界予約センター)
客室数:45室(和室20室、露天風呂付客室20室、離れ5室)
付帯設備:ロビー、食事処、トラベルライブラリー、ショップ、湯上がり処、
大浴場(男女別、露天風呂各1、内風呂各2)、棚田
料金:1泊 35,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
アクセス:JR由布院駅より車で約10分、大分空港より車で約60分
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiyufuin/
開業日:2022年8月3日

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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