徳島県三好市、おとなの洒落た山の楽しみ方。観光列車「四国まんなか千年ものがたり」が乗客5万人を達成

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徳島県三好市にある大歩危駅と、香川県の多度津駅を運行区画とするJR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の乗車人数が5万人を達成しました。

「四国まんなか千年ものがたり」は2017年4月より運行が始まり、香川県の多度津駅から徳島県の大歩危駅の間を土日祝日を中心に、一日一往復しています。

その昔、徳島の人々は桃の節句になるとお弁当を持って近くの山へ出かけ、自然の中で一日を過ごす遊山(ゆさん)を楽しんでいました。緑豊かな野山で食べるお弁当は、格別美味しく感じられたそう。その遊山の歴史をコンセプトに作られた、野や山に遊びに出かける大人の洒落た小旅行を気軽に楽しめる本格的な観光列車です。

新型コロナウイルスが流行する前までは、乗車率は常に90%以上と高い人気を維持し続けています。

「四国まんなか千年ものがたり」の人気の一つに挙げられるのが、沿線地域の住民によるおもてなしです。列車に手を振って出迎えたり、乗客を歓迎する取り組みが運行開始以来ずっと行われてきました。住民の温かい笑顔の歓迎に、乗客の心も和みます。乗客5万人を達成した記念に風船を飛ばしてのお出迎えも。

沿線の見所には、平家落人の秘話や伝説が残る秘境の祖谷地方や、2億年の時を経て作られた吉野川の渓谷大歩危峡など、千年を超える歴史的な文化や背景が残され、雄大な自然の景色と共に、地元ならではの食や温かい人々との出会いを求める多くのファンを集めています。
11月の紅葉の時期には、美しく色づいた山々がお出迎え。目を見張るような美しい紅葉の景色に、日ごろの疲れも癒されるでしょう。

おとなの遊山が楽しめる「四国まんなか千年ものがたり」での特別な時間を過ごしに、徳島県三好市にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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