【大阪・高槻ドライブ】博物館で世界を学び、滝とお寺で癒される！家族で巡る夏の北摂

Ⓒ勝尾寺（かつおうじ）

大阪市と京都市の中間に位置し、落ち着いた街並みが広がる高槻市。高槻市は遺跡公園や古墳などが点在しており、歴史や自然に触れられる街としても知られています。今回は、博物館で民族学を学んだ後、滝やお寺などのパワースポットに立ち寄るドライブコースを紹介します。大人も子どもも楽しめる、夏休みの思い出づくりにぴったりな夏旅に出かけてみましょう。

文化人類学と民族学の世界最大級博物館 / 国立民族学博物館

国立民族学博物館は、民族学や文化人類学の研究や展示を行う博物館です。世界各地の民族や生活、文化の展示を見ることができる世界最大規模の民族学博物館として知られています。
国立民族学博物館の見どころは、「地域展示」「通文化展示」で構成される本館の展示です。地域展示では、世界をオセアニア・アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・アジア各地域に分け、それぞれの土地に根づく文化を紹介しています。オセアニアから東回りに地球を1周し、最後に日本の展示へたどり着くと、まるで世界旅行をしているような充実感を味わえます。通文化展示では、音楽と言語にフォーカスを当てた展示を行っています。民族楽器の演奏ができる体験コーナーでは、文化の違いや世界の多様性を肌で感じられるでしょう。

国立民族学博物館の詳細

住所 大阪府吹田市千里万博公園10-1 　営業時間 10:00〜17:00（入館は16:30まで） 　休館日 毎週水曜日（水曜日が祝日の場合は直後の平日）/年末年始（12月28日〜1月4日） 　料金 個人　一般780円／大学生340円／高校生以下無料 　駐車場 有料駐車場あり 　オフィシャルサイト https://www.minpaku.ac.jp/ 　

ダイナミックで美しいクールスポット。日本の滝百選、落差33mの大滝/ 箕面大滝

Ⓒ箕面市観光協会

国立民族学博物館で世界の文化に触れたら、30分ほど車を走らせて箕面大滝へと向かいます。箕面ドライブウェイの緑豊かな山道に入ると、まもなく箕面大滝に到着です。
箕面大滝は「日本の滝百選」にも選ばれた、日本を代表する滝のひとつです。流れ落ちる水の表面が、穀物をもみ殻などをふるい分ける農具「箕」に似ていることから、箕面大滝と呼ばれるようになったといわれています。
箕面大滝の魅力は、落差33mを誇る迫力。岩肌を流れ落ちる水の勢い、立ちのぼるしぶきと轟音が響き渡る様子は、まさに圧巻の絶景です。周囲には豊かな自然が広がり、生命力あふれる万緑を楽しむこともできます。大阪市街地よりも涼しい気候の箕面大滝は、ドライブの途中に立ち寄るクールスポットとしてぴったりです。

箕面大滝の詳細

住所 大阪府箕面市箕面公園 　営業時間 24時間 　駐車場 箕面駅前駐車場・市営大滝上駐車場 　URL https://www.mino-park.jp/about/182/ 　

勝運を呼び込むパワースポット！四季折々の美しい花々もお出迎え/ 勝尾寺（かつおうじ）

箕面大滝で涼んだ後は、そのまま山道を8分ほど進み勝尾寺へ向かいます。滝に続いて、「勝ち運の寺」として知られるパワースポットに立ち寄ってみましょう。
勝尾寺は、奈良時代に開かれたといわれる高野山真言宗の寺院です。1300年も前の時代から勝ち運を祈る人々に親しまれ、現在は受験やスポーツ、病気、商売など「人生のあらゆる場面で勝つ」勝ち運の寺として信仰されています。見どころは、境内の至るところに置かれた大小さまざまなダルマ。勝尾寺では「勝ちダルマ」と呼ばれるダルマに、目標や願いごとを託します。底面には人生の目的を、背中にはその年に達成したい目標を書き、右目を入れて日々の精進を誓います。そして、願いが叶った際には左目を入れて奉納棚に奉納します。また、境内に並ぶ小さなダルマの多くは、おみくじが入った「ダルマみくじ」。おみくじを引いた後は、自分の願いを込めて階段や石垣、建物の軒先など、好きな場所に置いて帰ることができます。勝尾寺は「花の寺」としても知られており、春の桜やシャクナゲ、初夏のアジサイ、秋の紅葉など、四季折々の花々と自然が境内を彩ります。どの季節に訪れても、その時ならではの美しさと出会えるのも魅力のひとつです。

勝尾寺の詳細

住所 大阪府箕面市粟生間谷2914-1 　料金 大人500円／小・中学生400円／未就学児100円／2歳以下無料 　営業時間 平日8:00〜17:00（最終受付16:30） 土曜日8:00～18:00（最終受付17:30） 日曜・祝日8:00～17:00（最終受付16:30） 　駐車場 有料駐車場あり※ハイシーズン時における特定日は予約制（詳細は公式 WEBサイト要確認） 　URL https://katsuo-ji-temple.or.jp/ 　

親子で学んで遊べる高槻の自然と生き物に出会える場所 / 高槻市立自然博物館（あくあぴあ芥川）

勝尾寺でパワースポットめぐりをした後は、高槻市駅方面へ35分ほど車を走らせます。茨木能勢線を通り、高槻市立自然博物館 あくあぴあ芥川へと向かいます。
高槻市立自然博物館 （あくあぴあ芥川）は、高槻の自然環境や生息する生き物について学べる自然博物館です。大型水槽や自然資料の展示、動植物の標本・剥製などで、高槻市を流れる芥川の水辺を紹介しています。高槻市立自然博物館の魅力は、子ども向けの自然観察会や自然ワークショップなどを定期的に開催していること。ふだん水辺の生き物や植物に触れる機会が少ない子どもたちへの貴重な学びの機会になるはずです。

高槻市立自然博物館 （あくあぴあ芥川）の詳細

住所 高槻市南平台5丁目59番1号 　料金 無料 　営業時間 10:00~17:00 月曜定休（祝日の場合は開館、翌平日に休館）、年末年始（12/28〜1/4） 　駐車場 有料駐車場あり 　URL http://www.omnh.net/aquapia/ 　

高槻市駅周辺の宿泊情報

日帰りのドライブプランをご紹介していますが、ドライブ後はゆっくりと体を休めてから帰りたいと思う方もいるでしょう。高槻市駅周辺～市街地には、アクセス便利なビジネスホテルや隠れ家的なゲストハウスもあります。旅のスタイルに合わせて宿泊先を選ぶことが可能です。日帰りでは味わえない、翌日の朝のお散歩やご当地の朝食を楽しんでから帰るのも、また旅の醍醐味です。

＜まとめ＞

世界の文化に触れ、滝で涼み、パワースポットで充電し、季節の草花や生き物との出会いを楽しむーー。今回は五感を通じてさまざまな「発見」と「癒し」を体験できるドライブプランを紹介しました。気ままなドライブも楽しいですが、どのルートで行こうか計画を練る過程も、ドライブ旅の醍醐味です。家族みんなで相談しながらオリジナルのドライブプランづくりも楽しみましょう！