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投稿日:2025.12.16 Tue
隠れた良い車。人気Youtuberウナ丼が語る Vol.3『輸入車になりたかった日本車と日本車になりたかった輸入車』

「新しい車、何にしよう…」と思った時に、YouTubeチャンネル『ウナ丼_STRUT_エンスーCARガイド』に辿り着いた方は多いのでは。3回の特別連載でウナ丼さんに語ってもらってきた、目立たないけどいいクルマのお話。最終回は「輸入車になりたかった日本車と日本車になりたかった輸入車」というテーマでお届けします。
(語り ウナ丼/まとめ:オフィスタマ㈱)
マツダ3ファストバックの中でもウナ丼の推しは最安グレードの「15C」

「♪クリームみたいな石鹸」ってありますよね、じゃあコレは聞いたことあります?「♪輸入車みたいなニッポン車」……今思いついたので知らないと思います。というわけで今回の「目立たないけどいいクルマ」は、輸入車になりたかった日本車と日本車になりたかった輸入車についてお話しします。
まずはマツダ3ファストバックについて。そもそも車名が数字なんて「ヨーロッパっぺー」。これはかつて同社のコンパクトカーが欧州では「323」と呼ばれていたことが出発点なんですよね。デザインも日本車って箱をベースに面に抑揚やスジ彫りを加えていくガンプラ的=2次元からの発想になりがちですが、これは「大理石の塊から彫り出しました!」的なヨーロッパ車的3D手法。リヤドア後ろの面なんてすごい(斜め後ろはぜんぜん見えないけどな!)


ただし私が推すのは最安グレードの「15C」(220万円)。出会ったきっかけはカーシェアでたまたまあったから。アプリで解錠し駐車場を出て、走り出した10mで衝撃「乗り味の濃厚さ、輸入車やん!」モデル最小の16インチ鉄ホイールに最弱エンジンながら、いや、だからこそスタビライザーに車体制御デバイスに、4輪ディスクブレーキ等々を全モデル標準装備とする車体作りの次元の高さがしっかり味わえました。上級グレードでは強大エンジンと豪華装備と大径ホイール等々で車重が増え「素」の味わいが相殺されちゃってたんでしょう、15Cのような感覚はなかったんですよ。
というわけで15Cおすすめ!と言いたいところですが2025年10月に販売中止。最安は「15S ブラックセレクション」(260万円)になりまして、ホイールも大径18インチになっちゃいましたが、車重は15Cと同じままゆえ味わいは残ってるはず。もし「なんか違うな」と思ったらメルカリで16インチを探そう!
楽しく走っても燃費は25.4km/Lと大健闘。ルーテシア フルハイブリッドE-TECH

さて欧州自動車界での省エネ車は「ディーゼルからいきなりEV(①)」、でも「やっぱハイブリッドやPHEVだ〜!(②)」と混乱の真っ只中ですが、ルノーは①の時代にEVとハイブリッドを並行開発した。これが②の時代に奇跡のマッチング、結果として「日本車になりたかった輸入車」ともいえるクルマを生み出した。それがルーテシア フルハイブリッドE-TECH。
これはトヨタ式と異なるアプローチながら、結果としてトヨタ同様にエンジンで走る領域が大きいユニークなもの。トヨタがプラネタリーギアと言う変速機を使って、エンジンとモーターの出力をヌメヌメと無段階に混合するのに対して、ルノーはマニュアル変速機を使って有段でサクサクとした食感(食感?)に仕上げたのです。


実際にルーテシアに乗ってみると、燃費を狙ったモデルなのにまぁ運転の楽しいこと。アクセルレスポンスは歯切れよく、回生の効く減速もダイレクト。ハンドルの手応えもやや重めで濃厚。これだけ楽しく走っても燃費は25.4km/Lと大健闘。日本車が得意とするハイブリッド領域に参入しても、ヨーロッパならではの爽快な回答を示しました。価格は399万円。絶対的に安かないけど国産ハイブリッドと同等以上の燃費とヨーロッパ車ならではの運転の気持ちよさを備え、輸入ものを買う意味がある一台です。
さて、ふと思ったんですがクリームみたいな石鹸だとシャワーで溶けちゃいそうで心配ですね!(溶けるわけない)

Profile
ウナ丼(うなどん)
クルマとバイク雑誌の編集長を経て2006年に独立し、自動車書籍出版社『エンスーCARガイド』を設立。出版物の告知で始めたYouTubeチャンネル『ウナ丼_STRUT_エンスーCARガイド』が、車両紹介専門へと変遷する中で認知が進み現在は登録者数 53万人。これまでに紹介した車両は1000台を超えています。
\ 記事企画の参考にしています! by 編集部 /
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