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投稿日:2025.10.10 Fri

更新日:2025.10.13 Mon

【長野・軽井沢ドライブ】文豪たちが愛した高原リゾート地へ(大人の秋旅Vol.1)

【長野・軽井沢ドライブ】文豪たちが愛した高原リゾート地へ(大人の秋旅Vol.1)

大人の秋旅Vol.1は、軽井沢ドライブプランを紹介します。

外国人宣教師によって避暑地として開かれた軽井沢。高原ならでは清澄な空気と異国の雰囲気は、多くの文人たちを魅力してきました。堀辰雄、室生犀星、有島武郎といった名だたる文豪が過ごした別荘や宿、その作品に描かれた小径や教会が今も残り、文学の世界へと誘います。
南軽井沢の文学館から始まり、歴史ある別荘街で文人ゆかりの地を訪ね、最後は浅間山麓に広がる北軽井沢の森へ。お気に入りの本を携えて、軽井沢文学の情緒と高原の自然にふれるドライブに出かけませんか。

  • START 軽井沢高原文庫
  •      移動 🚙で約10分      
  • ルグラン軽井沢ホテル&リゾート「実乃里」
  •      移動  🚙で約20分
  • 室生犀星記念館
  •      移動  🚙で約35分
  • ルオムの森
  •      移動  🚙で約60分(鬼押しハイウェーを利用)
  • 中棚荘

軽井沢を愛した文豪たちに出会う/軽井沢高原文庫

軽井沢を愛した文豪たちに出会う/軽井沢高原文庫

今回の旅は、明るくひらけた雰囲気のリゾート地、南軽井沢からスタート。上信越自動車道「碓氷軽井沢IC」から車でおよそ15分、最初の目的地「軽井沢高原文庫」へと向かいます。
明治の頃より避暑地として愛されてきた軽井沢は、多くの作家や詩人が集い、創作の舞台となり、交流の場ともなった場所。軽井沢を題材にした文学作品も数多く生み出されました。
そんな軽井沢文学を知るために、まず訪れたいのが、ここ「軽井沢高原文庫」です。塩沢湖湖畔の森に抱かれるように佇む文庫では、軽井沢にゆかりのある文学者たちの資料を展示。その足跡をたどることができます。年に数回、毎回異なるテーマで企画展示も行い、訪れるたびに新しい発見も。
敷地内には、野上弥生子が夏を過ごした書斎や、堀辰雄が愛した山荘、有島武郎の終焉の地となった別荘「浄月庵」が移築され、中を見学することができます。「浄月庵」の1階はライブラリーカフェとして開放され、ありし日の作家に想いをはせながらコーヒーを味わうのも文学旅のお楽しみです。

軽井沢高原文庫の詳細

住所 長野県北佐久郡軽井沢町長倉202-3  料金 【大人(高校生以上)】800円 【小人(小・中学生)】400円  【乳幼児(0〜5歳)】無料  営業時間 9:00~17:00  駐車場 180台(有料:500円)  URL http://kogenbunko.jp/  

【長野・軽井沢ドライブ】文豪たちが愛した高原リゾート地へ(大人の秋旅Vol.1)

リゾートホテルの食事処で香り高い蕎麦を味わう/ ルグラン軽井沢ホテル&リゾート「実乃里」

リゾートホテルの食事処で香り高い蕎麦を味わう/ ルグラン軽井沢ホテル&リゾート「実乃里」

「軽井沢高原文庫」から車で約10分、八風湖のほとりに建つリゾートホテル「ルグラン軽井沢ホテル&リゾート」へ。目的はホテル内の食事処「実乃里」です。
一面ガラス張りの窓から軽井沢の自然を望む店内では、蕎麦を中心に趣向を凝らした創作料理を楽しめます。中でもぜひ味わいたいのが、「実乃里」自慢の蕎麦。北海道幌加内産の蕎麦の実を、杵でつく昔ながらの「胴搗(どうつき)製法」で丁寧に製粉し、蕎麦本来の豊かな香りと風味を引き出しています。人気メニューは、さらりと上品な更科と、素朴な田舎そばを同時に楽しめる「合盛り蕎麦」や、風味をダイレクトに味わえる「ぶっかけ蕎麦」。
ホテル宿泊者だけでなくビジターも予約なしで利用でき、ドライブ途中に立ち寄るのにもぴったりです。

LE GRAND(ルグラン) 軽井沢ホテル&リゾート「実乃里」の詳細

住所 長野県北佐久郡軽井沢町発地864-4  営業時間 【月~金】11:00~20:30 (ランチ L.O 13:30、ディナー L.O 20:00) 14:00~17:00(CLOSED) 【土日祝】11:00~21:30 (ランチ L.O 14:00、ディナー L.O 21:00)  駐車場 51台(無料)  URL https://www.legrand-karuizawaresort.jp/  

【長野・軽井沢ドライブ】文豪たちが愛した高原リゾート地へ(大人の秋旅Vol.1)

室生犀星が毎夏を過ごした別荘へ/ 室生犀星記念館

室生犀星が毎夏を過ごした別荘へ/ 室生犀星記念館

写真提供:軽井沢町教育委員会

南軽井沢を後にして車を北へ走らせると、カラマツ林があらわれ、ほどなく別荘地が広がる旧軽井沢へ。車を停め、森の小径を歩いて「室生犀星記念館」に向かいます。軽井沢の中でも最初に別荘地として発展したこのエリアには、今も避暑地らしい落ち着いた雰囲気が漂います。
「室生犀星記念館」は、詩人・小説家の室生犀星が昭和6年に建て、亡くなる前年までの30年間、毎夏を過ごした居宅を改修したもの。ここで犀星は堀辰雄や立原道造、津村信夫らと語らい、近隣に滞在していた川端康成や萩原朔太郎らとも交流しました。犀星がよく腰掛けていたと伝わる縁側に佇めば、当時の文学談義が聞こえてくるようです。
周辺には、堀辰雄の小説『風立ちぬ』に登場する聖パウロカトリック教会や、『美しい村』に描かれた「ささやきの小径」など、文学にゆかりの地が点在。あわせてめぐるのもおすすめです。

室生犀星記念館の詳細

住所 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢979-3  料金 無料  営業時間 【2025年の開館期間】4月27日~11月3日(期間中無休)  駐車場 町営旧軽井沢駐車場など(有料) https://maps.app.goo.gl/t3zeovEWtZUZHLxE6  URL https://www.town.karuizawa.lg.jp/page/5000.html  

森に囲まれたライブラリーカフェで読書タイム/ルオムの森

森に囲まれたライブラリーカフェで読書タイム/ルオムの森

文学散歩を楽しんだあとは、カラマツ並木の三笠通りを通り抜け、標高1400mの森を抜ける高原道路「白糸ハイランドウェイ」を北上して北軽井沢へ。車窓からの爽やかな風を楽しみながら、次の目的地「ルオムの森」へ向かいましょう。
「ルオムの森」は、実業家・田中銀之助の別荘として大正時代に建てられた洋館を改修した複合施設。ギャラリーやショップ&カフェ、薪ストーブのショールームなどがあり、森の中で思い思いに過ごすことができます。
今回はカフェで読書を。森を望むカウンター席やテラス席で、コーヒー片手にページをめくったり、森を散策したり。木漏れ日が心地よい森での読書体験を楽しみましょう。
館内には女性ユニット「おむすびブックス」による選書本を販売するブックストアもあり、購入後にカフェで読むこともできます。

LUOMU(北軽井沢・ルオムの森)の詳細

住所 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1984-239  営業時間 11:00-17:00(火曜定休日)  駐車場情報 100台(無料)  オフィシャルサイト https://luomu.jp/  

【長野・軽井沢ドライブ】文豪たちが愛した高原リゾート地へ(大人の秋旅Vol.1)

島崎藤村ゆかりの宿で文学の余韻にひたる / 中棚荘

島崎藤村ゆかりの宿で文学の余韻にひたる / 中棚荘

小諸懐古園のそばに佇む「中棚荘」は、文豪・島崎藤村が通い、歌にも詠んだ宿としても知られる老舗宿。秋から春にかけては、藤村の詩『初恋』にちなんだ「初恋りんご風呂」を楽しむことができます。甘酸っぱいやさしい香りが湯気とともに広がり、詩の世界に誘われるようです。
大正時代に建てられた趣ある大正館など歴史を感じる建物や、地元の旬の食材を生かした会席料理も魅力。文豪ゆかりの宿で、その世界観にひたりながら過ごしてみませんか。

中棚荘の詳細

URL https://nakadanasou.com/  

【長野・軽井沢ドライブ】文豪たちが愛した高原リゾート地へ(大人の秋旅Vol.1)

(まとめ)

(まとめ)

軽井沢タリアセン 睡鳩荘

軽井沢高原文庫は、塩沢湖を囲む観光施設「軽井沢タリアセン」の一角にあります。そこには、明治時代に軽井沢に建てられた別荘を移築し、美術館などへ再生した建物が点在。散策しながら巡るのもおすすめです。

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