
西日本には、瀬戸内海の穏やかな海沿いから緑深い山岳地帯まで、ドライバーの心を踊らせる絶景が数多く存在します。やまなみハイウェイ、大山環状道路、白浜の海岸線など、ワクワクするような道の先に、深い歴史と泉質に恵まれた個性豊かな温泉郷が点在しているのもこのエリアの魅力です。この記事では走る喜びと癒しの両方を満喫できる、西日本の温泉郷を10カ所紹介します。(※とくに冬のドライブで訪れる際は、路面の積雪や凍結に注意が必要です。現地の天気予報や通行止めなどの情報収集をし、適切に車の支度を整えてからドライブに出かけましょう)
TABLE OF CONTENTS
目次
①有馬温泉(兵庫県)

有馬温泉は道後温泉・白浜温泉と並んで「日本三古泉」のひとつで、1400年の歴史をもち、豊臣秀吉が愛した温泉地としても知られています。有馬温泉の入り口、有馬川に架かる「ねね橋」は朱色の欄干が目を引く人気のフォトスポット。有馬川を挟んで太閤秀吉の像と、秀吉の正妻ねねの像が向かい合うように佇んでいます。温泉は、鉄分や塩分を含み濃厚な褐色でとろりと濁った「金泉」と、無色透明でさらりとした「銀泉」と、泉質の異なる2種類が湧いており、入り比べを楽しめるのも魅力です。
神戸市街と六甲山を結ぶ「表六甲ドライブウェイ」を利用すれば、港町神戸の街並みを一望しながらアクセス可能。六甲山の南斜面を走るダイナミックなワインディングロードは走りごたえ十分で、中腹にある鉢巻展望台からは、夜なら“1000万ドルの夜景”と称されるきらびやかな眺望も楽しめます。
②奥飛騨温泉郷(岐阜県)

岐阜県の北東部、北アルプスの麓に位置し、平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の5つの温泉地からなる奥飛騨温泉郷。草津温泉、別府温泉郷に次いで国内トップクラスの湧出量を誇り、単純温泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉など、場所によって異なる泉質を楽しめます。さらに日本でも有数の露天風呂数があり、大自然を感じながら入浴できるのも特徴です。
ドライブを楽しむなら、新穂高温泉の中尾高原と鍋平高原を結ぶ「北アルプス大橋」がおすすめ。全長150m、高さ70mの眺望で、錫杖岳(しゃくじょうだけ)や笠ヶ岳など飛騨山脈の雄大な山々を間近に望みながら車を走らせれば、格別の爽快感を味わえます。
③三朝温泉(鳥取県)

開湯850年以上の歴史をもつ鳥取県の三朝温泉。険しい地形と神仏習合の文化が息づく三徳山参詣の“清めの場”として発展し、日本遺産に認定された温泉地です。泉質は世界屈指の高濃度のラドン泉で、微量の放射線が細胞を刺激し代謝や免疫力を高める「ホルミシス効果」が期待できるといわれています。
ドライビングを楽しむなら、浦富海岸で白砂の浜や奇岩・洞門が連なるダイナミックな海岸線を走り、広大な鳥取砂丘に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。途中、ノドグロや白イカ、冬の松葉ガニなど、西日本の美味しい海産物に舌鼓を打つのもいいでしょう。
④玉造温泉(島根県)

奈良時代に開湯したといわれる玉造温泉は、日本最古の温泉のひとつとして知られ、「出雲国風土記」にも“神の湯”として登場する歴史ある温泉地。泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物を豊富に含み、湯あがりの肌はしっとりすべすべになると評判の“美肌の湯”が楽しめます。また、玉湯川沿いには風情ある温泉街が広がり、旅の疲れを癒やす無料の足湯が3カ所、さらに「恋叶い橋」などの縁結びのパワースポットが点在しています。
車なら松江玉造ICから国道9号を経由して約7分とアクセスも良好。玉造温泉から出雲大社へは車で約50分なので、温泉と参拝もあわせて楽しめます。
⑤黒川温泉(熊本県)

黒川温泉は熊本県の阿蘇の奥地、大分県との県境近くに位置します。30軒ほどの宿と里山の風景を“ひとつの旅館”として見立て、「黒川温泉一旅館」というコンセプトで、温泉街全体でお客様も迎えるスタイルが魅力的です。名物の「入湯手形」を利用すれば、好きな露天風呂を3カ所まで入ることができ、気軽な湯めぐりが楽しめます。
黒川温泉へのアクセスルートとしておすすめなのが、県道11号線、通称「やまなみハイウェイ」。「日本百名道」のひとつで、大分県別府から熊本県の一の宮までを結ぶ絶景ロード。なかでも長者原周辺は、噴煙を上げる硫黄山や雄大な阿蘇五岳の姿を望むことができる人気の撮影スポットです。
⑥城崎温泉(兵庫県)

城崎温泉は兵庫県北部の日本海に面した関西有数の温泉街で、開湯1300年以上の歴史があります。最大の魅力は、浴衣姿で7つの共同浴場を巡る「外湯めぐり」という過ごし方。また、文豪・志賀直哉をはじめ多くの文人に愛された「文学のまち」としても知られています。23カ所の文学碑をたどる散歩もおすすめです。
車で向かう際は、日本海側の豊岡市から新温泉町まで続く海岸線「但馬漁火ライン」を走るドライブも楽しみましょう。道沿いには、日本海の荒波が創り出したダイナミックな景観が続き、変化に富んだ海岸線のドライブが楽しめます。
⑦由布院温泉(大分県)

由布院温泉は大分県の由布岳の麓に広がる、九州を代表する温泉地の一つです。約900の源泉と豊富な湧出量を誇ります。泉質は刺激の少ない単純温泉が中心で、疲労回復やリラックス効果が期待できるため、幅広い世代に人気です。
車でのアクセスルートは「やまなみハイウェイ」の利用がおすすめ。やまなみハイウェイの最高地点になるのが、標高約1,330mの牧ノ戸峠で、ここからは阿蘇五岳の雄大な姿を望むことができます。季節ごとの異なる自然の表情を楽しみながら、山岳ドライブを楽しみましょう。
⑧指宿温泉(鹿児島県)

指宿温泉は、鹿児島県指宿市にある「摺ヶ浜(すりがはま)温泉」や「二月田温泉」などを総称する温泉群で、市内には1,000か所を超える源泉があるといわれています。そのなかでもとくに有名なのは、世界的にも珍しい「天然砂むし温泉」。海岸に湧き出た温泉熱で温められた砂の中に、浴衣のまま体を埋めて全身を温めるというユニークな入浴法が楽しめます。
また温泉だけでなく自然や景観も魅力のひとつ。秀峰「開聞岳(かいもんだけ)」や「知林ヶ島(ちりんがしま)」などの景勝地を巡るドライブもおすすめです。
⑨白浜温泉(和歌山県)

有馬温泉、道後温泉と並ぶ「日本三古湯」の一つに数えられ、古くは斉明天皇や天智天皇らも湯治に訪れた歴史をもつ白浜温泉。源泉かけ流し温泉や足湯、一部無料の共同浴場など、多彩な湯を楽しめます。
南紀白浜からすさみ町へと続く国道42号は、雄大な太平洋を間近に望みながら走れる海沿いの快走路。ルート周辺には「白良浜」や奇岩「円月島」、岩盤が広がる「千畳敷」など、日本を代表する景勝地が点在しており、シーサイドドライブと絶景巡りを同時に満喫できます。
⑩湯村温泉(兵庫県)

湯村温泉は、兵庫県北西部、鳥取県に接する山陰地方に位置し、今からおよそ1200年前に発見されたと伝えられる古湯です。中心を流れる春来川のほとりに湧く日本屈指の高熱温泉で、泉質は弱アルカリ泉。肌に優しく、湯上り後は肌がつるつるになるといわれています。
南部の山岳地域は氷ノ山後山那岐山国定公園に指定され、扇ノ山を中心に山岳が連なる豊かな自然環境に囲まれています。その他、周辺には但馬牧場公園や、ブナやトチの原生林に覆われた霧ヶ滝・小又川渓谷などもあり、四季折々の自然の景色を楽しみながらドライブできます。
まとめ
今回紹介した温泉郷は、海沿いやワインディングロードなど、それぞれ魅力のある景観が楽しめる、ドライブルートが選べることもうれしいポイントです。温泉はもとより、到着するまでの道のりも楽しみながら、西日本ならではの温泉ドライブを満喫しましょう。
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Posted by
Drive! NIPPON編集部
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