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投稿日:2025.12.20 Sat

ワイパー+ブレードは消耗品。正しく交換して安全ドライブ

ワイパー+ブレードは消耗品。正しく交換して安全ドライブ

雨の日の運転中、ワイパーの拭きムラで視界が悪く感じたり、キーキーという音を不快に思ったりした経験はありませんか? ワイパーは安全なドライブに欠かせない装備ですが、その構成部品であるゴムやブレードは消耗品です。クリアな視界を保つためには定期的な点検と交換が必須。そこでこの記事では、ワイパーの交換時期の目安や種類の違い、正しい交換のポイントを解説します。

ワイパーは“視界を守る安全装備”

ワイパーは“視界を守る安全装備”

ワイパーは、雨水や汚れを拭き取って視界を確保するための重要な装備です。一般的に、以下の3つの部品で構成されています。

● ワイパーアーム:ワイパーモーターと連動し、ワイパーを左右に動かす部品
● ワイパーブレード:ガラスのカーブに合わせてゴムを均一な力で密着させる部品
● ワイパーゴム:ガラス表面の水滴や汚れを直接拭き取る部品

ワイパーは使用頻度に関係なく、使わなくても紫外線や砂ぼこり、油膜などの影響で徐々に劣化します。ゴムが硬化したり、ブレード本体がゆがんだりすると、スジ状の拭き残しやにじみ、ガタガタ跳ねる現象が発生し、拭き取り性能が大きく低下します。これらの症状が出ると視界が悪化し、とくに夜間や悪天候時には見えにくくなり運転に危険が及びます。安全運転のためにも、日頃からウォッシャー液を噴射してワイパーの動作を確認し、定期的な点検と交換を心掛けましょう。

ゴムとブレード、それぞれの役割

ゴムとブレード、それぞれの役割

ワイパーの拭き取り性能は、水滴を拭き取るワイパーゴムだけでなく、それをガラス面に均一に密着させるワイパーブレードの働きによっても支えられています。とくにブレードは、平面ではないフロントガラスのカーブにゴムをしっかりと沿わせるための重要な役割を担っています。

車検ではワイパーが正常に作動し、視界の確保に支障がないかは重要な確認項目の1つになっています。ワイパーに不具合がある場合は、保安基準に適合しないため車検は不合格となる可能性があります。またワイパーの不具合により視界が悪化し、それが原因で事故に至った場合は、「整備不良車両の運行」として道路交通法に抵触する可能性もあります。このようにワイパーは、車を安全に運転するうえで欠かせない重要なパーツに位置づけられています。

ワイパーのタイプを知ろう

ワイパーのタイプを知ろう

ワイパーブレードは構造やデザインによって、主に3種類に分けられます。

● 「トーナメントタイプ」:国産車の多くに標準装備されている、骨格が枝分かれした構造
● 「フラットタイプ」:欧州車で主流の、ゴムとブレードが一体化したシンプルな構造
● 「エアロタイプ」:最近の国産車で多く採用。空力特性を兼ね備えたスタイリッシュな形状


トーナメントタイプ
多くの車に採用されている一般的なワイパーブレード。骨格がトーナメント表のように枝分かれした構造になっていることから、そう呼ばれています。骨格の強度が強く、ガラスの曲面に均一な力で安定した拭き取りができます。他と比べると比較的安価です。

フラットタイプ
輸入車(とくに欧州車)で多く採用されているワイパーブレード。ゴムとブレードが一体化したシンプルな構造が特徴。ガラス面への密着度が高く、優れた拭き取り性能を発揮。高速走行時、ワイパーの浮き上がりがしにくいという特性もあります。

エアロタイプ
最近の国産車の純正に採用されている形状で、トーナメントタイプとフラットタイプの良さを融合したようなワイパーブレード。デザイン性も高く、高速走行時のワイパーの浮き上がりを抑制する空力特性を持ち合わせています。高速走行時でも安定した拭き取り性能を維持。

ワイパーゴムの種類

ワイパーゴムの種類

ワイパーゴムには、以下3つの種類があります。

● ノーマルタイプ:最も標準的なゴム
● グラファイトタイプ:摩擦抵抗を抑え、滑らかな拭き取りができる高機能ゴム
● 撥水タイプ:ワイパーを作動させるだけでガラス表面に撥水コーティングを施せる特殊ゴム

ノーマルタイプ
標準的なゴムです。他のタイプに比べて価格が比較的安価。撥水剤が塗布されたガラス面で使用すると、引っ掛かりが出ることがあるため、撥水処理をされていない車での使用がおすすめ。

グラファイトタイプ
ゴムの表面にグラファイト(炭素微粒子)をコーティングすることでガラスとの摩擦抵抗を低減でき、ビビリ音を抑制して滑らかに拭き取れます。ガラス撥水剤との相性も良いのが特徴のひとつ。

撥水タイプ
「シリコートタイプ」とも呼ばれ、ゴムにシリコンなどの撥水成分が含まれています。ワイパーを作動させるだけでガラス表面に撥水コーティングを形成するため、撥水剤を別途塗布する手間が省ける点が利点。

どのタイプのゴムを選ぶ場合でも、車種や年式、型式によって長さや形状が異なるため、ご自身の車に適合するかを確認することがポイントです。

交換の目安時期とチェックポイント

交換の目安時期とチェックポイント

ワイパーの交換時期の目安は以下の通りです。

● ワイパーゴム:約半年~1年
● ワイパーブレード:約1~2年

これはあくまで目安で車の使用状況によって異なります。たとえば駐車場が屋外で、紫外線や風雨にさらされやすい環境下での使用が多いと劣化が進み、交換時期は早くなります。そのため、拭き取り性能の低下や部品の劣化のサインを見逃さないことが大切です。

ワイパー作動時に「スジ状の線が残る」「水がにじむ」「拭きムラができる」などの症状が出る場合は、劣化の可能性があります。また、引っ掛かるような「ガガっ」「ギギっ」などの音(ビビり音)が発生する場合も、ゴムの硬化やブレードの劣化が疑われます。

性能の低下を感じたら、ゴム部分に「ひび割れ」「裂け」「変形」がないか、手で触れて弾力が失われていないかを確認します。ブレード本体に「サビ」や「ガタつき」が見られる場合もひとつの交換サインです。放置するとガラス面を傷つける恐れがあります。

とくに冬場は凍結でゴムが傷みやすいため、本格的な冬を迎える前に点検をおすすめします。雪の多い地域では、雪や氷に強い「冬用ワイパー(スノーブレード)」への交換もおすすめです。

ワイパー+ブレードは消耗品。正しく交換して安全ドライブ

(まとめ)視界クリアが安全運転の第一歩

(まとめ)視界クリアが安全運転の第一歩

ワイパーとブレードは雨や雪の日の視界を確保し、安全を守る重要な役割を担っています。拭きムラやビビリ音といった劣化のサインに気づいたら、放置せずにすぐに交換。見え辛さは安全に運転できないだけでなく、運転ストレスも高めます。常に良好な視界を保つことが大切です。定期的な点検と手入れを心掛け、安全で快適なドライブを楽しみましょう。

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Drive! NIPPON編集部

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