
年末年始は、帰省や旅行といった理由から、高速道路が混み合う時期です。渋滞が長距離・長時間に及ぶこともあり、疲れが溜まりやすく、集中力も低下しがちなため、思わぬ事故につながるリスクもあります。そこで本記事では、年末年始ドライブを安心安全に出かけられるように、出発計画の立て方や、トラブル予防のための事前チェック、渋滞中を快適に過ごすためのコツなどを紹介します。
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目次
渋滞ピークを避ける出発計画を立てよう

年末年始の渋滞を避けるには、混雑しやすい日を外して予定を立てることがポイント。一般的に下り方面は12月28〜30日と1月2日、上り方面は1月2〜4日に渋滞が集中します。出発日を1日ずらすだけでも、移動の負担がぐっと軽くなります。
渋滞は日中に発生しやすいため、早朝や深夜の出発が比較的スムーズ。ピークの時間帯を避けることで大幅に時間を短縮できることもあります。さらに、年末年始は10km以上の渋滞も発生することがあるため、ルートや所要時間にはゆとりを持ち、休憩や給油のタイミングも余裕を見て計画しておくことが大切です。
カーナビやハイウェイラジオなどで最新の渋滞情報をこまめに確認し、必要に応じてドライブプランを調整しながら進みましょう。
出発前の点検と燃料チェックは必須

年末年始の長距離・高速ドライブを安全・快適にスタートさせるには、事前の車両チェックが欠かせません。渋滞や迂回が重なるこの時期は燃料消費が早く、ガス欠になって立ち往生につながる恐れがあります。出発前にガソリンは満タン給油をし、給油は早めに入れることを心がけましょう。
高速道路のトラブルで上位を占めるのが、タイヤのパンクとバッテリー上がりです。タイヤの傷の確認と、適正な空気圧は入っているかのチェック、カーバッテリーの点検などは、事前に行っておくと安心です。
年末年始、車で出かける前に点検したい項目
✅ライトまわりの点検(ヘッドライト、ウインカー、ハザードランプ、ブレーキランプなど全てのライトが点灯するか確認)
✅ワイパーゴムの点検、作動状態の確認
✅カーバッテリーの点検
✅三角表示板の準備と発煙筒の有効期限の確認
✅ETCカードは車載器に正しく挿入されていますか?
✅ガソリンは満タン?
✅タイヤの空気圧はOK? 傷などはありませんか?
✅必要に応じてタイヤチェーンの準備
渋滞中も快適に過ごすための工夫

渋滞が続くときは、無理をせず早めにサービスエリアやパーキングエリアへ立ち寄り休憩をとることも大切。目安としては2時間に一度の休憩を取るとよいでしょう。施設の混雑状況を事前にチェックしておけば、スムーズに利用することができます。
渋滞中は退屈しやすいため、お気に入りの音楽やオーディオブックなどを準備しておくと、待ち時間も前向きに過ごせます。同乗者との会話で気分転換するのも効果的です。
お子さまがいる場合は、おもちゃやお菓子などの準備も忘れずに。家族でできる連想ゲームや歌を歌ったり、お子様の好きなものの話を聞くのも良いでしょう。こうした工夫を積み重ねることで、長時間の渋滞でも家族みんなが快適に過ごせるドライブになります。
疲労低減と安全のために運転支援機能も活用

近年は車の運転支援機能が大きく進化しています。
たとえばアダプティブ・クルーズ・コントロールは、高速道路で前の車との車間距離を保ちながら速度調整を自動で行い、アクセルやブレーキ操作の頻度が減るため、渋滞時のドライバーの負担が軽減されます(車種や年式により作動条件が異なります)。
さらにレーンキープアシストや車線逸脱警報、ブラインドスポットモニターなどの機能は、車線維持や周囲の状況把握をサポートし、長時間の運転で起こりやすい“ヒヤリ”を未然に減らしてくれます。
こうした機能はあくまで「運転の補助」であり、ドライバーに代わって全ての判断をし操作するものではありません。機能に頼りきるのではなく交通状況の確認はドライバー自身が主体となって行い、運転支援機能を正しく理解して上手に活用しましょう。
(まとめ)冬の安全運転は“事前準備”がカギ
年末年始の帰省ラッシュを乗り切るためのコツは、「備えあれば憂いなし」の精神です。混雑を完全に回避するのは難しくても、出発時間を工夫したり、ゆとりのあるドライブ計画を考えることで、ストレスの軽減はできるはず。トイレ休憩のタイミングも多めにとり、休憩中は少し体を動かしてストレッチや深呼吸をするのもおすすめのリフレッシュ法です。
また飲み物や軽食、音楽などを準備しておけば、移動中の気分転換に貢献します。車の出発前点検も行って、安全運転で年末年始のドライブに出かけましょう。
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Posted by
Drive! NIPPON編集部
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