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投稿日:2025.11.28 Fri

星空ドライブスポット10選・関西編

星空ドライブスポット10選・関西編

日常の喧騒から離れて、満天の星を眺めるドライブはいかがでしょうか。関西エリアには、車でアクセスしやすく、息をのむほど美しい星空に出会えるスポットが数多く存在します。この記事では、家族や友人とのお出かけに最適な、関西の星空ドライブスポットを厳選して10カ所ご紹介します。

※冬季は路面の積雪や凍結、閉鎖の可能性があるため、目的地に行く前に道路情報を事前に確認ください

①曽爾高原(そにこうげん/奈良県)

①曽爾高原(そにこうげん/奈良県)

奈良県と三重県の県境に位置する「曽爾高原(そにこうげん)」は、名阪国道の針ICから車で約45分でアクセスできます。夜には国内有数の星空観賞スポットとなり、高原の広場に設置されたベンチからゆっくりと星を眺められます。特に、広場に立つ一本の木と星空が織りなす風景は象徴的です。

9月中旬から11月中旬には「お亀池」周辺がライトアップされ、幻想的な風景と星空が楽しめます。本格的な鑑賞はライトアップが消える21時以降が狙い目です。また、事前に月の満ち欠けを確認しておくと、より美しい星空に出会えるでしょう。夜間は冷え込むため防寒対策は必須です。冬期(1月~3月)は路面凍結に備え冬用装備が必要です。

②大台ヶ原(奈良県)

②大台ヶ原(奈良県)

日本百名山の一つ「大台ヶ原(おおだいがはら)」は、南阪奈道路の葛城ICから約2時間30分「大台ヶ原ドライブウェイ」を走り抜けた先にある標高1,695mの山です。夜は光害が少なく、国内屈指の星空観賞スポットとして知られています。

ビジターセンターの駐車場でも星空を眺められますが、おすすめは片道約40分の展望台です。視界を遮るものがない360度のパノラマが広がり、天の川や流れ星をはっきりと観測できます。

ドライブウェイは11月末から翌4月下旬まで冬期通行止めとなるため、春から秋に訪れましょう。天候が変わりやすいため天気予報の確認は必須です。標高が高く夏でも冷え込むため、防寒着と懐中電灯を持参してください。

③丹後海と星の見える丘公園(京都府)

③丹後海と星の見える丘公園(京都府)

京都縦貫自動車道の与謝天橋立ICから車で約30分。「丹後海(たんごうみ)と星の見える丘公園」へは、天橋立を横目に海岸線を走る爽快なドライブが楽しめます。愛称「うみほし公園」で親しまれるこの公園は、星空観賞に最適なスポットです。

周囲に街明かりが少なく「宮津湾(みやづわん)」を見下ろす丘の上からは、澄んだ夜空に広がる満天の星を堪能できます。園内の宿泊施設「森の交流館」に泊まり、ゆっくり夜空を眺めるのもおすすめです。園内では自然観察もでき、子ども連れにも良いでしょう。夜間は照明が少ないため懐中電灯を持参し、暖かい服装で訪れることをおすすめします。

④砥峰高原(とのみねこうげん/兵庫県)

④砥峰高原(とのみねこうげん/兵庫県)

兵庫県の「砥峰高原(とのみねこうげん)」へは、播但連絡道路の神崎南ICから約40分、里山風景を抜けていくドライブが楽しめます。約90ヘクタールのススキの大草原が広がる西日本有数の景勝地で、映画のロケ地としても有名です。

夜は周囲に人工の光がほとんどなく、星空観賞には絶好の環境となります。視界を遮るものがない広大な高原で、空一面に広がる無数の星々を心ゆくまで楽しめます。冬季(12月~3月下旬)は高原へ続く道が通行止めになるため、事前に道路情報を確認しましょう。

⑤白崎海洋公園(和歌山県)

⑤白崎海洋公園(和歌山県)

「日本のエーゲ海」とも称される和歌山県の「白崎(しらさき)海洋公園」。湯浅御坊道路の広川ICから車で約25分、海岸線に出ると左手に太平洋を望むシーサイドドライブを満喫できます。白い石灰岩の岩肌と紺碧の海のコントラストが美しい絶景スポットです。

日没後は周囲に光が少なくなり、星空観賞に最適な環境が整います。波の音をBGMに、白い岩のシルエットの上に広がる満天の星を眺める体験は格別です。天候に恵まれれば天の川も観測できるでしょう。星空だけでなく、水平線に沈む夕日も見逃せません。公園内には道の駅も併設されています。海沿いのため風が強く冷え込むことがあるので、羽織るものがあると安心です。

⑥天川村(奈良県)

⑥天川村(奈良県)

南阪奈道路の葛城ICから約70分、紀伊半島の中央に位置する「天川村(てんかわむら)」は、美しい星空に出会えるドライブスポットです。特に「洞川(どろがわ)温泉街」では、趣ある町並みの灯りと星空が織りなす、他にはない幻想的な風景を楽しめます。

より暗い場所で星空に集中したい場合は、温泉街から少し足を延ばして「大峯山(おおみねさん)龍泉寺」へ向かうと、さらに鮮やかな星々を堪能できます。温泉街が最も賑わうのは夏ですが、空気が澄み渡る冬は星が一層美しく見えるため、静かな環境を好む方におすすめです。カーナビ利用時は、狭い道を避けるため「天川川合(てんかわかわい)」経由のルートを設定するとよいでしょう。

⑦フォレストパーク神野山(奈良県)

⑦フォレストパーク神野山(奈良県)

「フォレストパーク神野山(こうのやま)」は、名阪国道の神野口ICから約5分と、高速道路を降りてすぐ到着できるアクセスの良さが魅力の星空スポットです。夜になると漆黒の闇に包まれるため、星本来の輝きが際立ち、天の川や無数の星座をはっきりと観測できます。光害がほとんどないため、普段は見過ごしてしまうような小さな流れ星も捉えることが可能です。

その環境から写真愛好家の聖地ともいわれ、本格的な機材を構える人も少なくありません。夜間は非常に暗くなるため、星空観賞の際は、車のヘッドライトを速やかに消灯するなど、周囲への配慮が大切です。冬は非常に冷え込むため、暖かい飲み物や厚手のコートといった防寒対策を万全にして出かけましょう。

⑧蔵王ダム(滋賀県)

⑧蔵王ダム(滋賀県)

滋賀県日野町の山あいの静寂に包まれた「蔵王(ざおう)ダム」は、知る人ぞ知る美しい星空スポットです。名神高速の八日市ICや新名神高速の土山ICから約25分で到着します。山奥に位置するため街の光がほとんど届かず、空気が澄んだ日には、満天の星がダムの湖面に映り込む幻想的な光景を楽しめます。周囲に視界を遮るものがないため、開放感あふれる夜空を堪能できます。夜間は外灯が少なく非常に暗いため、車から降りて移動する際は足元に十分注意してください。

⑨鶴姫公園(奈良県)

⑨鶴姫公園(奈良県)

「鶴姫公園」は、京奈和自動車道の五條ICから約70分、日本屈指の星空が広がる絶景スポットです。標高約1,180メートルの高地にあり、遮るもののない広大な星空は圧巻の一言。特に、公園奥の展望台駐車場からは、まるで星が降ってくるかのような夜空に出会えます。南の空は特に暗く、天の川や流れ星もはっきりと見ることができます。

ドライブで訪れる際は、冬期の道路状況に注意が必要です。積雪や路面凍結により、公園へ至る高野龍神スカイラインなどが通行止めになる場合があります。そのため、12月以降に訪れる際は、事前に道路情報を確認しましょう。山頂は非常に暗く冷え込むため、懐中電灯と十分な防寒対策を準備して、安全に星空ドライブを楽しんでください。

⑩鵜蔵園地(うぐらえんち/三重県)

⑩鵜蔵園地(うぐらえんち/三重県)

三重県南伊勢町にある「鵜倉園地(うぐらえんち)」は、伊勢志摩国立公園の美しいリアス海岸と星空を楽しめる人気のドライブスポットです。伊勢自動車道の玉城ICからサニーロードを経由して約40分でアクセスできます。展望台のすぐ近くまで車で行ける手軽さが魅力で、2021年に整備された綺麗なトイレもあり、長時間の滞在や家族連れでも安心して星空観賞ができます。

展望台からは街の明かりがほとんど見えず、水平線まで広がる満天の星を心ゆくまで堪能できます。夏には天の川、冬には澄んだ空に輝く無数の星々と、季節ごとに異なる魅力があり、気軽に立ち寄れる絶景星空スポットとしておすすめです。

<まとめ>

関西エリアには、高原や海辺、山頂など、それぞれに違った魅力を持つ星空ドライブスポットが数多く点在します。静寂の中で見上げる星空は、日常の疲れを忘れさせてくれる特別な体験となるでしょう。

次の休日には、この記事を参考に、家族や大切な人と一緒に満天の星を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない思い出になるはずです。

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Drive! NIPPON編集部

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