新緑が美しい福島県の神社仏閣で、心と身体にパワーチャージ

※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。

何かとストレスが多い毎日。初夏の休日は、神社やお寺をお参りしてリフレッシュしませんか。境内に咲き誇る美しい花、まばゆい新緑、清らかな水辺。この季節ならではの清々しい風景に出合える福島県内の神社仏閣をご紹介します。ゆったりと流れる時間の中で深呼吸をして、心と身体にパワーをチャージしましょう。

※記事中の花の見頃は例年のものです。気象条件などにより時期が前後することがありますので、最新情報をご確認のうえお出かけください。

可憐なシャガの花が三重塔を彩る「高蔵寺」【いわき市】

可憐なシャガの花が三重塔を彩る「高蔵寺」【いわき市】

東国に仏教を広めた平安時代の僧・徳一(とくいつ)が大同2(807)年に開山。以来、観音霊場として土地の人々の信仰を集め、栄えてきました。本堂から杉林の中の参道を歩いていくと、安永3(1774)年に再建された三重塔へと至ります。参道沿いにはアヤメ科の多年草シャガが群生しており、例年4月下旬から5月上旬に約50万株の花が咲き誇ります。凛とした杉木立の中、一面に咲く薄紫色の可憐なシャガ。花々の奥に静かに佇む福島県重要文化財の三重塔。この時期だけの風景は訪れる人を魅了し、写真撮影スポットとしても人気です。
三重塔からさらに石段を上った高台には、いわき市の国宝「白水阿弥陀堂」を模した観音堂があります。堂内に千手観音像が祀られているので、三重塔とあわせてお参りをしましょう。
(写真提供:うつくしま観光フォトライブラリ)

※今年(2021年)の見頃は4月中旬〜5月上旬の見込み

■福島県いわき市高倉町鶴巻50
■TEL:0246-63-3030
■拝観時間:日の出~夕方
■拝観料:無料
■駐車場:30台
■URL:https://kohzouji.jp

巨岩の洞窟にご本尊が安置された霊場「山本不動尊」【棚倉町】

巨岩の洞窟にご本尊が安置された霊場「山本不動尊」【棚倉町】

樹齢100年以上の杉並木の先に現れる古刹は大同2(807)年、弘法大師空海の開創とされる霊場です。一帯は奥久慈県立自然公園に指定されている景勝地。広い境内には渓流が流れ、駐車場から続く石畳の参道を木々の新緑が鮮やかに彩ります。
ご本尊が安置されているのは、護摩殿の背後にそびえ立つ岩山の中腹に鎮座する「奥の院」。ここを不動明王ゆかりの地と感得した弘法大師が、この山の洞窟に御持仏を祀ったと伝わります。不動明王の侍者である三十六童子が並ぶ130段の急な石段を上っていくと、次第に巨大な岩が眼前に迫ってきて圧倒されるほどの迫力です。洞窟には多数の剣が奉納されており、霊場らしい神秘的な雰囲気が漂います。なお、奥の院後方の岩肌に不動明王のお顔のように見えるところがあるので探してみてくださいね。

■福島県東白川郡棚倉町大字北山本字小檜沢94-2
■TEL:0247-33-2445
■拝観時間:8:30~17:00
■拝観料:無料
■駐車場:100台
■URL:http://www.yamamotofudouson.or.jp

小高い山に点在する巨石に仏様が線刻された「岩角山」【本宮市】

小高い山に点在する巨石に仏様が線刻された「岩角山」【本宮市】

仁寿元(851)年に慈覚大師が開山した岩角寺(がんかくじ)。古くから「岩角山(いわつのさん)」の名で親しまれてきました。境内の奥に花崗岩で形成された標高337mの小高い山があり、山中に巨石や奇岩が点在。その岩肌に西国三十三所の観音菩薩をはじめ、天王、天神などの仏様808躯が線刻されています。江戸時代の二本松藩主・丹波光重公が西国霊場から分霊を勧請して石工に刻ませたもので、中には彩色の朱が残っている仏様もあります。
全山が福島県の名勝及び天然記念物に指定されており、山頂からは安達太良山が見渡せます。岩角山の名前の由来となった「岩窟弁天」は、岩窟の前に立つ赤い山王鳥居が新緑に映えて鮮やか。往時の人々の篤い信仰に思いを馳せながら、山中に点在する線刻仏像やお堂を心静かに巡礼しましょう。

■福島県本宮市和田字東屋口84
■TEL:0243-44-3354
■拝観時間:8:30~17:00
■拝観料:無料
■駐車場:200台
■URL:http://iwatsunosan.com

茅葺屋根の拝殿を彩る新緑の大イチョウ「新宮熊野神社」【喜多方市】

茅葺屋根の拝殿を彩る新緑の大イチョウ「新宮熊野神社」【喜多方市】

天喜3(1055)年、源頼義が紀州熊野三社を勧請したと伝わる神社です。境内に建つ茅葺屋根の拝殿「長床(ながとこ)」は平安時代末期の建築で、国の重要文化財に指定されています。長床の前で生き生きと葉を茂らせているのは、ご神木である樹齢約800年の大イチョウ。黄葉の美しさで知られ、晩秋になると多くの人が訪れますが、みずみずしい新緑の頃もおすすめです。44本の太い柱が等間隔に5列並ぶ長床は壁も扉もない吹き抜けの構造で、靴を脱いで上がることが可能。初夏の爽やかな風を感じながら、大イチョウをのんびり眺める贅沢な時間を過ごせます。
長床の奥の石段を上ると熊野三社の本殿があるので、こちらもお参りしましょう。参道脇の宝物殿では国重文の銅鉢、県重文の木造文殊菩薩騎獅像などを拝観できます。

■福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258
■TEL:0241-23-0775
■拝観時間:8:30~17:00
■拝観料:大人300円、高校生200円、中学生以下無料
■駐車場:20台

滝や杉並木を楽しみながら御本社へお参り「大山祇神社」【西会津町】

滝や杉並木を楽しみながら御本社へお参り「大山祇神社」【西会津町】

宝亀9(778)年の勧請と伝わる古社。「三年続けてお詣りすれば、一生に一度はなじょな(どんな)願いもききなさる山の神様」として、福島県はもとより新潟県でも広く信仰されてきました。毎年6月の1カ月間、春の例大祭「大山まつり」が開かれます。
遥拝殿のある大久保集落から山の中の参道を4kmほど登ったところに御本社があります。途中には神社の起源に深く関わる不動滝と矢作滝、樹齢400年以上の杉並木や石段があり、トレッキングコースとしても人気を集めています。時間と体力がある方は、ぜひ御本社へお参りに行ってみてくださいね。ちょっと厳しいという場合は、遥拝殿から片道徒歩約15分の不動滝までの往復がおすすめです。苔むした岩壁から流れ落ちる清らかな滝が美しく、リフレッシュできますよ。

■福島県耶麻郡西会津町野沢字大久保1445-2
■TEL:0241-45-2323
■参拝時間:参拝自由。社務所開所は8:00~16:00(大山まつり期間中は7:00~16:00)
■駐車場:50台
■URL:http://www.ooyamazumi.net

多彩なハナショウブが涼しげに咲き誇る「伊佐須美神社」【会津美里町】

多彩なハナショウブが涼しげに咲き誇る「伊佐須美神社」【会津美里町】

「会津」の地名と深い関わりを持ち、およそ二千有余年前に国家鎮護の神として祀られたことから始まると伝えられ、岩代国一ノ宮、会津総鎮守として深く崇敬されています。
外苑にあやめ苑があり、約2ヘクタールの回遊式庭園に約150種10万株ものハナショウブが咲き競います。鯉が悠々と泳ぐ池の周りを紫や薄紫、白、水色、薄紅色、黄色など色とりどりの花が彩る様子はとても涼しげ。晴れた日の清々しさはもちろん、雨の日のしっとりとした風情も格別です。庭園をのんびり散策しながら、心ゆくまで花を愛でましょう。たくさんの品種の中から自分好みの花を探す楽しみもありますよ。見頃は例年6月中旬から7月上旬です。神社のすぐそばを流れる宮川の河川敷に出れば会津のシンボル・磐梯山を望めるので、足を延ばしてみてくださいね。

■福島県大沼郡会津美里町宮林甲4377
■TEL:0242-54-5050
■参拝時間:参拝自由。宝物殿・御朱印受付は9:00~16:00
■拝観料:宝物殿は大人300円、18歳以下150円
■駐車場:300台
■URL:http://isasumi.or.jp

~まとめ~

清らかな空気に包まれた境内でお参りすると心が落ち着いたり、気持ちがすっきりして前向きになれますよね。季節の花や新緑、滝といった美しい景観が彩りを添えると、リフレッシュ効果がさらに高まります。福島県内には今回ご紹介したスポットのほかにも由緒ある神社仏閣が点在しているので、御朱印をいただきながらあわせて巡るのもおすすめですよ。

(文:後藤里央)

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