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投稿日:2020.09.08 Tue

ゆるやかな丘陵を走る人気のドライブコース「ビーナスライン」の絶景・癒しスポット

ゆるやかな丘陵を走る人気のドライブコース「ビーナスライン」の絶景・癒しスポット

ビーナスラインは、長野県の八ヶ岳山麓から美ヶ原高原を結ぶ、全長およそ72.5kmの観光道路。平均標高は1400mで、最高地点1920mを通る、ゆるやかな勾配が続くルートです。
絶景を楽しめるのはもちろんのこと、自然に癒されるリゾートや、カフェ、美術館も点在。ドライブ・ツーリングコースとして人気のビーナスライン沿いの、魅力的なスポットをお伝えします。

楽しみ方いろいろ、滞在拠点にも。高原リゾート観光地「白樺湖エリア」

楽しみ方いろいろ、滞在拠点にも。高原リゾート観光地「白樺湖エリア」

白樺湖は、八ヶ岳中信高原国定公園に属する観光地。自然たっぷりの周辺エリアには、美術館、遊園地、レストランがあるほか、ゴルフやスキー、ボートなどのアクティビティが満載です。周辺にはホテルも多く、ゆったりと滞在を楽しめます。
湖の周りには、木かげを通る遊歩道があり、湖と山々を見ながらの散歩ができます。また、池の平ファイリーランドの「レイクサイドガーデン」には、ハンモックやイスの設置エリアもあるので、湖のキラキラとした水面を眺めながら読書なども満喫できそうです。
お子さま連れで楽しみたい場合は、「池の平ホテル&リゾート」の利用がおすすめ。遊園地、アトラクション、レストランなどが近隣に揃っています。

白樺湖
■長野県茅野市北山白樺湖
■TEL:0266-72-2637(茅野市観光案内所)

池の平ホテル&リゾート
■長野県北佐久郡立科町芦田八ケ野1596
■TEL:0266-68-2100 
■URL:https://hotel.ikenotaira-resort.co.jp/

通年でアクティビティが充実、テラスカフェもある「車山エリア」

通年でアクティビティが充実、テラスカフェもある「車山エリア」

日本百名山のひとつである標高1925mの車山に広がる車山高原。頂上には、屋上に球体を載せた「車山気象レーダー観測所」があり、特徴的な目印にもなっています。
車山の東側に面する「車山高原SKYPARK RESORT(スカイパークリゾート)」では、春から秋にかけては、展望リフトに乗って山頂まで登ることができるうえに、季節によって高山植物にも出会えるトレッキングルートが整備されています。鳥のさえずりに耳をすませ、そよ風に当たりながら山を登ると、白樺湖や市街地までも見下ろす高さに到達します。一方で、冬はスキー場として営業されており、首都圏からも多くの客が訪れます。
反対側の西側に面した「車山肩」も人気のエリア。カフェ・山小屋である「ころぼっくるひゅって」や、レストラン「チャップリン」では、高原を眺めながらの食事を楽しめます。
特に「ころぼっくるひゅって」には、霧ヶ峰の景色を望むオープンテラスを目当てとする方が多く訪れます。山小屋にもかかわらず、作り置きをしないサイフォンで淹れたコーヒーが飲めるので、自然の中での本格的なカフェタイムが叶います。

車山高原SKYPARK RESORT
■長野県茅野市北山3413
■TEL:0266-68-2626
■URL:https://www.kurumayama.co.jp/summer/

車山肩
■長野県諏訪市四賀 
■TEL:0266-58-0120(諏訪市観光案内所)

ドライバーのオアシス。見晴らし台や道の駅、ドライブイン

ドライバーのオアシス。見晴らし台や道の駅、ドライブイン

ビーナスラインには、周囲の山々を見渡せる見晴らし台や、道の駅やドライブインなどが所々にあり、ドライバーの休憩スポットとして親しまれています。
特に、霧ヶ峰高原の見晴らし台「ドライブイン 霧ヶ峰 富士見台」では、八ヶ岳連峰や富士山、南アルプスといった雄大なパノラマを楽しめます。山々を背景に、愛車の写真を撮るのも記念になりそう。恵まれたロケーションで、ソフトクリームや蕎麦などを食べられます。
また、2020年に蓼科湖の北側にオープンした道の駅「ビーナスライン蓼科湖」もおススメ。ソフトクリームを楽しめるカフェ「蓼科アイス」や、地元農産物の直売所「蓼科農家」が並び、綺麗なトイレも設置されています。蓼科湖の周辺を歩くこともできるので、ドライブの気分転換にもなります。

ドライブイン 霧ヶ峰 富士見台
■長野県諏訪市四賀7718-8
■TEL:0266-68-2586
■営業時間:4月~11月は9:00~17:00、12月~3月は10:00~16:00
■定休日:4月~11月は無休(悪天候時休み)、12月~3月は土日祝日のみ営業

道の駅「ビーナスライン蓼科湖」
■長野県茅野市北山4035‐2906
■TEL:0266-72-2101(観光まちづくり推進課)

高原で叶う、非日常の美術鑑賞「美ヶ原高原美術館」

高原で叶う、非日常の美術鑑賞「美ヶ原高原美術館」

標高およそ2000m、「箱根・彫刻の森美術館」の姉妹館として1981年に開館した野外彫刻美術館です。4万坪の屋外展示場に350点あまりの現代彫刻を常設展示、年間に数回の企画展・常設企画展が行われています。
ゆるやかに傾斜する芝生上の展示物は、自然と調和して引き立て合うので見ごたえがあります。四季によって移り変わる高山植物との、コラボレーションです。
また、美術館のいちばん高台にある、ヨーロッパ中世の古城を思わせる展示場の屋上からは、日本アルプスや八ヶ岳、浅間山、富士山まで360度の眺望が楽しめます。
「道の駅 美ヶ原」も併設されており、信州の特産品やアートグッズをお土産にどうぞ。長野県の郷土食である「おやき」や、美ヶ原の湧き水で淹れたコーヒーなどを味わえるのも魅力です。

■長野県上田市武石上本入美ヶ原高原
■TEL:0268-86-2331(代表)/ 0268-85-2111(冬季12月~3月)
■開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
■開館期間:2020年度は7月11日(土)~11月8日(日)(予定)
■URL:https://www.utsukushi-oam.jp/

牧歌的風景が広がるビーナスラインの終点「美ヶ原高原」

牧歌的風景が広がるビーナスラインの終点「美ヶ原高原」

美ヶ原牧場やホテル、モニュメントが点在するエリア。牧場には、牛がゆったりとくつろいでおり、その向こうには美ヶ原高原の最高峰である標高2034mの王ヶ頭。各種の電波塔が立ち並ぶのが見えます。
美ヶ原のシンボル的存在の「美しの塔」(トップの写真)は、遊歩道が整備される前の時期、霧の発生時に登山者に位置を知らせる、鐘を鳴らす避難塔でした。今では、記念写真スポットとして人気です。牧場の間には「美ヶ原高原パノラマハイキングコース」も伸びているのでトレッキングもできますよ。
ホテルなどの宿泊施設もあるので、宿泊すれば、さまざまな時間帯の高原の美しさを楽しめます。刻々と変わる光に照らされる草原の景色はもちろんのこと、運が良ければ朝日が差し込む雲海が見られることも。夜は、周囲に光源が無いため、満点の星空が望めます。

■駐車場:美ヶ原高原美術館駐車場または長和町営駐車場または美ヶ原自然保護センター駐車場
■牛の放牧は5月下旬~10月中旬

〜まとめ〜

ドライブ好きにおススメのビーナスライン。周囲の絶景リゾート地は、都会の騒がしさを忘れさせてくれます。冬期間は一部閉鎖区間となりますのでご注意を。季節を通して様々な顔を見せるビーナスラインを、ぜひ訪れてみてください。

(文:竹中 唯)

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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