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投稿日:2019.08.06 Tue

みちのくの小京都「秋田・角館」は夏もイイ!武家屋敷を歩いて“森林浴”しよう

武家屋敷には縁起のいいモミの木がすくすくと

武家屋敷には縁起のいいモミの木がすくすくと

春はしだれ桜、秋は紅葉が彩る、武家屋敷の町並みで有名な秋田県・角館(かくのだて)。1620年に芦名義勝によって造られ、その後佐竹北家が治めた秋田藩の城下町です。武家町は道路幅や曲がり角まで約400年前当時の区画がそのまま残り、江戸時代にタイムスリップした気分に。また多くの武家屋敷の庭園にはモミの巨木がすっくと伸びているのが印象的。まっすぐ高く成長するモミの木は、出世を願う縁起のいい木ということで武士に好まれたのだそう。木立が美しい夏の角館で、歴史散歩を楽しみませんか。

3000坪の敷地で文化を体感!「角館歴史村・青柳家」

3000坪の敷地で文化を体感!「角館歴史村・青柳家」

上級武士のお屋敷だけに許された重厚な「薬医門」をくぐっていざ中へ。3000坪の敷地内に威厳のある母屋をはじめ、刀・甲冑が並ぶ武器蔵、武家道具館といった建物が点在する、歴史テーマパークさながらの武家屋敷です。青柳家の親戚である画家・小野田直武が解体新書の図版を描いたことから、解体新書に関する数々の展示も見応えがあります。「茶寮あおやぎ」でお抹茶とともに一服するのもオススメ。(入場有料)

秋田県仙北市角館町表町下丁3 

TEL:0187-54-3257

直系の子孫が今も暮らす武家屋敷「石黒家」

直系の子孫が今も暮らす武家屋敷「石黒家」

角館で一番古い武家屋敷「石黒家」。直系の子孫家族が母屋に住み続けているため、公開エリアはお屋敷の半分ほど。武家屋敷の中で唯一、常時家の中まで見学でき、武士の暮らしぶりや作法を知ることができます。角館のシンボルとも言えるモミの大木を眺められる縁側、家族は使えない表玄関、武士の上下を示す畳の張り方、ろうそくの光で美しい影を映す欄間などの見どころを案内してくれ、「なるほど!」という発見の連続です。(入場有料)

秋田県仙北市角館町表町下丁1 

TEL:0187-55-1496

佐竹北家ゆかりの新名物!「御狩場焼」

佐竹北家ゆかりの新名物!「御狩場焼」

角館城主・佐竹北家は戦の治まった後、狩りに励み、カモやキジを獲ってはその場でさばいて食していたとか。その記録をもとに再現したのが、角館の新名物「御狩場焼(おかりばやき)」。主に鶏肉を山椒味噌で味付けして香ばしく焼いた、まさに武家伝承の味。野菜とともに焼き上げる鍋風から串やピザ、ドッグなど各店によってアレンジさまざまでなので、好みの味わい方を見つけてみては。

秋田犬の武家丸に会えるかも「角館さとくガーデン」

秋田犬の武家丸に会えるかも「角館さとくガーデン」

桜皮細工などの伝統工芸品、桜染、かわいい雑貨、お菓子まで、角館の名品がそろうお土産店。秋田犬の「武家丸」が看板犬として人気を博し、運が良ければ会えることも!建物の表に出ているときは、距離を置いてそっと撮影することができます。お店には武家丸のぬいぐるみやグッズもあり、お土産にぴったりです。

秋田県仙北市角館町東勝楽丁26

TEL:0187-53-2230

青い渓流と滝が涼やか!「抱返り渓谷」

青い渓流と滝が涼やか!「抱返り渓谷」

角館と田沢湖の中間にある「抱返り(だきがえり)渓谷」は、人がすれ違うときにお互い抱きかかえるようにしなければ通れないほど険しい山道だったことからこの名がついたとか。今は遊歩道が整備され、深緑と青い渓流を眺めながら散策が楽しめます。見どころは何度も振り返って見たくなる「回顧(みかえり)の滝」。入り口の抱返り神社から回顧の滝まで往復1時間ほどなので、プチハイキングはいかが。

秋田県仙北市田沢湖卒田~角館町広久内

TEL:0187-43-2111(田沢湖観光情報センター「フォレイク」)

やまぶっつけは大迫力!「角館まつりのやま行事」

やまぶっつけは大迫力!「角館まつりのやま行事」

毎年9月7日~9日に行われる「角館まつりのやま行事」は、国指定重要無形民俗文化財・ユネスコ無形文化遺産に認定された伝統行事。各丁内から繰り出す18台の曳山(やま)には秋田おばこの踊り子がのって手踊りを披露。にぎやかなお囃子と踊りという伝統芸能を満喫できます。町中で曳山が鉢合わせし、通行の優先権が決まらなければ、「やまぶっつけ」で実力行使というのも面白い!「観光用やまぶっつけ」は指定時間・場所で迫力の激突を体感できるのでお見逃しなく。


写真提供/仙北市観光課

秋田県仙北市角館町一帯

TEL:0187-54-2700(仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」)

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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