投稿日：2024.03.20 Wed

【100年フード】家庭で受け継がれる芸術的な郷土料理。島根県「大田の箱ずし」

「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、島根県の「大田の箱ずし」。

箱ずしは、島根県の中心部に位置する大田市の代表的な郷土料理。はっきりとした記録は残されていませんが、江戸時代からお祝い事やお祭りなどの行事には欠くことのできない料理だったと言われています。

具材は、ごぼう・人参・しいたけ・切り干し大根（昔は、かんぴょうを使っていた）・油揚げなどを細かく刻んだもの。それを煮込み、味が馴染むまで一晩おきます。そして、大きな木枠の中に酢飯・具・酢飯・錦糸卵・板の順に何段も重ね、十分に押しをしてから切り分けます。箱ずしは、最後に重石をのせて作ることから「作る」ではなく「漬ける」と言われるのだそう。何段も重ねて作られた箱ずしの断面はとても美しく、木枠を外した時は感動ものです。

具材やすし酢は家庭ごとに異なる味がありますが、作り方は姑から嫁に、また母から子に、子から孫にと継承されてきた郷土料理です。市内のお店でも買えるそうですが、自宅で家族と一緒に作ってもみてはいかが。

【100年フード】ページはこちら　https://www.drivenippon.com/foodculture/food-shimane/

【特定非営利活動法人石見銀山資料館】
https://igmuseum.jp/

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Drive! NIPPON編集部

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