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投稿日:2023.12.15 Fri

【100年フード】あんこ餅のように野菜を詰めたお寿司。山口県「あんこ寿司」

【100年フード】あんこ餅のように野菜を詰めたお寿司。山口県「あんこ寿司」

「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、山口県の「あんこ寿司」。

山口県岩国市山代地域で伝わる郷土料理で、西暦1400年頃、領主が土地神の祟りを鎮めるために、農民が奉納した角寿司がこの地域の由来とされています。江戸時代には年貢の負担が大きい農民が、祭りや婚礼等にお寿司でもてなしたいという思いから作り続けられており、それが現在にも伝えられるようになりました。

昔は角寿司といわれていましたが、具が餅のアンコのように入っているため、当時の岩国市錦生活改善実行グループ連絡協議会(以下「錦生改連」という)の会員が、あんこ寿司と名付けたのだとか。
あんこ寿司は、みじん切りにした切り干し大根やごぼう、にんじん、椎茸を甘辛く煮含めた具を入れた寿司飯を軽く握って木型にいれ、その上に薄焼き卵と椎茸をのせて出来上がりです。

錦生改連や岩国市本郷生活改善実行グループ連絡協議会では、食育活動や体験交流等であんこ寿司の継承活動に取り組んでいます。また本郷では、企業組合山代の里と連携して山代地域の特産品として販売。本郷を訪れる際は、ぜひ味わってみてください。

【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-yamaguchi/

岩国市錦生活改善実行グループ連絡協議会/岩国市本郷生活改善実行グループ連絡協議会

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Drive! NIPPON編集部

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