香川県庁舎旧本館及び東館が「国の重要文化財」に指定。戦後の庁舎建築としては全国初

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令和4年2月に香川県庁舎旧本館及び東館が国の重要文化財に指定されました。戦後に建てられた庁舎としては全国初です。

県庁舎東館は、建築家・丹下健三氏の設計により1958年に竣工。柱や梁の軸組構造などにより、日本の伝統的な意匠を鉄筋コンクリートで表現し、県民に開かれた庁舎とするためにピロティやロビーなどを配置した手法が評価されました。さらに、庁舎とともに製作された南庭の石灯籠、受付カウンター、椅子などの家具類57点も建造物の価値と一体となして重要なものとして、重要文化財の一部に指定されています。また、令和元年12月に耐震工事を完了。今回の重要文化財指定により、全国の建築ファン、そして香川県民に親しまれる庁舎として機能し続けていきます。

■県庁舎東館1階は執務室がなく、すべてが県民のための空間設計
県庁舎東館1階には執務室がありません。建物1階のピロティやロビー空間は、県民のためのオープン・スペースになっており、平日は誰もが出入りできます。ここに配置されている家具類の多くは、丹下健三氏によって設計され、桜製作所も製作に携わっています。壁画「和敬清寂」は香川県出身の画家、猪熊弦一郎氏の作品。これらの作品は、県庁舎東館の価値をさらに高めています。

■世界から評価される県庁舎東館。映画のロケ地としても選ばれています
県庁舎東館は世界からも高く評価されています。近代建築の保存に取り組む組織「DOCOMOMO(モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織)JAPAN」によって「文化遺産としてのモダニズム建築20選」に選ばれ、米ニューヨーク・タイムズの雑誌の特集「世界で最も重要な戦後建築25作品」では日本の建築として唯一掲載されました。また、令和3年に公開された映画『Arc アーク』では、県庁舎東館が作品の中の重要な建物として登場しています。

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