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投稿日:2021.03.09 Tue

震災から10年、3/11に灯る希望の明かり。郡山で「復興の灯火プロジェクト」を開催

震災から10年、3/11に灯る希望の明かり。郡山で「復興の灯火プロジェクト」を開催

東日本大震災から10年を迎える2021年3月11日(木)、郡山市は、学校法人郡山開成学園 郡山女子大学短期大学部と共催で、「復興の灯火プロジェクト」を開催します。「復興の灯火プロジェクト」は、震災の記憶と地域の伝統文化の継承を通し人と人のつながりが拡がるまちづくりを目的に取り組みを始め、今年で3年目の開催となります。郡山市の伝統工芸の一つ「海老根(えびね)伝統手漉和紙」を使用した約700基の灯ろうが、郡山駅前で希望の明かりを照らします。
この灯ろうは、避難自治体の方々を含む住民と国内外の姉妹都市&友好都市の子どもたちなどが想いを寄せて絵付けしたものです。 イベントは、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策や全世界への発信を目的に、「復興の灯火プロジェクトYouTubeチャンネル」でもLIVE配信します。

【開催概要】
日時:2021年3月11日(木) 11:30~20:30 (灯ろう点灯は、17:30~)
会場:JR郡山駅西口駅前広場(福島県郡山市駅前二丁目408)
LIVE配信URL:「復興の灯火プロジェクトYouTubeチャンネル」
https://m.youtube.com/channel/UCUxcgifEb46xFePzu5MykgQ
内容:
1. 約650基の灯ろうの展示とLIVE配信
2. 防災関連グッズの展示、 起震車体験による防災意識啓発
3. 震災の記憶と伝統文化の継承をテーマとした映像配信
「HIDDEN GEMS KORIYAMA ~受け継ぐ、伝える、未来へ~」 など
https://m.youtube.com/watch?v=b6iS3sC-44Q

「復興の灯火プロジェクト」 ウェブサイト:
https://fukkou-no-tomoshibi.org/

【これまでの取り組み】
■2019年
郡山市のフロンティア大使となったGReeeeNの福島復興への想いからプロジェクトがスタート。会場には市内小学生の灯ろうやGReeeeNのメッセージ灯ろうが展示される

■2020年
準備を進める中、新型コロナウイルス感染症の影響があり、規模を縮小して開催
郡山女子大学短期大学部や大学付属高校美術科の学生の灯ろうが加わる

■2021年
コロナ禍においても参加できるオンライン寄せ書きのコンテンツ「復興ツリー」を構築
避難自治体の方々、市内の高校生、姉妹都市等の灯ろうが加わる
市内の商店街にも灯ろう協力店を募り、約70店舗でも3.11を含む2週間で灯ろうを展示
(2021年は福島県「キャンドルナイト」も加わり、富岡町の伝統行事「麓山の火祭り」の展示も実施)

■住民と国内外の姉妹都市&友好都市などの総勢約650名の想いが灯ろうに
今回の灯ろうの展示イベントは、居住地も年代も多様な数多くの方々の協力により実現しました。
素材となる和紙は、海老根和紙保存会のみなさんが地元産の原料を使い、一枚一枚手作業で作り上げたもので、イラストやメッセージ等の絵付けは、避難自治体の方々を含む住民のほか国内外の姉妹都市・友好都市の子どもたちなど、総勢約650名もの人々によって描かれています。
これら和紙を通した各国・市内外の交流は、新型コロナウイルス感染症の影響で例年のような派遣交流が叶わない現在の状況下でも、人々の心をつなぐシンボルとなっています。

<「復活した生紙」海老根伝統手漉和紙とは>
海老根伝統手漉和紙は、郡山市中田町海老根地区に江戸時代から受け継がれている伝統工芸品で、黄色みがかった紙が時間の経過とともに白く変化することから「生紙(きがみ)」とも呼ばれている珍しい性質を持ちます。江戸時代~明治時代の最盛期には地区全戸で紙漉きが行われていましたが、パルプ紙やビニール製品の需要に押され生産量が減少。1988年に一度伝統が途絶えてしまったものの、10年後に地域住民らの強い意志により保存会が立ち上げられ、紙漉き文化が再興しました。この「復活の和紙」は、地元の小学生が原料となる植物の栽培から携わり自身の卒業証書を制作するなど、現在も地域に根付き愛されています。

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Drive! NIPPON編集部

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