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投稿日:2020.11.28 Sat

豪華寝台列車と豪華作家陣が出会った。「ななつ星」を舞台にした小説集が誕生

豪華寝台列車と豪華作家陣が出会った。「ななつ星」を舞台にした小説集が誕生

運行開始7周年を記念し、「ななつ星」の旅の記憶や憧憶を7人の人気作家たちが短編小説とエッセイ等に描いた小説本を刊行しました。「ななつ星」をめぐって織り成す、7人の「旅と人生」の物語。珠玉の一冊です。ぜひ、全国の主な書店、ネットストアでお買い求めください。

【概要】
タイトル:「Seven Stories 星が流れた夜の車窓から」
発売日:2020年11月25日(水)
出版社:文藝春秋

■著者及び収録作:書下ろし2作品を含む以下7作(※敬称略)
・糸井重里 / 「帰るところがあるから、 旅人になれる。 」
・井上荒野 / 「さよなら、 波瑠」
・恩田 陸 / 「ムーン・リヴァー」
・川上弘美 / 「アクティビティーは太極拳」
・小山薫堂 / 「旅する日本語」
・桜木紫乃 / 「ほら、 みて」
・三浦しをん / 「夢の旅路」

装幀・装画:クラフト・エヴィング商會 [吉田篤弘・吉田浩美]
定価:本体1,500円+税
[桜木紫乃さまからのコメント]
その旅は、ななつ星に乗る前から始まっていました。
スタッフの心遣いは、一緒に生きてきた大切な人と語り合う列車の乗車券となり、レールのつなぎ目に心の揺れを確かめながらのひとときは、思いもよらぬ人生の褒美へと変わったのです。

<「ななつ星」車内限定版も登場>
「ななつ星」車内では、九州をエッセイと写真で紹介するビジュアル冊子「ななつ国物語」と2冊セットの特装版として販売します。ビジュアル冊子では、浅田次郎、安部龍太郎、桐野夏生、小池真理子、島田雅彦、高樹のぶ子、林真理子(敬称略)の7人の作家により、九州7県にまつわるエッセイを書下ろしました。

■「Seven Stories 星が流れた夜の車窓から」―著者・プロフィールー
・糸井重里(いとい しげさと)
1948年、群馬県生まれ。「ほぼ日」代表。広告、作詞、文筆、ゲーム制作など多彩な分野で活躍。
98年にウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは、 同サイトでの活動に全力を傾けている。 近著に「かならず先に好きになるどうぶつ。 」、「みっつめのボールのようなことば。 」、「いつか来る死」(小堀鴎一郎との共著)ほか多数。

・井上荒野(いのうえ あれの)
1961年東京都生まれ。89年「わたしのヌレエフ」で第一回フェミナ賞を受賞してデビュー。
2004年「潤一」で島清恋愛文学賞、08年「切羽へ」で直木賞、11年「そこへ行くな」で中央公論文芸賞、16年「赤へ」で柴田錬三郎賞受賞。2019年に発表された「あちらにいる鬼」は父・井上光晴を描き大きな話題に。

・恩田陸(おんだ りく)
1964年宮城県生まれ。92年「六番目の小夜子」でデビュー。
2005年「夜のピクニック」で吉川英治文学新人賞と本屋大賞をダブル受賞。06年「ユージニア」で日本推理作家協会賞、07年「中庭の出来事」で山本周五郎賞を受賞。 17年「蜜蜂と遠雷」第156回直木賞、第14回本屋大賞を受賞。19年「蜜蜂と遠雷」は映画化された。

・川上弘美(かわかみ ひろみ)
1958年東京都生まれ。94年、デビュー作「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞受賞。
96年に「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。99年には、同「神様」でBunkamuraドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞を受賞、また「溺レる」で伊藤整文学賞、女流文学賞受賞。01年には、「センセイの鞄」で第37回谷崎潤一郎賞受賞。

・小山薫堂(こやま くんどう)
1964年、熊本県生まれ。放送作家。脚本家。京都芸術大学副学長。
日本大学芸術学部放送学科在籍中に放送作家としての活動を開始。「料理の鉄人」、「カノッサの屈辱」など斬新なテレビ番組を数多く企画。脚本を担当した映画「おくりびと」で第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞を獲得。執筆活動の他、地域・企業のプロジェクトアドバイザーなどを務める。熊本県のPRキャラクター「くまモン」の生みの親でもある。

・桜木紫乃(さくらぎ しの)
1965年、北海道生まれ。2002年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞して作家デビュー。
「ラブレス」で島清恋愛文学賞受賞。13年「ホテルローヤル」で直木賞受賞。本年「家族じまい」で中央公論文芸賞受賞する。現在、「ホテルローヤル」が映画化され大きな話題となっている。

・三浦しをん(みうら しをん)
1976年、東京都生まれ。2000年、書下ろし長篇小説「格闘する者に○(まる)」でデビュー。
以後、「月魚」、「秘密の花園」、「私が語りはじめた彼は」などの小説を発表。「乙女なげやり」、「あやつられ文楽鑑賞」、「悶絶スパイラル」、「本屋さんで待ちあわせ」、「ぐるぐる(ハート)博物館」など、エッセイ集も注目を集める。06年「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞、12年「舟を編む」で本屋大賞、15年「あの家に暮らす四人の女」で織田作之助賞を受賞。

■車内限定ビジュアル冊子「ななつ国物語」―著者・プロフィールー
・浅田次郎(あさだ じろう)
1951年、 東京都生まれ。
95年「地下鉄(メトロ)に乗って」で吉川英治文学新人賞、97年「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞、2000年「壬生義士伝」で柴田錬三郎賞、07年「お腹召しませ」で司馬遼太郎賞、08年「中原の虹」で吉川英治文学賞、10年「終わらざる夏」で毎日出版文化賞、16年「帰郷」で大佛次郎賞をそれぞれ受賞。「蒼穹の昴」、「椿山課長の七日間」、「薔薇盗人」、「憑神」、「夕映え天使」、「赤猫異聞」など多彩な作品があり、幅広い読者を獲得している。

・安部龍太郎(あべ りゅうたろう)
1955年、福岡県生まれ。90年「血の日本史」でデビュー。
「黄金海流」、「彷徨える帝」、「関ヶ原連判状」等の重厚かつサスペンスフルな時代小説を立て続けに発表、その頃に「隆慶一郎が最後に会いたがった男」という伝説が生まれた。05年「天馬、翔ける」で中山義秀文学賞、13年「等伯」で直木賞を受賞。近著に「冬を待つ城」、「姫神」、「義貞の旗」、「海の十字架」などがある。

・桐野夏生(きりの なつお)
1951年、石川県生まれ。93年、「顔に降りかかる雨」で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。
98年、「OUT」で第51回日本推理作家協会賞、99年「柔らかな頬」第121回直木賞、03年「グロテスク」第31回泉鏡花文学賞、04年「残虐記」第17回柴田錬三郎賞、05年「魂萌え!」第5回婦人公論文芸賞、08年「東京島」第44回谷崎潤一郎賞、09年「女神記」第19回紫式部文学賞、11年「ナニカアル」第62回読売文学賞 小説賞をそれぞれ受賞。

・小池真理子(こいけ まりこ)
1952年東京都生まれ。89年「妻の女友達」で第42回日本推理作家協会賞(短編部門)、96年「恋」で第114回直木賞、98年「欲望」で第5回島清恋愛文学賞、2006年「虹の彼方」で柴田錬三郎賞、12年「無花果の森」で芸術選奨文部科学大臣賞、13年「沈黙のひと」で吉川英治文学賞を受賞。 著書に「無伴奏」、「冬の伽藍」、「虚無のオペラ」、「青山娼館」など多数

・島田雅彦(しまだ まさひこ)
1961年、東京都生まれ。83年「優しいサヨクのための嬉遊曲」を発表し注目される。
「夢遊王国のための音楽」で野間文芸新人賞、「彼岸先生」で泉鏡花文学賞、「退廃姉妹」で伊藤整文学賞、「虚人の星」で毎日出版文化賞を受賞。著書に「天国が降ってくる」、「僕は模造人間」、「エトロフの恋」、「おことば」、「フランシスコ・X」、「徒然王子」、「悪貨」、「ニッチを探して」などがある。

・高樹のぶ子(たかぎ のぶこ)
1946年、山口県生まれ。80年に「その細き道」で作家デビュー。84年に「光抱く友よ」で芥川賞を受賞。その他にも島清恋愛文学賞(蔦燃)、女流文学賞(水脈)、谷崎潤一郎賞(透光の樹)、芸術選奨文部大臣賞(HOKKAI)、川端康成文学賞(トモスイ)など多数の文学賞を受賞しており、2009年に紫綬褒章を受勲。また、九州大学アジア総合政策センター特任教授を務めているほか、芥川賞、日経小説大賞、野間文芸賞、大佛次郎賞、島清恋愛文学賞などの選考委員も歴任している。

・林真理子(はやし まりこ)
1954年、山梨県生まれ。82年エッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」が大ベストセラーに。
86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞を、95年「白蓮れんれん」で柴田錬三郎賞を、98年「みんなの秘密」で吉川英治文学賞、2013年「アスクレピオスの愛人」で島清恋愛文学賞、20年、菊池寛賞を受賞。そのほかの著書に「不機嫌な果実」、「野心のすすめ」、「出好き、ネコ好き、私好き」、「大原御幸 帯に生きた家族の物語」など多数。

■装幀・装画―プロフィールー
・クラフト・エヴィング商會 [吉田篤弘・吉田浩美]
日本のグラフィック・デザイナー、著作家。吉田篤弘(1962年生まれ)と吉田浩美(1964年生まれ)の二人からなるユニットである。実在しない書物や雑貨などを手作りで作成し、その写真に短い物語風の文章を添える、という形式の書物をいくつか出版しているほか、ブックデザイナーとして文芸書など多くの書籍のデザインを手がけている。2001年、「稲垣足穂全集」、「らくだこぶ書房21世紀古書目録」で講談社出版文化賞・ブックデザイン賞を受賞。

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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