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投稿日:2024.02.09 Fri

奈良・奈良市~明日香村ドライブ | 古代ロマンを求めて

奈良・奈良市~明日香村ドライブ | 古代ロマンを求めて

古都、奈良の魅力は、その長い歴史と伝統、人々が大切に守ってきた史跡や文化、そして変わらぬ豊かな自然です。観光名所として知られている寺社はもちろん、何気なく切りとった風景にも、古き良き日本の原風景を感じさせる懐かしさがあります。近年は、古い町並みを生かしたまちづくりや古民家を再生したカフェや雑貨店が増え、新しい観光の楽しみ方が広がってきました。今回は、奈良市と明日香村を中心に、古代ロマンがあふれる史跡巡りや町歩きを楽しめるドライブプランをご紹介します。1300年以上昔の日本を探しにタイムスリップしましょう!
(写真提供:ならまち_元興寺旧境内(中新屋町)、奈良市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 2.1(https://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/))

奈良・奈良市~明日香村ドライブ | 古代ロマンを求めて

START 近鉄奈良駅

①ならまち

②粟 ならまち店

③布穀薗

④今西家住宅

⑤明日香村

格子戸が特徴的な町屋の風景に情緒を感じる「ならまち」

格子戸が特徴的な町屋の風景に情緒を感じる「ならまち」

平城京の外宮(げきょう)といわれたエリアの一部、奈良公園の南西にある「ならまち」。近年は、町屋や古い建物を活用したカフェや雑貨店が増え、多くの観光客で賑わいをみせています。8世紀に建立された元興寺(世界遺産)の旧境内を中心に、奈良の「旧市街」と呼ぶにふさわしい歴史的な建物が並ぶ町並みが出迎えてくれます。通りに面した家々は、格子戸が特徴的な間口の狭い「町屋」の造りで、幕末から明治にかけて建てられたもの。その格子戸は、日光や風の調整をするだけでなく、外から家の中を見えにくくする役割もあるとか。また、民家や商家の軒先で見られる、コロンとした赤い飾りの「身代わり申」と呼ばれるお守りは、庚申さんの使いとされる申を模したもので、災いを代わりに受けてくれるそうです。
(写真提供:ならまち格子の家2、奈良市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 2.1(https://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/))

ならまちの詳細

奈良市総合観光案内所
■住所:奈良市三条本町1082
■TEL:0742-27-2223(9:00~19:00)
■URL:https://narashikanko.or.jp/feature/naramachi/ (奈良市観光協会)

大和の風土が育む伝統の旬をいただく「粟 ならまち店」

大和の風土が育む伝統の旬をいただく「粟 ならまち店」

ならまちで大和伝統野菜や大和牛をつかったグルメを味わえるのが「粟 ならまち店」。写真は「昼のフルコース」6,000円(税込)で、大和の風土で育まれた四季折々の伝統野菜や大和牛のリブロースステーキが味わえます。築140年の古民家をリノベーションした店内は、入口付近にカウンター席が、奥には座敷席やテーブル席があります。町屋造りで奥行きが長く、ゆったりとした空間で彩り豊かな御膳やコース料理を味わうことができます。完全予約制につき、必ず電話で問い合わせを。
(写真提供:粟 ならまち店)

粟 ならまち店の詳細

■住所:奈良県奈良市勝南院町1
■営業時間:昼11:30~14:30(最終入店13:00/L.O.14:00)、夜17:30~21:00(最終入店19:00/L.O.20:30)
■定休日:火曜日
■駐車場:なし(近くに有料パーキングあり)
■URL:https://www.kiyosumi.jp/naramachiten 

明治時代の邸宅を眺めながらくつろげる和カフェ「布穀薗」

明治時代の邸宅を眺めながらくつろげる和カフェ「布穀薗」

「布穀薗(ふこくえん)」は、明治時代の司法官だった北畠治房(きたばたけ はるふさ)男爵(1833年~1921年)が、晩年に暮らしていた邸宅です。敷地内の長屋門(ながやもん)をリノベーションしたカフェ店内からは、手入れの行き届いた庭と明治26年に建てられた立派な2階建ての母屋が眺められます。メニューは店内の雰囲気と調和した和テイストのスイーツがそろい、ランチには国産小麦100%の全粒粉そうめんや奈良県産を中心とした食材が使われ、身体がよろこぶ食事が味わえます。法隆寺に近く、古刹を巡ってひと休みするのにぴったりなロケーション。春には庭のしだれ桜と芝桜の花が咲きほころび、淡く華やかな眺めが楽しめます。
(写真提供:布穀薗)

布穀薗の詳細

■住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺2-2-35
■TEL:0745-44-8787
■営業時間:10:00~16:00 (L.O. 15:45)
■定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
■駐車場:9台
■URL:http://fukokuen.com/ 

織田信長が認めた“民家の法隆寺”とも呼ばれる「今西家住宅」

織田信長が認めた“民家の法隆寺”とも呼ばれる「今西家住宅」

奈良県橿原市今井町は、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されていて、その9カ所ある重要文化財のうちのなかでも最も重要と言われるが「今西家住宅」です。今西家は「十市県主(とおちのあがたぬし)」という古代の豪族を祖先とした歴史を持ち、戦国時代には、織田信長から今井郷の自治権が認められ、また、大坂夏の陣で今井町の西側を守ったことから「今西」の姓を名乗るようになったとか。お屋敷には、1650年3月23日に建立された記録が残っていて、日本で3番目に古いことから「民家の法隆寺」とも呼ばれています。天皇陛下をはじめ皇族も訪れた、由緒ある名家の強大な権力と歴史の重みを肌で感じてみてはいかが。
(写真提供:公益財団法人 十市県主今西家保存会)

今西家住宅の詳細

■住所:奈良県橿原市今井町3-9-25
■TEL:0744-25-3388
■開苑時間:10:00~12:00、13:00~17:00(最終入館16:30)※事前予約が必要
■見学料:大人500円 中学生以下250円
■定休日:月曜日(祝日の場合、翌平日)
■URL:https://www.imanishike.or.jp/

飛鳥時代の都、古代の香りを今なお感じる「明日香村」

飛鳥時代の都、古代の香りを今なお感じる「明日香村」

古き良きものを守るため「明日香法」という法律によって村まるごと保存対象になっている「明日香村」。聖徳太子、中大兄皇子、蘇我馬子などが活躍した飛鳥時代のワンシーンが今にも目の前でくり広げられそうな、古代ロマンを感じられる「日本の故郷」と言えるかもしれません。明日香村は、日本最古の寺「飛鳥寺」、蘇我馬子の墓ともいわれる「石舞台古墳」など、歴史的価値の高い寺社や古墳などが注目されますが、そんな史跡だけではなく、自然ゆたかな山川や四季折々の表情を見せる棚田など、懐かしさを感じる日本の原風景そのものも見どころです。飛鳥時代を彷彿とさせる古代の香りと人々が紡いできた歴史、そして現代を生きる人々の暮らしが共生している姿を感じながら、1500年の時の流れに思いを馳せ、時間の許す限りのんびりと散策を楽しみたい場所です。

明日香村の詳細

一般社団法人 飛鳥観光協会
■URL:https://asukamura.com/(明日香村観光ポータルサイト 旅する明日香ネット)

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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