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投稿日:2023.11.07 Tue

愛知・奥三河ドライブ | 秘境!佐久間ダムに行ってみよう!

愛知・奥三河ドライブ | 秘境!佐久間ダムに行ってみよう!

愛知県と静岡県の県境で、静かな湖面をたたえる「佐久間ダム」。戦後復興を支えるべく、わずか3年で完成させたダムは高さ・貯水量ともに日本屈指のスケールを誇り、ダムマニアならずともその迫力に圧倒されます。新東名高速道路の新城ICから佐久間ダムへ向かう道中には、江戸の建築様式を残す鳳来山東照宮、山間を切り拓いた千枚田、昭和に活躍した列車など、先人の知恵と歴史を体感できるスポットが盛りだくさん。深まる秋を味わいながら、奥三河の山間をドライブしませんか。

愛知・奥三河ドライブ | 秘境!佐久間ダムに行ってみよう!

START 新城IC

①鳳来山東照宮

②道の駅したら

③旧豊橋鉄道田口線モハ14

④四谷の千枚田

⑤佐久間ダム・佐久間電力館

徳川家康ゆかりの場所で紅葉狩りと開運祈願「鳳来山東照宮」

徳川家康ゆかりの場所で紅葉狩りと開運祈願「鳳来山東照宮」

ドライブの始まりは、山全体が国の名勝・天然記念物とされている鳳来寺山。山の中腹にある「鳳来山東照宮」は、「徳川家康の父と母が世継ぎを願って鳳来寺に参詣し家康が誕生した」という由緒を知った3代将軍徳川家光の命により建立されました。杉木立の中にたたずむ本殿や拝殿などは国指定重要文化財に指定され、朱塗りの社殿や色鮮やかな彫刻に目を奪われます。家康にあやかった愛らしい縁起物「寅童子」を手に入れ、子宝・受験・出世・開運といったご利益をぜひお願いしてみては。また、歩いて5分ほどの鳳来寺本堂へ足を延ばせば、見晴台から山並みを一望できて気分も爽快に。なかでも、例年11月から鳳来寺山一帯で開催される「鳳来寺山紅葉まつり」は、紅葉狩りと歴史探訪ができて特にオススメです。

■住所:愛知県新城市門谷字鳳来寺4 
■TEL : 0536-35-1176(鳳来山東照宮社務所)
■駐車場:鳳来寺山パークウェイ駐車場から徒歩10分(8:00~18:00。普通車550円、11月中やGW、お盆、年末年始などの繁忙期1100円)
URL:https://www.horaisantoshogu.com/

あの有名酒蔵の仕込み体験も!「道の駅したら」

あの有名酒蔵の仕込み体験も!「道の駅したら」

のどかな山間に突如現れる、波型屋根がスタイリッシュな「道の駅したら」。体験施設や郷土館が併設する珍しい道の駅として、2021年5月にオープン。腹ごしらえをするなら、設楽町のトマトやジビエを楽しめる「清嶺食堂」がオススメ。オリジナルスパイスを使った「酒粕チキンのスパイシートマトカレー」や、鹿肉を贅沢にのせた「森の恵みまぜそば」は滋味豊かな味わいがたまりません。また、設楽町産の米、絹姫サーモンなどの特産品が並ぶ「清嶺市場」や、地元作家の木製ベンチがある「みんなのリビング」、授乳室や家族トイレも備わっていてドライブのリフレッシュにぴったり。さらに2階には関谷醸造が手がける「ほうらいせん酒らぼ」がお目見えし、日本酒仕込みや甘酒づくりが体験できます。ぜひ訪れてみませんか。

■住所:愛知県北設楽郡設楽町清崎字中田17番地7
■TEL : 0536-63-0120
■営業時間:清嶺食堂11:00~15:00(LO 14:30)、清嶺市場9:00~17:00
 ※ほうらいせん酒らぼの体験日時はHPで(完全予約制)
■URL:https://michinoeki-shitara.jp/

昭和40年代まで現役だった「旧豊橋鉄道田口線モハ14」

昭和40年代まで現役だった「旧豊橋鉄道田口線モハ14」

「道の駅したら」でひときわ目を引くのが、駐車場の一角に展示されている「旧豊橋鉄道田口線モハ14」の実物車両。昭和初期から本長篠~三河田口間の約22キロを運行していた田口線は、木材運搬や地元の"足"として親しまれてきましたが、1968年(昭和43年)やむなく廃線になりました。この貴重な歴史を物語るレトロな実物車両に乗り込むと、中に当時の運賃表や硬券が展示され、古きよき昭和の時代がよみがえります。奥三河の暮らしに興味が出てきたら、道の駅に併設する「奥三河郷土館」にも立ち寄ってみては。木組みの展示棚に設楽町周辺で見られる生き物や鉱物の標本、歴史、民俗に至るまで約6000点の資料が並び、見応えたっぷり。内装に地元の木材がふんだんに使用されているので、木の温かみにも癒されます。

■住所:愛知県北設楽郡設楽町清崎字中田17番地7
■TEL : 0536-62-1440
■営業時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
■休業日:火曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
■入館料:一般300円、小中学生150円 ※田口線車両展示は無料
■URL: https://michinoeki-shitara.jp/okumikawa/

日本の原風景が愛おしい「四谷の千枚田」

日本の原風景が愛おしい「四谷の千枚田」

「道の駅したら」からクルマで10分ほど走ると、日本の棚田百選にも選ばれる「四谷の千枚田」に到着。標高220m~420mにかけて約400枚の棚田が広がる、ノスタルジックな風景にうっとり。鞍掛山の中腹から湧き出る清水で棚田をうるおし、稲刈り後に"はざ掛け"(天日干し)を行う伝統的な稲作を今もなお続けて、この美しい景観を継承しています。明治37年の山崩れによってすべて崩壊したものの、わずか5年ほどでこの堅牢な石積みの棚田を復興させたとか。水面がきらめく春、青々とした夏、黄金色に染まる初秋もさることながら、稲刈り後の静かな趣もまた一興。特に、駐車場(下側)は、正面の高台から千枚田の全景を見晴らせるオススメのビューポイント。田んぼやあぜ道に立ち入らず、貴重な景観のおすそ分けをそっといただきましょう。

■住所:愛知県新城市四谷230
■URL:https://www.city.shinshiro.lg.jp/kanko/meisyo/senmaida.html

その迫力を至近距離で!昭和の土木工事を変えた「佐久間ダム」

その迫力を至近距離で!昭和の土木工事を変えた「佐久間ダム」

静岡県浜松市と愛知県豊根村にまたがる巨大なコンクリートダム「佐久間ダム」は、1956年当時、国内最大のダムとして誕生しました。戦後復興による電力不足をまかなうため急ピッチで工事が進められ、わずか3年という短期間でダムが完成。開発困難と言われた天竜渓谷で、日本で初めてとなる大型重機を投入して行ったダム工事は、「戦後の土木技術の原点」とも称されます。関東圏・中京圏へ送電できるよう50Hz・60Hzの発電に対応し、静岡や愛知の水源にもなるなど、70年近く経つ今もなおインフラ設備としてフル稼働中。「佐久間電力館」の屋上から全体を見渡したり、高さが155.5mもあるダムの堤頂部を歩いてみたりすると、先人の技術とパワーに感動するはず。ダム湖の絶景とともに、昭和の素晴らしい建造物を堪能しませんか。
(写真提供:J-POWER電源開発株式会社)

■住所:静岡県浜松市天竜区佐久間町佐久間2252-3(佐久間電力館)
■TEL:053-965-1350
■営業時間:9:00〜16:30
■休館日:月曜(月曜日が祝祭日の場合は火曜)、12/28〜1/3
■入館料:無料
■URL:https://www.jpower.co.jp/learn/facilities/sakuma.html

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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