茨城県
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ほしいも
明治時代後半に茨城県に伝わり、老若男女に親しまれているのがほしいもです。茨城県は全国のほしいも生産量トップを誇り、その大部分を生産しているのが、ひたちなか市、東海村、那珂市です。ほしいも作りに適した、水はけの良い砂地を含んだ土壌、ミネラルを含んだ潮風により、ほしいもの製造が発展していきました。当地域では、伝統的な品種のたまゆたか、いずみ、強い甘みが特徴の紅はるか等100年続く産地ならではの多くの品種が製造されています。生産者等から構成されるひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会では、日本一の産地の維持・発展を目指し、ほしいも三ツ星生産運動とほしいも品評会の事業を展開しています。ほしいも三ツ星運動は、衛生加工の実施などにより、安全で安心なほしいもの生産を推進する取り組みです。ほしいも品評会は、生産者の技術を高めることや、ほしいもを多くの方に味わっていただくことを目的として、毎年開催しています。
ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会
http://hoshiimo.org/ -
牛久ワイン
牛久では実業家の神谷傳兵衛が、1903(明治36)年にフランス・ボルドー地方の最新技術を採用し、ブドウの栽培からワインの醸造・瓶詰めまでを一貫して行なう日本初の本格的ワイン醸造場、牛久シャトー(国指定重要文化財)を開設しました。120年以上前の日本ワイン黎明期に牛久シャトーで醸造された「牛久葡萄酒」はフランスに留学し技術や知識、最新の機械を持ち帰った養子・神谷傳蔵の技術指導により、チュイルク博覧会金賞牌受賞や東京勧業博覧会1等金賞牌受賞など国内外で高く評価され、数々の名誉ある賞を受賞しました。戦後、牛久ワインの醸造量は減少しましたが、2020年には「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」というストーリーで山梨県甲州市とともに文化庁より日本遺産にも認定されました。現在、牛久シャトー以外のワイナリーでも、ワイン醸造やワイン用ブドウのブドウ生産が始まっています。 ※牛久産のブドウを85%以上使用し、かつ牛久内で醸造されているワインのみを100年フードとして認定しています。
ワイン文化日本遺産協議会
https://japan-wine-culture.jp/ -
笠間の栗菓子文化
日本一の栗の産地である茨城県。その中でも有数の産地である笠間市は、寒暖差や火山灰土壌など栗の栽培に適した環境を背景に、お茶うけやおやつなど、日常的な当たり前の生活の中に「栗菓子」があります。栗畑や栗剥き、お裾分けなどの生活に溶け込む風景と栗ごはんや渋皮煮など、家庭や地域でそれぞれの味の栗菓子があります。そして、店舗のジャンルを超えた「笠間の栗」を使ったモンブラン、栗羊羹、焼き栗、ソフトクリーム、栗おこわ、クッキー、栗甘納豆などの栗菓子があり、市内には住んでいる方、訪れる方の双方が楽しむ「笠間の栗菓子」があふれています。この笠間市の日常生活から生まれてきた多様な「笠間の栗菓子文化」を、未来100年続く食文化として継承していきます。
【茨城県】
茨城県笠間市
https://www.city.kasama.lg.jp/

Posted by
Drive! NIPPON編集部
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