【茨城・水戸-日立-北茨城ドライブ】ひときわ輝きを増す冬の水辺巡り（ロマンチックな旅 Vol.7）

Ⓒチームラボ《隠田跡の水鏡の道》

ロマンチックな旅 Vol.7は、茨城県の水戸・日立・北茨城エリアのドライブプランを紹介。茨城は、日本で2番目に大きい霞ヶ浦をはじめとする大小の湖沼や、利根川・那珂川の大河、さらには190kmの海岸線を持つ水に恵まれた県。四季折々の水景が広がります。なかでも冬は寒さで空気が澄み、水面がいっそう青く輝く季節。白鳥が舞う湖や海の上を走るドライブウェイ、海辺の森に生まれたアート空間を訪れ、この季節だけの水の色と輝きに出会う旅に出かけましょう！

白鳥が舞う冬の湖畔へ/大塚池公園

Ⓒ水戸市

常磐自動車道・水戸ICから車で約5分。今回の旅は水戸市西部、国道50号バイパスにも近い「大塚池公園」から始まります。大塚池は茨城百選にも選ばれた景勝地として知られ、1周約2.6キロの池の周りに整備された遊歩道は市民の散策スポットとして親しまれています。
秋から冬にかけては多くの白鳥が飛来し、優雅に羽を休める姿を間近で眺めることができます。近づきすぎると警戒されてしまうので、少し離れた場所からそっと見守るのがポイント。白鳥のほかにも、愛らしいカモの群れなどさまざまな水鳥たちが訪れ、冬の水辺を彩ります。

大塚池公園の詳細

住所 茨城県水戸市大塚町1832 　駐車場 あり 　URL https://www.mito-park.net/park/813/ 　

石窯ピッツァとオーシャンビューを満喫/ メイプルレストラン

白鳥とお別れして、車を走らせること約35分。太平洋に面した絶好のロケーションに建つ「メイプルレストラン」でランチタイムを楽しみましょう。大きな窓から光が差し込む開放的な店内からは、どこまでも続く青い海と空を一望できます。
名物は、生地の配合からこだわり、石窯で焼き上げた香ばしいピッツァ。ランチセットの前菜プレートには、一品一品丁寧につくられたアンティパストが盛られ、見た目も味も大満足です。カフェタイムには海を眺めながら、デザートやドリンクとともに優雅な時間を過ごすのもおすすめ。

メイプルレストランの詳細

住所 茨城県日立市大みか町4-22-2 　営業時間 ランチ 11:30～15:0 (L.O. 14:30)、カフェ 15:00～18:00、ディナー 18:00～21:0 (L.O. 20:30) ※ディナーは金～日のみ 　定休日 火曜日 　駐車場 あり 　URL https://www.instagram.com/mapl_e830/ 　

太平洋の「上」をドライブ！/日立シーサイドロード

Ⓒ日立市

ランチの後は、海の上を走る絶景ロードへ向かいましょう。
「日立シーサイドロード」は日立市を通る国道6号の渋滞緩和を目的に建設されたバイパスです。海岸線に沿って高架橋が続き、海上に橋が架かる区間では太平洋の上を走る爽快なドライブを体験できます。海にせり出すようなループ橋「浜の宮らせん橋」も気分が高まるドライブスポット。水平線を一望できる「浜の宮ロードパーク」の駐車場もあり、休憩におすすめです。

日立シーサイドロードの詳細

URL https://www.city.hitachi.lg.jp/citypromotion/hitachi_donnamachi/1007476/1004625/1004628.html 　

夜の森のミュージアムで幻想世界を体感/チームラボ 幽谷隠田跡

Ⓒチームラボ《海が立ち上がる時花が咲く - 五浦の海 》

日立シーサイドロードからさらに北上し、北茨城・五浦（いづら）の自然を舞台にしたアート空間「チームラボ 幽谷隠田跡」へ。アート集団チームラボが、自然そのものをアートとして体感するプロジェクト「Digitized Nature」の一環として手がける屋外ミュージアムです。
深い森に隠された谷や、かつて天水棚田が広がっていた跡地を歩きながら、光と音が織りなす幻想的な作品の数々を楽しみましょう。目の前にある五浦の海を作品に取り入れた<<海が立ち上がる時花が咲く-五浦の海>>では、見たことのない波の姿に出会えます。自然とデジタルテクノロジーを使ったアートが融合する、この場所でしか味わえない異世界のような体験に時が経つのも忘れてしまうはず。
（※園内は暗く、アップダウン・悪路が多いため、スニーカーなど歩きやすい靴で入場を。会場内には水に入れる作品があります。作品体験をご希望の場合は水濡れ対策も忘れずに）

チームラボ 幽谷隠田跡の詳細

住所 茨城県北茨城市大津町2132番地 　営業時間 時期により異なる 　定休日 基本第一火曜日 　駐車場 あり 　URL https://www.teamlab.art/jp/e/izura/ 　

もし泊まるなら…文化人も愛した海岸美を望む五浦温泉へ

Ⓒ北茨城市商工観光課

五浦海岸は、近代日本美術の発展に貢献した岡倉天心や横山大観らが愛した景勝地。老松や奇岩がおりなす海岸美が広がり、その絶景を眺む岬に湧くのが「五浦温泉」です。露天風呂からは効能豊かな湯とともに、月明りや漁火を映す夜の波、朝日にきらめく海など、刻々と移ろう海の表情を楽しむことができます。冬には名物の「あんこう鍋」も登場し、心も体もポカポカに。

五浦温泉の詳細

URL https://www.kitaibarakishi-kankokyokai.gr.jp/page/dir000392.html 　

＜まとめ＞

Ⓒ日立市

帰り道には、夜の「日立シーサイドロード」を走るのもおすすめです。日中の青い海とは趣が一変。車のライトや沿岸の街灯りが海面に揺れるロマンチックな夜景が楽しめます。冬だけの水辺の輝きをめぐるドライブへ、ぜひ、暖かくしてお出かけくださいね。