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投稿日:2025.11.26 Wed

スタッドレスタイヤの寿命を延ばすコツ、買い替えの見極め、保管方法、点検方法

スタッドレスタイヤの寿命を延ばすコツ、買い替えの見極め、保管方法、点検方法

冬のドライブで家族の安全を守るスタッドレスタイヤ。しかし、正しい使い方や保管方法を知らないと、せっかくの性能が短期間で低下してしまいます。また買い替え時期の見極めは重要です。この記事では、スタッドレスタイヤの寿命を延ばす使い方のコツから、オフシーズンの正しい保管方法、点検方法を解説します。

スタッドレスタイヤの寿命はどのくらい?

スタッドレスタイヤの寿命はどのくらい?

スタッドレスタイヤの寿命は「走行距離」だけでなく「使用年数」と「ゴムの状態」によっても変わります。一般的な交換の目安は、使用開始から3〜5年程度といわれていますが、これはあくまで目安です。

溝(トレッド)が十分に残っていても、ゴムの柔軟性が失われると氷上でのグリップ性能は急激に低下します。製造から10年が経過したタイヤは、未使用であってもゴムが劣化している可能性が高いため交換が必要です。

寿命を左右する要素として「保管環境」も重要です。直射日光や雨、高温多湿な場所に保管するとゴムの劣化が早まり、寿命を縮める原因になります。

買い替えの見極めポイント

買い替えの見極めポイント

スタッドレスタイヤの買い替えを検討するにあたって判断するポイントは「タイヤの状態」です。まずはタイヤの残り溝の深さです。溝の深さが新品時の50%になると、冬用タイヤの摩耗インジケーター「プラットホーム」が露出し、使用限界を示します。プラットホームまでの溝の深さをチェックしましょう。あわせて製造年および使用年数も確認を。

次にゴムの硬化・ひび割れなどの確認。タイヤの溝が十分にあったとしても、ゴムが硬くなると十分な性能が発揮できません。ひび割れが出ていたり、保管状況がよくなかった場合は、雪道ドライブへ行く前に、タイヤの状態をプロショップで点検してもらうと安心です。

寿命を延ばす使い方のコツ

寿命を延ばす使い方のコツ

スタッドレスタイヤに限らず、タイヤメンテナンスの基本となるのが、空気圧の点検と調整です。適切な空気圧を保っていなければ、偏った摩耗や燃費悪化の原因になります。当然、運転時の安全性にも影響します。適正な空気圧を常にキープしましょう。

またタイヤを長持ちさせるコツとして、定期的にタイヤの装着位置をローテーションすることも有効です。タイヤの偏摩耗を防ぎ、タイヤを均等に使うことができます。一般的に5000キロ走行ごとがローテーションの目安です。

オフシーズンの保管方法

オフシーズンの保管方法

スタッドレスタイヤの寿命を左右するのが、オフシーズンの保管方法です。基本は、直射日光を避けて、風通しが良く気温が安定した冷暗所に保管すること。また、汚れや塩分(特に冬道で使った凍結防止剤など)がタイヤに残っているとゴムのひび割れや劣化を早める可能性があるため、保管前にタイヤを洗い、しっかり乾燥させておくことも大切です。
ご自宅での保管が難しい場合は、タイヤショップなどで行っている有料のタイヤ保管サービスを利用するのもひとつの方法です。良い状態で保管でき、タイヤを履き替える際もスムーズです。
スタッドレスタイヤから夏タイヤへ交換する時期は、最低気温が7℃以上の日が続くようになったらがひとつの目安。夏タイヤが適した状況でスタッドレスタイヤを使い続けるのは、スタッドレスタイヤの寿命が短くなる原因ですので、適切な時期に履き替えるようにしましょう。

(まとめ)正しくタイヤを使用・保管して冬の性能をキープしよう

スタッドレスタイヤは使い方や保管の仕方次第で、タイヤの寿命をまっとうできる可能性が高まります。履き替える前は、残溝やゴム硬度をチェックし、初雪の1カ月前を目安に履き替えましょう。正しい保管と定期的な点検を習慣にすれば、冬道での安心感がぐっと高まります。

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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