
ドライブデートは、助手席での振る舞いは相手への印象を大きく左右します。ちょっとした気配りやマナーを意識することで、互いにとって楽しい1日になるはずです。そこで今回は車に乗せてもらう側、助手席に座る人が心がけると良いマナーを紹介します。
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目次
①ピックアップしやすい場所を相談

車を出す側から「家の近くまで迎えに行く」と言われた時は、車が停車しやすく乗せてもらいやすい場所を事前にピックアップしておくとスムーズです。またはおふたりの住まいの中間地点や、目的地を踏まえてピックアップしやすい最寄り駅を提案しても良いでしょう。いずれの場合も車が停めやすい場所を確保しておくと安心です。乗せてもらう側は待ち合わせ時間よりも少し早めに到着するように心がけましょう。
②身だしなみ・香りのエチケット

車内は限られた空間のため、強すぎる香水や柔軟剤の香りは避けたほうが無難です。ほのかに香るハンドクリームやシャンプーの香り程度であれば、清潔感を演出できます。服装は長時間座っても窮屈にならない、リラックスできるものを選ぶと快適です。車のシート形状によっては、ミニスカートだと座りにくい場合もあり、体を締め付けるようなタイトな装いも、ロングドライブには不向きです。タイトな服はお腹や胸まわりを圧迫し、呼吸が浅くなりやすいので、車酔いの症状が出やすくなることも。車内で会話を楽しむためにも過ごしやすい服装を選ぶことをおすすめします。
③飲み物を用意して待ち合わせへ

ドライブデートの際、飲み物を用意しておくのもおすすめ。とくに高速道路を使って目的地へ向かう場合、運転する相手は長時間ハンドルを握ることになるため、喉を潤せるドリンクがあると喜ばれます。でも相手が飲み物を用意していることもあるし、好みが分からないケースもあります。その場合は、事前に好みとドリンクの有無を聞いておくと安心です。また車種によっては持ち帰り用のカップがうまく収まらない場合もあるため、初めてのドライブデートの時は口が締められるペットボトル飲料がおすすめです。
④乗り込む際のマナー、ドアの開け閉めに注意

助手席に乗せてもらう場合は、ドアの開け閉めに注意が必要です。後続車やバイクなどに注意し安全確認後、縁石やガードレールなどにドアが当たらないように気をつけながら開けます。ドアを閉める際は車にドアを近づけ、近い距離からドアをしっかり引いて閉めます。広く開いたドアを勢いよく閉めるのはNGです。乗り込む時は靴がドアの内側に当たらないように気をつけて乗り込みましょう。特にヒールのある靴は傷をつけてしまう可能性があるのでご注意を。
⑤トイレ休憩をお願いしたいときは素直に伝えてOK

ドライブ中にトイレに行きたくなった時は、我慢せずにドライバーに伝えましょう。初めてのドライブデートではなかなかトイレ休憩のリクエストはし辛いという声をよく耳にします。でもぎりぎりになってから伝えるとハンドルを握るドライバーも焦ってしまいますので、なるべく早めに伝えることがポイント。トイレ休憩にはサービスエリアや道の駅などもよく利用されますが、近頃は観光スポットになっているところが多いので、ドライブデート中の立ち寄りスポットとして楽しめます。
⑥温度調整ができるように羽織を用意

車内の温度管理は移動時間を心地よく楽しむために大切な要素です。どちらかが冷え性で、暑がりな場合は好みの温度が変わります。そんな時は寒い時にさっと羽織れるものがあると便利です。それでも寒い時は、助手席側のエアコンの吹き出し口を閉じても良いか、ドライバーに相談しましょう。車種によっては運転席と助手席で温度を別々に設定できる車もあります。冬の時期は大判のマフラー・ストールがあれば温度調整に役立ちます。
⑦万が一のトラブル時は一緒に考えよう

ドライブデート中にパンクや道を間違えたなどのトラブルが起きた時は、ドライバーに任せきりにせず、一緒に考える姿勢が大切です。パンクであればドライバー側も助手席の方に迷惑かけたことで焦っている可能性があるので、「大丈夫だよ」と声がけするだけでも安心感を与えられます。道を間違えてドライバーが困っている時は、スマートフォンの地図アプリなどを使って一緒に確認しながらサポートすると良いでしょう。協力している姿勢は相手に安心感と好印象につながり、より信頼関係を深めるきっかけになります。
⑧ガソリン代、高速代などのお金の支払いへの気遣いを

ガソリン代や高速料金などの費用をドライバーに任せきりにするのは避けたいものです。ドライブデートでのドライバーの負担は車を出してくれただけでなく、運転もお願いしています。乗せてもらう側としては事前に「割り勘にさせてね」「高速代金は出すね」など、自然に申し出ると好印象。もしドライバーから「気にしないで」と断られた場合は、その日のランチやお茶代を負担するのもスマートな対応でしょう。いずれの場合も、感謝の気持ちを言葉できちんと伝えることが大切です。
⑨給油中や駐車中のちょっとした気遣い

近頃はセルフ式ガソリンスタンドが主流となり、給油は運転者が行うことが多いです。となると助手席の方は給油の間、少し手持ち無沙汰になりがちです。とくに初めてのドライブデートでは「任せきりで大丈夫かな?」と落ち着かない気持ちになるかもしれません。そんな時は車内のゴミを軽くまとめて捨てたり、「何か手伝えることある?」と声をかけるのがおすすめです。実際には手伝えなくても、一言添えるだけで運転者には気遣いが伝わり、「思いやりのある人だな」という印象につながります。ドライブは何事も一緒に楽しむ姿勢が大切です。
⑩道中は会話を楽しみ、別れ際は感謝を忘れずに

ドライブデートを心地よく楽しむためには、移動中の過ごし方も大切です。景色や音楽を楽しみながら、会話を弾ませることで車内の雰囲気は和みます。相手の話をよく聞き、適度に質問を返すことで会話はスムーズに続くでしょう。また沈黙が訪れても無理に埋める必要はありません。車窓からの風景を一緒に眺めるだけでも、リラックスしたひとときが生まれます。ドライブデートの終わりには「運転ありがとう」「今日は楽しかった」と感謝の言葉も忘れずに伝えることが大切です。安全運転を担ってくれた相手への労いは、何よりの心配りになります。
友人や家族の車に乗る時にも応用できるマナー
ドライブデートの際に、助手席に座る人が意識したい10のマナーを紹介しました。10個のマナーを取り上げましたがその根底にあるのは「相手に任せきりにせず、一緒に移動時間を楽しむ姿勢」です。小さな気配りや会話のサポートは、相手に安心感を与えるだけでなく、ふたりの距離を縮めます。今回紹介した心得はデートに限らず、友人や家族の車に同乗する時にも役立つ普遍的なマナーです。ドライブで楽しい思い出を作りましょう!
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Posted by
Drive! NIPPON編集部
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