車内空間を時短でアップグレードする簡単カスタム10選

毎日使う車だからこそ、ただ移動するだけでなく、自分らしく快適に過ごせる空間にしたいと思いませんか？ 専門的な知識がなくても簡単に愛車をカスタムする方法はたくさんあります。また、色を統一することで、より上質な雰囲気も演出できます。そこでこの記事では愛車を簡単にカスタムする10のアイデアをご紹介します。機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムを取り入れて、車内を自分だけの特別な空間に変えてみましょう。

車用ハンドルカバーで見た目を変化

ハンドルカバーは、愛車のハンドルの見た目を手軽に変えられる定番アイテムです。見た目の印象がガラッと変わるだけでなく、手の汗でハンドルが汚れるのを防いだり、夏場には熱くなり冬場には冷たくなるハンドルから手を保護したり、素材によってはグリップ感が向上したりと、機能面でもメリットがあります。

代表的な素材は、本革、PVC（合成皮革）、スエード調、メッシュなど。本革は高級感があり、使い込むほど味わいが増しますが、お手入れが必要です。PVCは手頃な価格で耐久性が高く、お手入れも簡単なので、初めての方にもおすすめ。高級感とグリップ感を両立したいならスエード調、通気性を重視するならメッシュ素材が選択肢になります。選ぶ際は、まず愛車のハンドルの直径サイズを正確に測り、カバーの厚みも考慮しましょう。

汚れ防止にもなるシートカバーで模様替え

車用シートカバーは、純正シートの保護と車内空間の模様替えを両立できるアイテムです。

防水仕様であれば、飲み物をこぼしても純正シートを汚す心配がありません。シートの汚れは車の査定にも影響することがあるため、長期的な視点で見てもシートカバーの活用はおすすめです。

シートカバーには大きく分けて、手軽に装着できる汎用タイプと、フィット感重視の車種専用タイプがあります。汎用タイプは幅広い車種に対応し、価格も安価で取り付けが簡単なため、汚れ防止が主な目的の方や手軽に模様替えしたい方、こまめにお手入れしたい方に向いています。一方、車種専用タイプは、特定の車種に合わせて型取りされているため、純正シートにぴったりフィットし、内装に統一感を求めるこだわり派におすすめです。

素材も豊富で、ファブリック（布）、合成皮革、本革、ネオプレンなどがあります。また、機能性にこだわりたい方は、防水・撥水加工や、通気性に優れたメッシュ素材やパンチング加工、さらにはファン内蔵のクールシートなどに注目してみてはいかがでしょうか。エアバッグ内蔵のシートには、エアバッグ対応のシートカバーを選ぶことも重要です。

フロアマットの交換で車内の雰囲気を一新

フロアマットは、足元の汚れ防止だけでなく、車内空間の雰囲気を大きく変えることができるアイテムです。特に雨の日には、靴からの水滴や泥汚れからフロアを守る重要な役割を果たします。素材は主に布製、ゴム製、プラスチック製などがあります。

布製フロアマットは、高級感のある車内空間を演出し、デザインやカラーのバリエーションが豊富。厚手のものは遮音性も期待できます。しかし、泥汚れや飲み物をこぼした際にシミになりやすい点はデメリットといえるでしょう。

ゴムやプラスチック製品のフロアマットは、防水性・防汚性に優れているので、汚れても水で簡単に丸洗いできるのが嬉しいポイント。デメリットは、吸水性がないため濡れると滑りやすくなることがあるところ。フロアマットは、デザインだけでなく、機能性やご自身のライフスタイルに見合うものを選ぶようにしましょう。

エンジンスタートボタンを簡単カスタム

普段何気なく触れているエンジンスタートボタンも、手軽なカスタマイズで車内の印象をさりげなく変えられます。両面テープで簡単につけられるタイプのものも多数あります。商品によって、アルミ製やメタル製など素材もさまざまで、LEDで光るものや、全面にラインストーンを埋め込んだラグジュアリーなもの、さらには誤操作防止やスイッチの傷保護に役立つ開閉式フリップカバータイプなどもあります。

すべり止めマットも車内のアクセント

車内でスマートフォンや小銭などを一時的に置く場所に困ることはありませんか？ そんなときに役立つのが、ダッシュボードに置く滑り止めマットです。揺れる車内でも小物が滑り落ちるのを防ぎ、サッと手に届く位置に置いておけるため、とても便利です。

多くの滑りマットは粘着テープを使用せず、シリコン素材を採用しているため、ダッシュボードなどに跡が残る心配がありません。熱に強く溶けにくいタイプも多く販売されており、長期的に使用できます。写真のマットは車種専用で用意されたドリンクホルダーと小物置き用の滑り止めマット。車種専用で出ているアイテムはコーディネートがしやすいこともうれしいポイントです。

送風口を彩る香りのアイテム

近頃の芳香剤は見た目的にもデザイン性が高いものが多く、車内や好みにあわせて選ぶ楽しみがあります。エアコンの送風口に付けるタイプや吊り下げタイプ、ドリンクホルダーに置くタイプなど設置する場所もさまざま。また植物由来成分や天然由来の消臭エキスを配合したフレグランス、フルーツ系、ハーブ系など、爽やかで心地よい香りのバリエーションも豊富に展開されています。気軽に雰囲気を変えられるため、車内のリフレッシュや空間のワンポイントアレンジにおすすめです。

インテリアにもなるスマートフォンホルダー

今やスマートフォンは、カーナビ代わりに使う方も多いドライブの必需品になっているので、車用スマートフォンホルダーは欠かせないアイテムです。最近では、ただスマホを固定するだけでなく、車内インテリアの一部としても存在感を発揮するデザイン性の高い製品が増えています。

固定方式は主に３つで、スマホにメタルプレートを貼り、強力なマグネットで固定するもの、ダッシュボードなどの平らな場所に吸着させて使用する吸盤タイプ、エアコン吹き出し口取付タイプです。ワイヤレス充電に対応したモデルも人気を集めており、コードの抜き差しが不要で内装もすっきりと見せることができます。

機能性UVカーテンも車内の雰囲気を変えるアイテム

長距離ドライブ中の休憩や車中泊、また小さなお子さんとの移動で気になるのが、外からの視線や強い日差し。そんなときに活躍するのが車用カーテン。車内がよりプライベートな空間になり、日除け効果も期待できて、後部座席に座る人への“おもてなしアイテム”としても活躍してくれます。

車用カーテン取り付け方法には、マグネットタイプ、レールタイプ、吸盤タイプ、ピラータイプなど、主に4種類があります。機能性では、UVカットや、断熱性の高いカーテンを選べば、冷暖房の効率アップにもつながります。また、可愛らしいキャラクターデザインや、高級感を演出するラグジュアリーなデザインなど、さまざまなデザインがあり、車内をお好みの雰囲気に変えることができます。

運転席・助手席にカーテンを取り付けたまま走行するのは視界を妨げることになり、交通違反となります。安全上の注意点を守るようにしましょう（※１）。

※１　出典：佐賀県警察ウェブサイトhttps://www.police.pref.saga.jp/koutsu/kotsuihan/_8204.html

後部座席に置く雑貨はお好みでコーディネート

後部座席も快適な空間に仕立てたいもの。ティッシュボックスケースやクッションなど、雑貨を置くことで、車内の雰囲気をより自分らしく、そしておもてなしの空間にコーディネートできます。テーマカラーや自分の好み、あるいは車のボディカラーや内装色に合わせてアイテムをそえるのも素敵です。

メーターまわりやスイッチまわりなどお好みカラーを楽しむ

車の内装を変えたいけれど、大がかりな塗装は避けたいという方には、カッティングシートやカーラッピングフィルムを使ったカスタムがおすすめです。メーターまわりやスイッチまわりなど、お好みのカラーや質感にすることで、手軽に自分だけの空間を演出できます。

カッティングシートは伸縮性がなく、伸ばして使用することはできないため、細かい文字やロゴの表現に適しています。一方、カーラッピングフィルムは伸縮性があるため、曲面にも貼り付けやすいのが特徴です。

（まとめ）マイカーをプチアレンジで自分仕様に

今回ご紹介した簡単なカスタマイズで、あなたの愛車はもっと快適で、もっと自分らしい空間へ仕立てることができます。市販の商品を購入して自分でアレンジすれば、コストを抑えながら自分好みに近づけることができるでしょう。プチカスタムを楽しみましょう！