トップページ >特集

投稿日:2025.10.10 Fri

更新日:2025.10.27 Mon

新車のローンは何年がいい?支払い年数の目安と選び方

新車のローンは何年がいい?支払い年数の目安と選び方

新車の購入では、多くの方が自動車ローンを利用します。しかし、いざローンを組むとなると「何年で支払うのが一番いいの?」と迷ってしまう方も多いかもしれません。3年、5年、7年など返済年数をどう設定するかで、月々の負担額や総支払額が大きく変わるため、自分に合った返済プランを見極めることが大切です。本記事ではローン年数ごとの特徴や選び方、返済シミュレーションを解説します。納得のいくマイカー購入を叶える参考にしてください。

新車ローンの基本

新車ローンの基本

自動車ローンは、車の購入費用を借り入れて、毎月少しずつ返済していく仕組みです。借入先には銀行系とディーラー系があり、金利や条件に違いがあります。返済期間は3年〜7年が一般的で、頭金を入れずに全額ローンを組むケースも増えています。
まとまった資金を一度に用意しなくてもよいのがメリットですが、審査に通らなければ利用できません。また利息がかかるため、現金一括払いより支払総額は高くなります。仕組みを理解して、自分に合ったローンを選ぶことが大切です。

ローン年数で変わるメリット・デメリット

ローン年数で変わるメリット・デメリット

新車ローンは返済年数の違いによって、月々の返済額や最終的な支払総額に大きな差が生まれます。短期・中期・長期それぞれの特徴を理解し、自分や家族の生活に無理のないプランを選ぶことが大切です。ここでは、3年、5年、7年といった返済期間ごとのメリット・デメリットを解説していきます。

① 短期ローン(3年程度)

① 短期ローン(3年程度)

短期ローン(3年程度)は、文字通り3年程度の短期で返済を終える仕組みの自動車ローンです。毎月の返済額は多くなりますが、利息負担が少ないため総支払額を抑えられます。完済までの期間が短いため、早い段階で車を自分の所有にできるのも大きな魅力です。一方で、家計への月々の負担は重くなりやすいため、無理のない資金計画が求められます。

② 中期ローン(5年程度)

② 中期ローン(5年程度)

5年程度の中期ローンは新車ローンの中でも、利用者が最も多い一般的な返済期間です。毎月の返済額と総支払額のバランスが取りやすく、無理のない資金計画を立てやすいのがメリットです。短期ほどの負担感はなく、長期ほど利息も増大しないため、多くの家庭に選ばれています。無理なく車を乗り続けたい、そして安定した返済を重視する方に適したプランです。

③ 長期ローン(7年〜10年)

③ 長期ローン(7年〜10年)

7年〜10年の長期ローンは、返済期間を長く設定することで毎月の負担を抑えやすい仕組みです。月々の返済額を大幅に抑えることができ、家計にゆとりを持たせながら、憧れの車に乗れるのが魅力です。一方、利息がかさむため総支払額は高くなります。また、返済途中に車の買い替え時期と重なり、ローン残債が負担となるケースもあります。計画的に利用することが大切です。

ローン年数を選ぶときのポイント

ローン年数を選ぶときのポイント

新車ローンの年数を決める際は、家計に無理のない返済額を設定することが大切です。毎月どのくらい支払えるかを見極め、生活費を圧迫しないようにしましょう。収入の安定性や結婚・子どもの教育費など将来のライフイベントも考慮する必要があります。
さらに、車の買い替え時期と返済期間が重ならないように計画することも重要です。加えて、ローン返済だけでなく車検、保険、税金、駐車場といった維持費も含めて総合的に支出を把握しましょう。無理のない返済プランを立てると、安心してカーライフを楽しめます。

月々の返済シミュレーション例

月々の返済シミュレーション例

新車購入でローンを利用する際は、事前に返済シミュレーションをしておきましょう。シミュレーションによって無理のない返済計画を立てることができ、「思ったより負担が大きかった」といった失敗を避けられます。金額や年数でどのくらい変わるのか、目安を確認してみましょう。

① 車両価格300万円の場合

① 車両価格300万円の場合

車両価格が300万円の新車をローンで購入した場合のシミュレーションを見てみましょう。前提条件として、借入金額300万円、頭金なし、ボーナス返済なし、金利3%(固定)で計算します。
3年ローン(36回払い)
● 月々の返済額:約8.7万円
● 支払総額:約314万円
● 利息総額:約14万円
5年ローン(60回払い)
● 月々の返済額:約5.4万円
● 支払総額:約323万円
● 利息総額:約23万円
7年ローン(84回払い)
● 月々の返済額:約4.0万円
● 支払総額:約333万円
● 利息総額:約33万円

返済期間が短いほど月々の負担は増えますが、総支払額を大幅に抑えることができます。逆に、返済期間を長くするほど月々の負担は軽くなりますが、利息が増えるため支払総額は高くなる傾向です。

② 頭金やボーナス払いの有無

② 頭金やボーナス払いの有無

上述のシミュレーションは、「頭金・ボーナス返済なし」を前提にしています。新車をローンで購入する際、頭金を準備しておくと月々の返済額を抑えられ、家計への負担が軽くなります。また、ボーナス併用払いを取り入れる方法もあり、まとまった収入を返済に充てることで毎月の出費をさらに調整できます。
ただし、ボーナス支給額は変動する可能性があるため、無理のない範囲で設定することが大切です。ご自身の貯蓄状況や収入に合わせて、最適なプランを考えてみましょう。

繰り上げ返済や借り換えも検討

繰り上げ返済や借り換えも検討

自動車ローンの利息を軽減したい場合は、繰り上げ返済と借り換えの利用も検討しましょう。繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別に、まとまったお金でローンの元金の一部または全部を前倒しで返済することです。元金が早く減るため、残りの期間にかかる利息が少なくなり、トータルの返済額を減らせます。
一方、借り換えとは、現在のローンを別の金融機関や新しいローンに切り替えることです。金利や返済条件を見直すことで、返済負担の軽減や期間短縮を図れるほか、総支払額を減らせる場合もあります。

(まとめ)無理のない返済計画で快適なカーライフを

新車ローンの返済年数は3年〜7年が一般的で、短期は利息が少なく総支払額を抑えられる一方、月々の負担は大きく、長期は月々の負担は軽くなる反面、利息総額が増えます。大切なのは「月々の支払い」と「総支払額」のバランスです。ライフスタイルや収入に合わせて具体的な条件でシミュレーションし、無理のないプランを選ぶことで、家族とのドライブも安心・快適に楽しめます。あなたにぴったりのローンプランを見つけて、理想のカーライフをスタートさせましょう。

Posted by

Drive! NIPPON編集部

Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。

» language / 言語