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投稿日:2024.02.08 Thu

滋賀観光スポットをエリアごとに紹介!ご当地グルメもチェックしよう

滋賀観光スポットをエリアごとに紹介!ご当地グルメもチェックしよう

滋賀県は日本最大の湖である琵琶湖があることで有名ですが、実はそれ以外にもたくさんの魅力が詰まったエリアです。歴史的名所・景勝地・ご当地グルメなど様々な観光ポイントが点在しています。本稿では滋賀県にあるおすすめ観光スポットやドライブルート、ご当地グルメなどを紹介するのでお出かけ時の参考にしてみてください。なお、本稿で紹介する利用料金などはすべて税込み表記です。

1.【湖北】長浜・米原のおすすめスポット

まずは琵琶湖の北側にあたる長浜・米原付近でおすすめのスポットを紹介していきます。

伊吹山

伊吹山

伊吹山は滋賀県と岐阜県にまたがる山であり、標高1,377mを誇っています。滋賀県内で最高峰の山として知られており、日本百名山にも数えられている名所です。春先は新緑・秋は紅葉が見ごろとなり、多くの登山客で賑わっています。ハイキングを楽しむだけでなく、自然の魅力溢れる写真を撮影するのも良いでしょう。登山用コースの他にも山頂まで続くドライブウェイが整備されているため、体力に自身がない人でも楽しめるようになっています。ドライブウェイの全長は約17kmなので、車内からでもゆったり景色を味わえるでしょう。なお、山頂には360度パノラマの展望台が設置されています。眼下に広がる琵琶湖や日本アルプスの景色は一見の価値ありです。

■アクセス:名神高速道路「関ケ原IC」から車で約6分、JR「米原駅」「関ケ原駅」から期間限定の路線バスあり
■料金(ドライブウェイ):軽乗用車および普通自動車3,140円、自動二輪車およびトライク(126cc以上)2,200円
■通行可能時間:時期によって変動

黒壁スクエア

黒壁スクエア

黒壁スクエアは文字通り黒塗りの壁が印象的な施設で、江戸時代後期から昭和初期にかけて建造された歴史的価値のある建物たちが並んでいます。その佇まいを眺めるだけでも観光の価値が十分にありますが、建物内では30軒近くのお店が営まれており、お土産のショッピングや多種多様な体験教室を利用することが可能です。体験教室は特にガラス細工を作れるところが多く、吹きガラスからステンドグラスまで種類も豊富に揃っています。エリア一帯にはカフェやレストランといったグルメスポットも多いので、観光から食事までを近場で済ませることができるでしょう。特に近江産のもち米を使用した長浜分福茶屋の「ぶんぷく餅」や、滋賀県の郷土料理として親しまれている茂美志屋の「のっぺいうどん」が人気です。

■住所:滋賀県長浜市元浜町12-38
■アクセス:JR北陸線「長浜」駅より徒歩で約5分、北陸自動車道「長浜IC」から車で約10分
■営業時間:10:00~17:00(時期によって変動の可能性あり)
■定休日:施設によって異なる

余呉湖

余呉湖

余呉湖は周囲約6.4kmの比較的小規模な湖ですが、その美しさや神秘的な魅力から多くの観光客が訪れる名所となっています。琵琶湖の影に隠れがちですが、余呉湖は湖面の美しさ大きな魅力の1つです。断層盆地にある余呉湖の湖面には三方を囲む山々の景色や空模様が映り込むことがあり、その幻想的な光景から「鏡湖」とも呼ばれています。また、余呉湖を訪れる際には「天女の羽衣伝説」も覚えておきたいところです。白鳥に姿を変えて水浴びしていた天女8人のうち、伊香刀美(いかとみ)に羽衣を取られた末っ子の妹だけが天に帰れずこの地で暮らしたとされています。こうした伝承から余呉湖はご利益のあるパワースポットとしても人気を博しているのです。ハイキングやサイクリングはもちろん、春先の花見や冬場のワカサギ釣りなど四季を通して様々な楽しみ方があります。

■住所:滋賀県長浜市余呉町川並
■アクセス:JR余呉駅から徒歩で5分、北陸自動車道「木之本IC」から車で10分

竹生島

竹生島

竹生島は「ちくぶしま」と読み、琵琶湖北部に浮かぶパワースポットとして知られています。琵琶湖には4つの島が点在していますが、竹生島はその中で2番目の大きさです。古くは平家物語の中でも語られている歴史的な場所でもあり、琵琶湖八景・琵琶湖国定公園特別保護地区・国指定史跡など様々な肩書きを持ちます。島内に建立されている宝厳寺の本堂は、神奈川の江ノ島・広島の厳島と並んで日本三弁天に数えられている由緒正しい建造物です。本殿が国宝に指定されている都久夫須麻神社も見逃せません。都久夫須麻神社の参拝後は厄除けやご祈願として「かわらけ投げ」にチャレンジするのが定番コースとなっています。

■アクセス:長浜港から琵琶湖汽船乗船で30分(港まではJR「長浜駅」から徒歩で10分)
■営業時間(観光船):長浜港発は8:50~14:30、竹生島港発は10:55~16:30(時期によって変動)
■入島料:大人600円、小人300円 、観光船料金別

2.【湖東】彦根や近江八幡のおすすめスポット

続いては湖東エリアの彦根・近江八幡周辺でおすすめな観光スポットを紹介します。

彦根城

彦根城

滋賀観光の目玉としても名高い彦根城は国宝に指定されています。彦根城は旧彦根藩主である井伊家の居城であり、井伊直継・直孝の代で約20年をかけ1622年に完成しました。純白の壁と漆黒の屋根が見事なコントランストで、その美しさから琵琶湖八景にも認定されています。彦根城は庭園(玄宮園)・内堀・中堀など多くが当時の姿をそのまま今に伝えているため、歴史的な意義も大きな史跡です。桜・梅・紅葉など四季折々の花が美しく咲き誇るので、滋賀県有数のフォトジェニックとしても人気を博しています。屋形船で行くお堀巡りも貴重な体験ができるおすすめのアクティビティです。

■住所:滋賀県彦根市金亀町1-1
■アクセス:JR「彦根駅」から徒歩で約15分、名神高速道路「彦根IC」から車で約10分
■営業時間:8:30~17:00
■定休日:なし
■観覧料:「彦根城・玄宮園」大人800円、小中学生200円
「彦根城博物館」大人500円、小中学生250円
■屋形船乗船料:大人1,300円、小人600円、4月の桜まつり期間中は大人1,500円、小人700円

多賀大社

多賀大社

「お多賀さん」の愛称で長年地元民から親しまれている多賀大社は、延命長寿・縁結び・厄除けのご利益が期待されているパワースポットです。神霊を分け与えた分祀社が全国に239社存在するなど、その影響力や知名度は絶大なものと言えます。多賀大社には様々な観光ポイントがありますが、中でも有名なのが「お多賀杓子」です。 奈良時代の女帝であった元正天皇の病気に際して多賀神社の神主が強飯を炊き「シデの木」で作った杓子を献上したところ、天皇の病気がたちどころに治癒されたと言い伝えられています。多賀大社では絵馬も杓子の形をしており、多くの参拝客から親しまれているのです。また、杓子の材料となったとされるシデの木は多賀大社付近に現存しています。

■住所:滋賀県犬上郡多賀町多賀604
■アクセス:近江鉄道「多賀大社前駅」から徒歩で約10分、名神高速道路「彦根IC」から車で約10分
■営業時間(ご祈祷):8:30~16:30
■料金(拝殿祈祷料):5,000円

八幡堀

八幡堀

八幡堀が造られたのは安土桃山時代のことで、豊臣家2代目関白の豊臣秀次が八幡山に居城を築いたのがきっかけでした。近江八幡一帯は豊臣氏の城下町として栄えましたが、その発展に大きく寄与したのがこの八幡掘です。秀次は城下町を巡る大動脈である八幡掘と琵琶湖を繋ぎ、湖上の海運船を城下町に引き入れて人・モノ・情報の流通量を増やしました。結果として近江八幡は楽市楽座制の下で大きく繁栄することとなります。そんな歴史的背景のある八幡掘は昭和の高度経済成長期に荒れ果て埋め立て案まで浮上しましたが、地元青年団や自治会の働きかけから改修・存続が決まったという経緯もあるのです。昔ながらの情緒を残しながらもキレイに整備された八幡掘は時代劇のロケ地としても有名で、滋賀観光名物「水郷めぐり」が実施されています。

■住所:滋賀県近江八幡市北之庄町および宮内町周辺
■アクセス:JR琵琶湖線「近江八幡駅」から近江鉄道バスで約7分、名神高速道路「竜王IC」から車で約30分
■料金:「水郷めぐり定期船」大人2,200円、小人1,100円
「八幡掘めぐり」大人1,500円、小人1,000円

ラ コリーナ近江八幡

ラ コリーナ近江八幡

1872年に創業した滋賀の老舗製菓企業「たねや」が運営するラ コリーナ近江八幡は、県内外から多くの人が訪れるお菓子のテーマパークとなっています。たねやグループの飲食店・ショップ・農園などが広大な敷地内に点在しているので、大人から子どもまで老若男女が楽しめるでしょう。特にクラブハリエのバームクーヘンはリピーターが絶えない人気商品なのでおすすめと言えます。また、特筆すべきは建築家の藤森照信氏が設計した数々の建物です。近江の原風景をイメージさせながらもどこかモダンな雰囲気が感じられるデザインは、滋賀観光の思い出として強く印象に残るでしょう。

■住所:滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
■アクセス:JR琵琶湖線「近江八幡駅」から近江鉄道バスで約10分、名神高速道路「竜王」ICより約30分、名神高速道路「竜王IC」から車で約30分
■営業時間:「メインショップ」9:00~18:00
「カフェ」9:00~18:00 (ラストオーダー17:00)
■定休日:1月1日

滋賀農業公園ブルーメの丘 日野

滋賀農業公園ブルーメの丘 日野

滋賀の自然をのんびり満喫したい人には、中世ドイツの町並みを再現した滋賀農業公園ブルーメの丘がおすすめです。北山丘陵一帯の広大な敷地と自然を存分に活用した公園で、ブルーメはドイツ語で「花」を意味します。菜の花・ひまわり・コスモス・バラなど年間を通してバラエティ豊かな花々を愛でることができるため、お花好きの人にとっては正に楽園と言って良いでしょう。羊・山羊・エミュー・ポニーといった動物が放牧されており、ふれあい体験のイベントも開催されています。ドッグラン併設となっているので、ペット連れの人でも安心です。

■住所:滋賀県蒲生郡日野町西大路843
■アクセス:近江鉄道「日野駅」から近江バスで約15分の後徒歩で約10分、名神高速道路「八日市IC」から車で約20分
■営業時間:「3~11月」10:00~17:00(土日祝9:30~)
「12~2月」10:00~16:00
■定休日:「3~11月」水曜(春休み・GW・夏休みシーズンは無休)
「12~2月」平日および12月30日~1月1日(12月23日~12月29日と1月2日~1月8日は無休)
■入園料:大人1,500円、小人800円

3.【湖西】高島や大津市北部のおすすめスポットサブ

続いては滋賀県の中でも特に自然の魅力が多い湖西エリアの観光スポット紹介です。

メタセコイア並木

メタセコイア並木

高島市マキノ町にあるメタセコイア並木は、約2.4kmにわたって500本ほどのメタセコイアが立ち並ぶ滋賀県有数の絶景スポットです。新・日本街路樹百景にも選出されたこの並木道はSNSを中心に大きな注目を集め、11月下旬~12月上旬には黄色く色付いた木々が幻想的なトンネルを作り上げます。晩秋が一番人気ではあるものの、春先の新緑や冬の雪景色など年間を通じて様々な表情を見せてくれるので時期をずらして再訪するのもおすすめです。映画のようなロケーションに酔いしれるも良し、絶景を写真におさめて楽しむのも良しの人気スポットなので滋賀観光の際はぜひ訪れてみてください。

■住所:滋賀県高島市マキノ町蛭口および牧野
■アクセス:JR湖西線「マキノ駅」から高島市コミュニティーバスで約6分

白鬚神社

白鬚神社

白鬚神社は霊験あらたかで神秘的なベールをまとったパワースポットです。長寿の神様である猿田彦命(さるたひこのみこと)が祀られていますが、それ以外にも縁結び・子授け・開運招福・学業成就・交通安全・航海安全など様々なご利益があるとされています。白鬚神社の見どころは何と言っても琵琶湖に浮かぶ大鳥居で、その幻想的な佇まいは「近江の厳島」と称されるほどです。写真を撮影する場合は安全のため展望台を利用してください。創建から2000年以上という悠久の歴史を刻んできた近江最古の神社は、地元民をはじめ多くの人々を魅了しています。毎年5月と9月に開催される祭事は要チェックです。

■住所:滋賀県高島市鵜川215
■アクセス:JR湖西線「近江高島駅」からタクシーで約5分(徒歩40分)、名神高速道路「京都東IC」から車で約40分

近江神宮

近江神宮

近江神宮は1940年創建という比較的新しい施設ですが、645年に起きた大化の改新で知られる天智天皇を祀っています。天智天皇は小倉百人一首の第一首目を呼んだことで有名で、競技かるたの聖地として全国大会の開催地にもなっているのです。大ヒット漫画「ちはやふる」に登場したことからも広く認知されるようになりました。また、天智天皇は日本初の時計と言われる「漏刻(ろうこく)」を採用した人物です。このことから近江神宮は日本の時間制度発祥地となっており、敷地内に併設されている「時計館宝物館」では和時計や古時計などが展示されています。

■住所:滋賀県大津市神宮町1-1
■アクセス:京阪電気鉄道石山坂本線「近江神宮前駅」から徒歩で約9分、名神高速道路「京都東IC」から車で約10分
■営業時間:「参拝」6:00~18:00(ご朱印は9:00~16:30)
「時計館宝物館」9:30〜16:30
■料金:「時計館宝物館」大人300円、小中学生150円

びわ湖バレイ・びわ湖テラス

びわ湖バレイ・びわ湖テラス

びわ湖バレイは琵琶湖のほとりに位置するアミューズメント施設であり、標高1,100mの高さまで続くロープウェイを利用するとびわ湖テラスに到着します。琵琶湖を一望するそのロケーションは絶景そのもの、晴れた日は湖面と空が青色のグラデーションを描くので思わず息を飲んでしまうでしょう。テラスへの道中に乗るロープウェイから見る景色も、忘れられない思い出の一部となります。テラスにはゆったりくつろげるソファが設置されているので、時の流れや都会の喧騒を忘れてしまいそうです。バレイでは体を動かして楽しめるアクティビティが豊富で、レストランやお土産屋さんも揃っています。

■住所:滋賀県大津市木戸1547-1
■アクセス:JR湖西線「志賀駅」からバスで約10分、湖西道路「志賀IC」から車で約5分
■営業時間:施設やアクティビティによって異なる
■定休日:不定休
■料金:施設やアクティビティによって異なる

4.【湖南】大津市南部や草津エリアのおすすめスポット

湖南の大津市南部・草津周辺には、次のような観光スポットがあります。

琵琶湖大橋

琵琶湖大橋

1964年9月に開通した琵琶湖大橋は大津市と守山市を結ぶ交通の要所ですが、それだけに留まらず地元のランドマークとして親しまれています。橋の全長は約1.4km、高さは琵琶湖の湖面から約26mです。特徴的なのは波打つように中央が盛り上がった橋の形状で、アーチのシルエットが華麗に琵琶湖をまたいでいます。夕方から夜にかけては橋の上のライトが点灯し、揺れる湖面に反射した光がロマンティックな情景を作り出すので必見です。外側から眺めるのも良いですが、琵琶湖大橋には歩行者や自転車が通行できる道路が設けられているので実際に渡ることもできます。

■住所:滋賀県大津市今堅田~守山市今浜町
■アクセス:JR「堅田駅」からバスで約5分、湖西道路「真野IC」から車で約5分
■料金:普通者200円

信楽陶苑 たぬき村

信楽陶苑 たぬき村

信楽陶苑たぬき村には約1万個におよぶたぬきの焼き物が展示されています。信楽焼は滋賀県で鎌倉時代から続いている伝統工芸であり、わびさびを感じられる味わい深い焼き色が大きな魅力です。縁起物として商店に飾られることの多いたぬきの置物は、多くが信楽焼で作られています。たぬきが縁起物とされているのは「他抜き→他より抜きんでる→商売繁盛」という語呂合わせからです。滋賀観光でたくさんの縁起物に囲まれて、運気をアップさせて帰路に付くのも良いでしょう。たぬき村では様々なたぬきの焼き物を見るだけでなく、本格的なろくろを使った体験教室も実施しています。作陶や絵付けといった貴重な体験ができるので、観光の思い出作りとして参加してみてください。また、施設内では信楽焼の土鍋で炊いたコシヒカリが豪華な料理と共に食べられるなど、グルメ通にも嬉しいサービスが提供されています。

■住所:滋賀県甲賀市信楽町牧1293-2
■アクセス:信楽高原鐵道「雲井駅」から徒歩で約7分、名神高速道路「栗東IC」から車で約20分
■営業時間:9:00~17:00
■定休日:年末年始

MIHO MUSEUM甲賀

MIHO MUSEUM甲賀

MIHO MUSEUM甲賀は人里離れた自然の中に佇む博物館で、20世紀を代表する建築家として知られるI.M.Pei氏によって設計されました。日本国内に限らずアジア・古代エジプト・ギリシャ・ローマなど、様々な地域・時代の芸術作品を展示しています。その数は2,000点以上にもおよぶため、歴史好きや美術好きの人でも満足できるボリューム感と言えるでしょう。また、MIHO MUSEUMの建物へ続くトンネルは絶景スポットとしても有名で、トンネル内から見える桜並木の風景が幻想的としてSNSなどで人気を博しています。春先に訪れた際はぜひチェックしてみてください。

■住所:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
■アクセス:JR琵琶湖線石山駅から帝産バスで約50分、新名神高速「信楽IC」から車で約15分
■営業時間:10:00~17:00(入館は16:00まで)
■料金:大人1,100円、高校生・大学生1,000円
■定休日:月曜日(春季・夏季・冬季休業あり)

滋賀県立琵琶湖博物館

滋賀県立琵琶湖博物館

滋賀県内の博物館としては、滋賀県立琵琶湖博物館も見逃せません。琵琶湖博物館は美術品ではなく、琵琶湖に生息する生き物について展示を行っている点が特徴です。淡水生物を展示している体験型博物館としては日本最大級の施設となっています。水族館のような環境で琵琶湖に生息する生き物たちを観察しながら、淡水生物の生態や自然環境について学ぶことが可能です、子どもたちはもちろん、大人の好奇心も刺激してくれる魅力的な博物館と言えるでしょう。館内のレストランでは定番メニューの他にも、ブラックバスを使った珍しい料理も提供されています。

■住所:滋賀県草津市下物町1091
■アクセス:JR「草津駅」から近江鉄道バスで約25分、名神高速道路「栗東IC」から車で約30分
■営業時間:9:30~17:00(入館は16:00まで)
■料金:常設展示)大人800円、高校・大学生450円、小中学生無料
企画展示)大人300円、高校・大学生240円、小中学生150円
■定休日:月曜

甲賀の里 忍術村

甲賀の里 忍術村

時代劇ファンの間では滋賀と言えば甲賀の里であり、甲賀の里忍者村は子どもから大人までワクワクするような見どころが満載です。甲賀の里忍者村は甲賀流忍者発祥の地として、資料の展示や体験サービスを通じて歴史を伝える現代版忍者の里となっています。当時の様子を再現したわらぶき屋根の建物たちは雰囲気抜群で、思わず心躍ってしまうでしょう。広大な敷地の中には亡くなっていった忍者たちを祀る志能備神社をはじめ、忍者博物館・からくり屋敷・手裏剣道場などが点在しています。体を動かしながらの忍者修行体験は特に人気です。

■住所:滋賀県甲賀市甲賀町隠岐394
■アクセス:JR草津線「甲賀駅」北口から無料送迎バスで約5分(要予約)、新名神高速道路「甲賀土山IC」「甲南IC」から車で約15分
■営業時間:10:00-17:00(入館は16:00まで、時期によって営業時間変動あり)
■料金:大人1,100円、中高生900円、小人800円、幼児600円、2歳以下無料
■定休日:月曜(夏季など行楽シーズンは無休の場合あり)

5.滋賀観光のおすすめドライブコース3選!

マイカーやレンタカーで滋賀観光を楽しみたい人は、次に挙げる3つのドライブコースをチェックしてみてください。

滋賀の歴史と文化を学ぶコース

滋賀の歴史と文化を肌身で感じたい場合は、まず余呉湖をスタート地点に選びましょう。羽衣伝説に思いを馳せながら、湖の景色と神秘的な雰囲気を楽しんでください。続いては車を約30分走らせて長浜黒壁スクエアへ向かいます。近現代のノスタルジックな街並みに触れて、歴史の確かな歩みを感じましょう。長浜黒壁スクエアから車で約25分のところには、彦根城が威風堂々と鎮座しています。教科書でも馴染み深い井伊氏の歴史について、改めて知見を広げてみてください。歴史・文化コースの締めくくりは彦根城から車で約40分の八幡堀です。日が出ているうちに到着するように調整して、近江八幡水郷巡りを楽しみましょう。また、本稿では紹介していませんが彦根から近江八幡への道中には戦国時代に織田信長が居城としていた安土城跡もあるので、時間に余裕があれば立ち寄ってみるのもおすすめです。

湖西の絶景を満喫するコース

滋賀県の絶景を堪能するには、湖西を中心に攻めてみてください。まずはびわ湖バレイをスタート地点として、テラスから琵琶湖の全景を目に焼き付けましょう。晴れていれば青空と琵琶湖の幻想的なコントラストが楽しめるのでシャッターチャンスです。びわ湖バレイから車を25分ほど走らせると、湖畔に浮かぶ鳥居が印象的な白髭神社が見えてきます。近江の厳島と名高い神秘的な光景を満喫してください。そこからは車で約30分かけてメタセコイア並木まで行きましょう。約500本ものメタセコイアたちが、旅の終わりを優しく出迎えてくれます。

琵琶湖一周ドライブコース

滋賀県を満喫したいのなら、湖西をスタート地点とするコースが良いでしょう。このコースでは京都東ICから県道161号線に乗って湖西を走るとスムーズです。湖西からは湖北・湖東を回って最後に湖南へ到着します。見たい場所が決まっていて時間を節約したい場合は、琵琶湖大橋を通ってショートカットするのも賢い選択です。もちろん、琵琶湖大橋からの眺めも堪能できるので損はありません。このコースでは道中に白髭神社・余呉湖・黒壁スクエア・彦根城・ラ コリーナ近江八幡などが点在しています。本稿の内容を参考にしながら、見ておきたいポイントがあれば立ち寄ってみてください。なお、琵琶湖を一周するドライブコースはノンストップで走っても約4~5時間かかります。ドライブのみであれば日帰りでも十分な時間が取れますが、観光スポットに立ち寄る場合は宿泊プランを練っておくのがおすすめです。

比叡山ドライブウェイコース

上記3つのドライブコースは本稿で紹介した観光スポットを軸にしたものですが、滋賀県では比叡山ドライブウェイと呼ばれる道路が整備されています。これは歴史の授業でもお馴染みの比叡山を登っていく有料観光道路となっており、普通車の場合は区間によって860~2,430円で通行可能です。比叡山ドライブウェイの道中には街並み・琵琶湖・山脈が一枚に収まる展望が見事な「夢見が丘」、織田信長との抗争で有名な「延暦寺」、季節ごとの花々が美しい庭園美術館「ガーデンミュージアム比叡」などがあります。琵琶湖を眺めながらBBQに舌鼓を打てるポイントもあるので、ランチのプランとして検討してみてください。山頂は京都市街や大津市街を見渡せる絶景ポイントになっています。

6.滋賀観光で外せない!滋賀のご当地グルメ

せっかくの観光なら地元のおいしいものを食べたいという人も多いでしょう。ここからは滋賀観光で押さえておきたいご当地グルメについて触れていきます。

近江牛

近江牛

テレビや雑誌でも頻繁に登場する近江牛は滋賀県のブランド和牛です。その品膣の高さは神戸牛・松阪牛と並んで日本三大和牛と称されています。近江牛の特徴はキメ細かい肉質と脂の甘さであり、口に入れた瞬間にとろけるような味わいが人気です。ステーキはもちろん、しゃぶしゃぶやすき焼きといった調理法も味の最高峰とされています。県内には「近江牛専門店近江かど萬」「特選近江牛レストラン ティファニー」「近江牛レストラン千成亭」といった名店が数多く展開しているので、気になったお店に立ち寄ってみてください。

鮒ずし

鮒ずし

琵琶湖で獲れたニゴロブナを使った鮒ずしも、滋賀県のご当地グルメとして知られています。ニゴロブナは琵琶湖の固有種であり、塩漬けにしたニゴロブナと米を交互に重ねて約2年間漬け込んだものが鮒ずしです。元々は中国から伝来した調理法で、現代の寿司を形作る原型になったとおも言われています。発酵食品特有の芳醇な香りと、酸味・塩味・甘味・旨味のバランスが特徴的な料理です。独特な味わいと香りで好みが分かれるため、ブルーチーズのように匂いの強い発酵食品が得意な人におすすめと言えます。

赤こんにゃく

赤こんにゃく

赤こんにゃくは別名「八幡こんにゃく」とも呼ばれており、その名の通り赤みを帯びたルックスが特徴的な滋賀県の特産品です。この赤みの正体は鉄分で、唐辛子や紅しょうがのように辛味がある訳ではありません。地元では冠婚葬祭に用いられることが多く、一説には織田信長が製造を命じたとも言われています。通常のこんにゃくよりも臭みが少なく、実がキメ細かいのでなめらかな食感が特徴です。スーパーやお土産屋さんで入手可能なので、手軽に持ち帰ることができます。

クラブハリエのバウムクーヘン

クラブハリエのバウムクーヘン

本稿で紹介したラ コリーナ近江八幡の運営元である「たねや」は元々和菓子メーカーでしたが、ノウハウを活かして立ち上げた洋菓子部門クラブハリエのバウムクーヘンが絶大な人気です。ラ コリーナ近江八幡の中でも購入可能ですが、クラブハリエは滋賀県内に複数の店舗を展開しているため様々な場所で購入できます。職人の手によって一層ずつ丁寧に焼き上げられたバウムクーヘンは驚くほどふんわりとした食感で、優しくも深みのある甘さが老若男女を問わず支持を集めているのです。滋賀観光のお土産や旅のお供としてチェックしてみてください。

≪まとめ≫ 滋賀観光ならドライブで快適にまわろう!

≪まとめ≫ 滋賀観光ならドライブで快適にまわろう!

滋賀県は自然・歴史・グルメのどこを取っても魅力に溢れています。カメラ片手に写真を撮影するのも良し、体を動かしておいしいものを食べるも良しなので、幅広いニーズに対応していると言って良いでしょう。公共交通機関での観光もオツですが、絶景や観光スポットを快適に、効率的に巡りたい場合は車でのドライブがおすすめです。この記事を参考に、滋賀県の魅力を思う存分堪能してください。

Posted by

Drive! NIPPON編集部

Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。

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