滋賀で感じる秋。見とれる、なごむ。人気の紅葉スポットめぐり

※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。

自然豊かで歴史的史跡が多い滋賀県には、紅葉の名所がたくさんあります。今回はお城や寺社はもちろん、モミジ・カエデ以外の紅葉が見られるスポットも選んでみました。美しさに見とれたり、思わずほっこりなごんだり。いろいろな滋賀の秋をお楽しみください。ライトアップ期間を設けている施設や、見ごろが短い紅葉もあるのでお見逃しなく。
(写真提供:彦根観光協会)

夜の水鏡に映る紅葉に陶然。彦根城を望む井伊家の大名庭園「玄宮園」

夜の水鏡に映る紅葉に陶然。彦根城を望む井伊家の大名庭園「玄宮園」

彦根藩・井伊家の居城として、400年以上前に築城された国宝「彦根城」。城域にある井伊家の大名庭園「玄宮園(げんきゅうえん)」は、4代目藩主・井伊直興によって延宝5(1677)年に造営されました。
江戸文化の贅を尽くした本格的な池泉回遊式庭園で、池に浮かぶ島や9つの橋と茶室「臨池閣(りんちかく)」、築山に建つ茶室「鳳翔台(ほうしょうだい)」などが、変化に富んだ景色を織りなしています。池を越えて望む彦根城の天守も大きな見どころ。四季折々に風情豊かですが、中でも紅葉時期の華やかさは、まさしく大名庭園ならではと言えるでしょう。
また、毎年11月下旬~12月上旬には夜間ライトアップ観覧期間が設けられており、幻想的な名園を堪能できます。ライトアップに映える紅葉が池の水鏡にも映り込み、その美しさは思わず息をのむほど!
★例年の紅葉の見ごろ…11月中旬~12月上旬。
(写真提供:彦根観光協会)

■滋賀県彦根市金亀町3
■TEL:0749-22-2742
■開園時間:8:30〜17:00
■休園日:なし
■入園料:彦根城との共通観覧券…大人800円、小・中学生200円
     玄宮園単独観覧券…大人200円、小・中学生100円
■駐車場:彦根城および周辺の観光駐車場(有料)を利用

【錦秋の玄宮園ライトアップ2020】
■期間:2020年11月21日(土)~12月6日(日)
■時間:18:00~21:00(入園は20:30まで)
■入園料:大人700円、小・中学生350円
※昼間の観覧券での入園は不可。

境内一帯を約3,000本の紅葉が覆い尽くす、関西屈指の紅葉名所「永源寺」

境内一帯を約3,000本の紅葉が覆い尽くす、関西屈指の紅葉名所「永源寺」

臨済宗永源寺派の大本山「永源寺」。康安元年(1361年)に、近江守護の佐々木六角氏頼公が、臨済宗の高僧・寂室元光(じゃくしつげんこう)禅師を迎えて開山した名刹です。戦国時代に2度の戦火を受けて全山焼失。一時は衰亡しましたが、江戸時代に入って後水尾天皇や彦根藩の帰依を受けて再興しました。
境内は自然の木々に覆われた幽境。関西屈指の紅葉スポットとして知られており、秋が深まると愛知川(えちがわ)に沿って広がる境内一帯が、あでやかに色づいた約3,000本の紅葉に覆われます。総門から山門にかけて続く紅葉のトンネルに始まり、寂室禅師を祀る「開山堂」前の「お手植えの楓」、庭園や鐘楼を彩る紅葉など、どの場所も写真に収めたくなる美しさ。最盛期にはライトアップもされており、長夜に浮かび上がる綾錦が幽玄の別世界へといざなってくれます。
★例年の紅葉の見ごろ…11月上旬~下旬。
(写真提供:永源寺)

■滋賀県東近江市永源寺高野町41
■TEL:0748-27-0016
■開閉門時間:9:00〜16:00 ※観楓期は8:00~17:00
■参拝志納料:大人500円、中学生以下は無料
■駐車場:周辺の有料駐車場を利用

【2020年ライトアップ期間の拝観情報】
■期間:2020年11月14日(土)~29日(日)
■開閉門時間:8:00~20:30

鮮やかな紅葉と神秘の月に魅了される、源氏物語ゆかりの古刹「石山寺」

鮮やかな紅葉と神秘の月に魅了される、源氏物語ゆかりの古刹「石山寺」

その名の通り、石山(天然記念物の硅灰石)の上にある真言宗の大本山「石山寺」は、天平19(747)年、聖武天皇の勅願により良弁僧正が建立。秋は約1,000本の綾錦が、硅灰石の岩肌や諸堂を鮮やかに彩ります。毎年11月には「あたら夜もみじ」を開催。美しくライトアップされた本堂や多宝塔などの国宝建造物と、紅葉の取り合わせは実にみごと!2020年は、日本庭園「無憂園」も新しくライトアップエリアとなりました。
ところで平安時代には、かの有名な紫式部も石山寺を参拝したと伝わります。滞在中、琵琶湖面に映える十五夜の月が琴線に触れ、ここで「源氏物語」を起筆したのだとか。紫式部を魅了した“石山の秋月”は「近江八景」の一つであり、「日本百名月」にも認定されています。夜間拝観期間中に、紅葉と晩秋の月を心ゆくまで楽しんではいかがでしょう。
★例年の紅葉の見ごろ…11月中旬~12月上旬。
(写真提供:石山観光協会)

■滋賀県大津市石山寺1-1-1
■TEL:077-537-0013
■拝観時間:9:00〜16:30(最終入山は16:00)
■入山料:中学生以上600円、小学生250円
■駐車場:石山寺観光駐車場を利用(有料)

【2020年 石山寺 あたら夜もみじ(紅葉ライトアップ)】
■期間:2020年11月13日(金)~29日(日)
■時間:17:30~21:00(入山は20:30まで)
■入山料:中学生以上600円、小学生300円
※昼間の入山料とは別途必要
■問い合わせ窓口:077-537-1105(石山観光協会)

今が見ごろ!真っ赤なもこもこ“コキア”の向こうに湖を望む「びわこ箱館山」

今が見ごろ!真っ赤なもこもこ“コキア”の向こうに湖を望む「びわこ箱館山」

標高680mの箱館山上に広がる、関西最大級のリゾートパーク。冬はスキー場、夏秋は花の名所として知られています。
注目は、ふわふわもこもこの形状が愛らしい「コキア」。「びわこ箱館山」には約4,000本が点在しています。ライトグリーンの夏の姿もさることながら、真っ赤に染まった秋のコキアは何ともドラマティック!ゴンドラで山頂駅に着いた後、ペアリフトで山頂まで行くのがおすすめです。コキア越しの眼下に琵琶湖が広がり、思わずうっとり。
秋コキアの見ごろは、10月初旬から2週間程度。この記事の公開日前後が最盛期です。それ以降でもペチュニア、サルビア、ダリア、ススキといった秋の花々が出迎えてくれますし、絶景を見渡せる「びわ湖のみえる丘」を始め見どころ・遊びどころが満載なので、ぜひお出かけを。爽やかな高原の風に吹かれながら、のんびりゆったり過ごしてみませんか。
★例年の秋コキアの見ごろ…10月初旬~中旬。
(写真提供:びわこ箱館山)

■滋賀県高島市今津町日置前
■TEL:0740-22-2486
■2020年秋季営業日:11月23日(月・祝)まで 
■開園時間:9:00~17:00
■ゴンドラ運行時間:上り9:00~16:30/下り9:00~17:00
■入園料(ゴンドラ往復料金を含む):大人2,000円、小学生以下1,000円、3歳以下無料、ペット600円
■ペアリフト:大人片道350円、小学生以下片道200円、ペット片道150円
■駐車場:1,100台(乗用車500円)

やさしい色合いの紅葉風景が、どこか郷愁を誘う秋の「メタセコイア並木」

やさしい色合いの紅葉風景が、どこか郷愁を誘う秋の「メタセコイア並木」

滋賀県北部の高島市マキノ地区には、約500本のメタセコイアが2.4kmにわたって続く並木があります。防風林として植栽されたものですが、「新・日本の街路樹百景」に選定されてからは、観光スポットとして注目されるようになりました。高さ約25mのメタセコイアが並ぶまっすぐな一本道は、絵画に描かれたような美しさ。遠景の山々と調和しながら、季節ごとに豊かな風景を見せてくれます。
秋は、どこか郷愁を感じさせるやわらかな色づきが特徴。最盛期であっても“真っ赤”というより、“レンガ色”“黄金色”という表現がしっくりとくる紅葉です。平成22(2010)年には「日本紅葉の名所100選」に選定されました。
メタセコイア並木は、マキノ高原へ向かう県道287号小荒路牧野沢線にあり、車で通行できます。眺めたり撮影したりするなら沿道に駐車せず、農業公園「マキノピックランド」に車を置いて散策しましょう。
★例年の紅葉の見ごろ…11月下旬~12月上旬。
(写真提供:マキノピックランド)

マキノピックランド
■滋賀県高島市マキノ町寺久保835-1
■TEL:0740-27-1811
■営業時間:9:00~17:00 ※施設・アクティビティによって異なる。
■定休日:水曜日、年末年始
■駐車場:230台(無料) 

~まとめ~

ご紹介した以外にも有名どころから穴場まで、滋賀県には紅葉スポットが点在しています。場所によっては、青々とした水を湛える琵琶湖とのコントラストを楽しむことも。彩り鮮やかな「錦秋の湖国」へ、ぜひお出かけください。夜間拝観する場合、特に北部や山間部では防寒対策が必須です。

(文/たかはし じゅんこ)

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