宮城「伊豆沼・内沼」 蓮の中を進む遊覧船で極楽気分!白鳥やマガンの群れもこの世の景色とは思えない!

※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。

冬になると数千羽のハクチョウや数万羽のマガンが飛来し、息をのむ光景を見せてくれる「伊豆沼」と「内沼」。夏は一面に蓮の花が咲き誇り、まったく別の景色に魅了されます。自然美豊かな伊豆沼を中心に、宮城県の北部・栗原市をめぐりました。
(写真提供:栗原市観光物産協会)

夏限定!蓮の湖面を遊覧する「はすまつり」

夏限定!蓮の湖面を遊覧する「はすまつり」

栗駒山麓に広がる田園風景の中に、369haの伊豆沼と122haの内沼があります。ラムサール条約に登録され、国内有数の渡り鳥越冬地として知られる伊豆沼・内沼ですが、夏もご覧の絶景!
毎年7月下旬から8月下旬の蓮の開花に合わせて開催される「はすまつり」には、小型遊覧船が運行。花の園を分け入るように進んで行く船に乗ると、凛とした美しさと芳香をすぐそばに感じることができます。開花情報は栗原市観光ポータルサイト「ぎゅぎゅっとくりはら」で随時アップしていますので、おでかけ前の参考に。花は早朝に開き、午後にはしぼんでしまうため、午前中早めの到着がおすすめです。
(写真提供:栗原市観光物産協会)

伊豆沼・内沼はすまつり(3会場あります)
■伊豆沼(若柳会場)栗原市若柳字上畑岡敷味17-2「宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター」付近
■伊豆沼(迫会場)登米市迫町新田新前沼254「登米市伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター淡水魚館」付近
■内沼(築館会場)栗原市築館字横須賀養田20-1「栗原市サンクチュアリセンターつきだて館」付近
■まつり期間:2020年は7月20日(月)~8月31日(月)を予定
■運行時間:
若柳会場・迫会場 8:00~16:00/ 内沼会場 7:30~15:00(天候により終了時間が早まる場合あり)
■駐車場:3会場とも無料駐車場あり
■詳しい情報・問い合わせ:
栗原市観光物産協会 TEL 0228-25-4166 
栗原市観光ポータルサイト「ぎゅぎゅっとくりはら」https://www.kurihara-kb.net/

「渡り鳥の聖地」の絶景。数万羽が一斉に飛び立つ瞬間は鳥肌もの

「渡り鳥の聖地」の絶景。数万羽が一斉に飛び立つ瞬間は鳥肌もの

季節が秋から冬に向かうと、極東ロシアからマガンやカモ、ハクチョウが飛来し、水鳥たちの楽園になります。中でもガン類は、日本に飛来するガン類の8~9割に上る10万羽以上が伊豆沼・内沼で越冬します。
朝になると一斉に飛び立ち、周辺の田んぼで落ちモミなどを食べ、日没が近づくと隊列を組んで戻ってくるマガン。その姿、羽音、鳴き声は、環境省の「残したい〝日本の音風景100選〟」に選出されています。日の出を背にした飛び立ち、夕焼けの中のねぐら入りは、野鳥ファンならずとも必見です!
伊豆沼・内沼の自然と歴史を楽しく学べる「宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター」にも、ぜひお立ち寄りください。
(写真提供:栗原市観光物産協会)

宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター 
■栗原市若柳字上畑岡敷味17-2
■TEL:0228-33-2216 
■駐車場:あり

伊豆沼を見晴らす「カフェコロポックル」でジャズ&コーヒー

伊豆沼を見晴らす「カフェコロポックル」でジャズ&コーヒー

伊豆沼のほとり、少し高台にあるジャズ喫茶「カフェコロポックル」は、眼下に広がる絶景を、おいしいコーヒーと迫力のサウンドと共に楽しめるスポットです。
オーナーの杉本豊さん、久美子さん夫妻は東京都の出身。知り合いが持っていたこの土地に魅せられ、東京で暮らしながら、週末になると車や新幹線で栗原に通って、藪刈り・整地作業に汗を流しました。東日本大震災による中断もあり、実に10年の歳月をかけ2016年に店をオープン。「デジタル音源を少しでも理想の響きに」と、オーディオ装置も自ら製作。こだわりの詰まったすてきなカフェです。
今は栗原の住人となり「一面に花が咲く夏も、10万羽の鳥が飛ぶ冬も、どの季節も見飽きることがありません」という杉本さん。「冬の夕方は、テラス席から〝マガンのねぐら入り〟が見られますよ」と、とっておきの情報も教えてくれました。

■栗原市若柳上畑岡原20-6
■TEL:0228-24-7975
■定休日:火曜・水曜(祝日の場合翌日)
■営業時間:10:00~18:00
■駐車場:10台 

山間の栽培農家で、そばのフルコース「農場蕎麦 坊の蔵」

山間の栽培農家で、そばのフルコース「農場蕎麦 坊の蔵」

伊豆沼の西方にある「花山」は、昔からそば栽培が盛んな地域。秋田との県境に近い山間の冷涼な気候が、甘く香り高いそばを育くむと言われています。
「農場蕎麦 坊の蔵」は、そば農家の後藤正幸さんが、栽培から製粉、そば打ち、調理まで一貫して行う、知る人ぞ知る名店。山菜や季節野菜を使った前菜から、そばをアレンジしたデザートまで、全6品の「花の山・川フルコース」(2200円)を完全予約制で提供しています。コースに登場する「そばだんご」は、ふわもちの食感とだしのうま味がたまらない、栗原の新しい郷土料理。店頭で販売する「そば粉シフォンケーキ」「そば粉パン」は奥様・菊子さんの手作りです。
後藤さんらの指導による「そば打ち体験教室」も人気。会場と問い合わせ先は「花山ふるさと交流館」(「道の駅路田里はなやま」隣)です。

■栗原市花山字本沢大田7-1
■TEL:0228-56-2777
■予約制(4人以上。他に予約が入っている場合は2人でも可)
■営業時間:予約時応相談
■駐車場:あり
■「そばうち体験教室」の受付は5人~30人。火曜定休。問い合わせは「花山ふるさと交流館」(TEL 0228-43-5111)

蔵人全員メガネの「メガネ専用」!抜群のネーミングは「萩野酒造」8代目の遊び心

蔵人全員メガネの「メガネ専用」!抜群のネーミングは「萩野酒造」8代目の遊び心

伊豆沼の北、岩手との県境に近い「有壁(ありかべ)」は、かつて奥州街道の宿場町として栄えたところ。参勤交代する藩主が泊まった「旧有壁本陣」が今も残り、そのそばで酒蔵を構える「萩野酒造」は、天保11(1840)年の創業です。
蔵元の佐藤曜平さんは、伝統ブランドの「萩の鶴」と山廃仕込みの「日輪田」を守りながら、「メガネ専用~全員メガネの蔵人で造りました」「夏の夕涼み猫」など、遊び心あふれるシリーズでファン層を広げている8代目。
宮城の酒が高級化路線を歩む中、「普段の暮らしの中で気軽に楽しめて高品質な日本酒を造りたい」という佐藤さん。「良質な水・米・米麹を使うのは、どこも同じ。酒造りには、関わる人と地域の影響が大きい」として、有壁の地域おこしにも力を注いでいます。
現在、蔵見学・直接販売は行っていません。お求めは、栗原市内の取扱店「北海道屋商店」(金成有壁)、「三浦酒舗」(栗駒岩ヶ崎)、「中條酒店」(築館薬師)、「良酒処さぶん酒店」(瀬峰荒町)、「関川酒店」(栗駒蔵屋敷)などでどうぞ。

■栗原市金成有壁新町52 
■TEL:0228-44-2214

~まとめ~

伊豆沼にはハクチョウやマガン、蓮だけでなく、数多くの鳥・魚・昆虫・植物が生息し、季節の移ろいと共に表情が変わっていくところも魅力です。
みやぎ県北高速幹線道路「伊豆沼インターチェンジ」から車で約3分と、アクセスは良好。ぜひ何度も足を運び、移り行く自然美を堪能してください。

(文:早坂 泉)

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