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投稿日:2024.04.11 Thu

360種2000株の牡丹が咲き誇る!奈良県葛城市「石光寺 染寺」の春牡丹がもうすぐ見頃

360種2000株の牡丹が咲き誇る!奈良県葛城市「石光寺 染寺」の春牡丹がもうすぐ見頃

奈良県葛城市、ニ上山の麓にある石光寺は日本最古の石仏、中将姫伝説のほか、牡丹・芍薬・寒牡丹の名所として知られています。春には360種2000株の牡丹が色とりどりに咲き誇り、庭一面が華やかに彩られます。今年の見頃は例年より早く4月15日~23日の予定。大きな葉の中で美しく咲く大輪の花々をお楽しみください。

■石光寺の春牡丹
牡丹は奈良時代に中国から渡来したと伝えられています。江戸時代の中期以降、日本の風土と好みに適応した品種の改良や栽培が盛んになり、明治の頃には銘花が多く世に出ました。花容のふくよかさ高貴さ漂う姿から「富貴花」とも呼ばれ、縁起のよい花として絵画、織物、陶器に描かれ、文芸にも数多く詠まれています。

石光寺には大正から昭和初期にかけて宝塚山本、大阪池田で生まれた牡丹、「関西牡丹」という歴史のある銘花が伝えられています。戦時中にたくさんの種類が失われましたが、戦禍を逃れて現在伝わる花は素晴らしいものばかり。その代表的な品種に昭和天皇の即位を記念して、「宜秋門」「殷富門」「朱雀門」「豊楽門」「談天門」「藻壁門」など、京都御所の門名が名付けられました。また、京都御所の殿名としては、「大極殿」「主基殿」「朱玉殿」などがあり、その他「神風」「九重錦」「麒麟司」「君の恵」などの特筆すべき銘花も残されています。いずれも歴代住職が自ら接ぎ木をし、大切に品種保存されてきました。

■牡丹の観賞時間
柔らかい花びらの牡丹は、強い陽射しと気温が上がる時間帯は花崩れしやすいため、快晴日の観賞は午前中がおすすめ。開花状況はインスタグラムやホームページを確認ください。

<文化財>日本最古の石仏「白鳳弥勒石仏」弥勒堂開帳(4月14日~5月14日)
平成3年に長い歴史のなかで所在がわからなくなっていた石仏が発掘されました。組み立てれば2メートル以上もあり、凝灰岩を丸彫りした仏様は白鳳時代以前には例がないということで「日本最古の石仏」といわれています。

【石光寺】
当寺の草創は約1300年前、天智天皇(668~671在位)の勅願で建てられ、役小角(えんのおづぬ)の開山と伝えられています。境内に奈良時代前期といわれる塔の大心礎があり、平成3年には弥勒堂改築に伴う発掘調査の結果、日本最古の白鳳時代の石仏(当時の本尊)と他に瓦や塼仏(せんぶつ)が出土されました。

寺名:浄土宗 慈雲山 石光寺(せっこうじ)関西花の寺霊場 第二十番札所
所在地:奈良県葛城市染野387
拝観時間(春期):8:00~17:00
TEL:0745-48-2031
拝観料:大人400円、小学生200円
駐車場:無料(寺門前7台、第2駐車場30台)
URL: https://sekkouji.or.jp
インスタグラム:https://www.instagram.com/sekkouji/

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Drive! NIPPON編集部

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