
「近代の100年フード部門〜明治・大正に生み出された食文化〜」に認定されている、長崎県の「かんころ餅」。
約200年前、大村藩から五島列島へ開拓農民の移住があり、その移住者たちは当時禁教令で信仰を禁止されていたキリスト教を信仰するキリシタンと呼ばれた人たちが中心だったと伝えられています。五島に移住したキリシタンたちは、元から島に住んでいた人たちから少し離れた、急な山の斜面や不便な入り江の奥などの土地に集落を作りました。やせた段々畑ではさつまいもが良くできて、さつまいもが主食になっていたのだとか。
さつまいもは水分が多いので、暑くても寒くてもすぐに腐ってしまいます。そこで、いもを一年中食べるために、さつまいもを薄切りにして、茹で、干しだなで乾燥させ、「(ゆで)かんころ」が作られました。そして、かんころと餅をあわせてついたもちが「かんころ餅」です。もともとは貴重品であった餅の「かさ増し」に考えられたと伝えられています。【出典】長崎県2018年3月かんころ餅冊子
各家庭で受け継がれている郷土菓子を、ぜひ一度味わってみてください。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-nagasaki/
【一般社団法人 新上五島町観光物産協会】
https://shinkamigoto.nagasaki-tabinet.com/

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Drive! NIPPON編集部
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