
「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、静岡県の「西伊豆しおかつお」。
西伊豆町に古くから伝わるカツオの塩蔵乾干しのことで、原型は約1300年前の奈良時代にまで遡ります。
かつて西伊豆町の田子地区は「かつおのまち」として有名で、1000年以上の歴史があるカツオの漁師町です。潮鰹は、神事も兼ねた保存食として、昔から伝わる製造方法で作り続けられており、常温保存させる為に塩分濃度が高いことが特徴。古くからお吸い物やお茶漬けなど、かつおの旨味だしとして使われてきました。現代の鰹節が登場する前から利用されていたことから、かつおだしの始まりとも言われています。
お正月には、縁起の良い「しょうがつよ:正月魚」として家族の繁栄を祈念し、玄関先や神棚にわら飾りを付けて吊るし飾られます。そして、三箇日が過ぎると神棚からおろし、年神様の「おさがり」としていただく、地域の絆を強める縁起の良い食べ物です。
この独特な慣習は、西伊豆町の文化財として登録されています。西伊豆しおかつおを用いたうどんなどが地元の飲食店やイベントなどで提供されており、今では地元に住む人達だけでなく、観光に訪れた方々にも人気のメニューなのだとか。西伊豆を訪れて、西伊豆しおかつおの旨味を味わってみませんか。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-shizuoka/
【西伊豆しおかつお研究会】
http://www.shiokatuo.com/

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Drive! NIPPON編集部
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