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投稿日:2023.11.20 Mon

【100年フード】爽やかで上品な一品料理。山形県の「むきそば」

【100年フード】爽やかで上品な一品料理。山形県の「むきそば」

「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、山形県の「むきそば」。

そばと聞いて、細くて長いそばをイメージしてしまいますが、酒田ではそばの実をむいて茹でたものに出汁をかけて食べる、むきそばと呼ばれる郷土料理があります。
もともと上方(関西地方)のお寺で食されていた精進料理が、江戸時代に北前船によって酒田に伝わったと言われています。明治初期、北国一の湊町として酒田が繁栄を極めた時代に、一流料亭で食膳に上げられました。北前船の往来によって富を成した豪商たちが足を運び、贅沢な料理とお座敷遊びを楽しんでいた料亭で提供されたことにより、米や小麦の代用ではない、贅沢で上品な日本料理の一つとして知られるようになったのでしょう。

酒田では素材の風味を生かし、昆布出汁やシイタケ、鶏肉などで上品な味に仕上げた一品料理として伝承されており、今も会席料理の小鉢などで提供されています。
爽やかな味わいとプチプチとした食感が、疲れた身体にもやさしい料理。 現在は、むきそばと出汁がセットになった缶詰やレトルトも、湊町酒田のお土産として販売されています。ユニークな郷土食をぜひ一度味わってみてください。

【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-yamagata/

【一般財団法人 酒田DMO】
https://www.sakata-tourismstrategy.com/

Posted by

Drive! NIPPON編集部

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