トップページ >ニュース

投稿日:2023.11.16 Thu

【100年フード】せんべいの独特な食感がクセになる。青森県の「八戸せんべい汁」

【100年フード】せんべいの独特な食感がクセになる。青森県の「八戸せんべい汁」

「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、青森県の「八戸せんべい汁」。

八戸地方で200年以上も親しまれている郷土料理です。東北地方太平洋側北中部では、冷夏をもたらす冷たい風”やませ”に悩まされており、特に江戸時代の小氷期には稲作の不作対策として小麦や雑穀も栽培されてきました。

練った小麦粉を焼いた煎餅を用いることで保存が効き、八戸せんべい汁は家庭料理として受け継がれてきました。肉や魚、野菜やきのこなどでダシを取った汁の中に、汁物専用の「おつゆせんべい」を最後に割り入れ、煮込んで仕上げます。また、鶏だしのしょう油系や魚だしの塩系、馬肉鍋に入れる味噌系など、食べ方もさまざま。美味しいダシ汁が沁み込んだせんべいのツルツル、モチモチとした独特な食感は、まるでパスタのアルデンテのようです。

市内の飲食店で堪能できるほか、お土産屋にも箱入りのせんべい汁のセットがお土産用に販売されています。どこか懐かしい、優しい味。家庭料理として伝承されてきた八戸せんべい汁で、身も心も温まる味わいを楽しんでみてはいかが。

【100年フード】ページはこちら 
https://www.drivenippon.com/foodculture/food-aomori/

【八戸せんべい汁研究所】
https://www.senbei-jiru.com/

Posted by

Drive! NIPPON編集部

Drive! NIPPONは、「クルマでおでかけするすべての大人たちへ」をコンセプトに、日本各地の魅力的な観光関連情報の発信とともに、素敵な「ドライブ」「旅行」「おでかけ」を演出する様々なサービスを提供していきます。

  • X SHARE
  • facebook SHARE
  • Line SHARE
» language / 言語