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一般社団法人 富岡シルク推進機構により、富岡シルクを活用した新たな商品として、デザイナー丸山敬太氏とのコラボレーションスカーフとオリジナル商品「日本の色12ヶ月」の販売が開始されました。
この商品は、世界遺産である富岡製糸場内の富岡シルクギャラリーおよび、富岡シルクのオンラインショップにて販売されています。
■かつて日本と世界の架け橋を担ってきた富岡シルク
1872年に群馬県・富岡の地に創建され、2014年6月に世界遺産に登録された「富岡製糸場」。養蚕業が盛んだった富岡の地にいち早く西洋の技術を取り入れ、日本の技術を向上させるとともに、当時は特権階級だけにしか手にすることができなかったシルクを世界に広め、日本と世界の架け橋として、大きな役割を果たしてきました。
かつて最大のシルク輸出国であり、日本の発展を支えてきたこの産業ですが、国内生産量は減少の一途を辿っているのも事実。また、繭の生産から製品になるまですべての工程を国内で行う「純国産」のシルクは、国内で流通する絹製品の中で、わずか1%以下となり、そのなかでも富岡シルク※ はとても希少な存在となっています。
今回、この素晴らしい日本の文化を次の世代へと残していくため、デザイナーの丸山敬太氏とコラボレーションが実現され、KEITA MARUYAMAのエッセンスが香るスカーフが誕生しました。
更にオリジナル商品として、最高級のシルクオーガンジーを群馬県内で植物由来の染料で草木染されたスカーフ「日本の色12ヶ月」も登場。
※本件は文化庁の令和4年度「観光再開・拡大に向けた文化観光コンテンツの充実事業」の実施事業です。
■「富岡シルク×KEITA MARUYAMA」 コラボレーションをした思い
もともと絹という素材が好きで、日本のシルクに興味があったという丸山敬太さん。
今回のコラボレーションを引き受けたのは、現存する富岡シルクをより多くの人に知ってもらいたいという思いから。
「世界遺産として残る富岡製糸場は、明治時代という混沌とした時代の中で、現代的なビジョンを持って日本を支える産業が生まれ、絹というものを通して、日本の歴史を大きく変えてきました。手間暇を惜しまず、蚕から糸を紡ぎ出し、あくまでも自然の成り立ちからシルクという素材を作りだすその仕組みや、現存する富岡シルクの素晴らしい素材を後世に伝えていかなくてはと感じたんです」
丸山さんが富岡シルクに触れたとき、一番に心に残ったのが蚕の美しさ。蚕が桑の葉を食んでいる音を聞きながら、自然の恵と人智が合体し一枚のシルクを紡いでいくことに感動を覚えたのだそうです。
「他のシルクに比べて、富岡シルクはとても軽く、弾力や艶も圧倒的に違います。細い番手で折り上げているので、細かなプリントの発色がよく、美しさがすごく際立つんです。今回コラボレーションしたアイテムは、富岡シルクの魅力を最大に活かし、価値のあるものを作ったと思っています」。
<丸山敬太>
・ファッションデザイナー。1965 年東京・原宿生まれ。
・2020 年にK.M Design Studio を設立し、代表取締役に就任。
・自身のブランド活動だけに留まらず、ファストファッションから制服やブランドプロデュースに加え、ファッションの枠を超えて、“食”や“住”への活動の場を積極的に広げている。
また、2.5 次元と呼ばれるゲームやアニメーションへのデザイン提供や、舞台美術、盆踊りのプロデュースなど、ファッションの可能性を常に多角的な視線で捉えている。
【取り扱い店舗】
・富岡製糸場内富岡シルクギャラリー
住所:群馬県富岡市富岡1(富岡製糸場内)
URL:http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk/bland/detail/silk-gallery.html
・富岡シルクオンラインショップ
URL:tomioka-silkbrand.jp/onlineshop/
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