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投稿日:2022.01.10 Mon

2022年小さな和紙の里の「新しい挑戦」とは?山梨・市川三郷町の和紙の里が新ブランド「甲州和紙」を設定

2022年小さな和紙の里の「新しい挑戦」とは?山梨・市川三郷町の和紙の里が新ブランド「甲州和紙」を設定

山梨県甲府市の南に和紙の里があることをご存じでしょうか。
山梨県西八代郡市川三郷町、市川大門・西嶋の和紙関係企業が、2022年より、市川大門・西嶋を含む和紙ブランドの総称として、今回新たに「甲州和紙」という名前を掲げます。
そのお披露目を目的として、金長特殊製紙株式会社(山梨県西八代郡市川三郷町)他6社は東京都中央区日本橋の「小津ギャラリー」にて1月10日から15日まで記念イベントを開催。

今回新たに和紙の新ブランドとして「甲州和紙」の名前を掲げるのは、市川和紙と西嶋和紙の2ブランド。山梨県西八代郡市川三郷町を中心とする甲斐の和紙の歴史は、奈良時代から始まるとされています。市川大門の和紙は中世末以降、武田家の御用紙としてその保護のもと発展してきました。市川大門は現在でも日本一の障子紙に生産地とされ、また、 西嶋和紙は長らく書道用の半紙や画仙紙を特徴として発展してきました。

■特化することがマイナスに作用することも。
一般企業において、何らかに「特化」することは一種の強みとなります。しかし、例えば西嶋和紙は書道用の半紙に特化した結果、書道人口の減少とともに生産数も減少し、今後何らかの変化を模索していかなければならない状況となりました。
和紙と言えば、日本三大和紙産地(美濃和紙・土佐和紙・越前和紙)が有名ですが、山梨県の甲府盆地の南に位置するこれらの和紙の産地は知名度的には広く知られていないためにも、今後の生き残りをかけた新しい取り組みが必要とされているのです。

■「甲州和紙」の名前で、日本・世界に進出していく
今回、まず市川大門・西嶋を中心とする山梨の和紙の里の総称として「甲州和紙」の名前を設定。今後はこの名前とブランド広げていくことを目指しています。
今後の活動として、まず、今回のイベントにおいて「甲州和紙」の認知を目指し、同時に産地の各企業は今後新たな「甲州和紙らしさ」を、様々な製品づくりへのチャレンジを通して模索していきます。また、今後定期的に「甲州和紙」のイベントを開催し、日本だけでなく、世界への更なる認知拡大を目指します。

【イベント概要】
会期:2022年1月10日(月)~15日(火)
開催時間:
10日(16:00~18:00)
11日~14日(10:00~18:00)
15日(10:00~16:00)
会場:小津ギャラリー(東京都中央区日本橋本町3-6-2小津本館ビル2F)
主催:甲州和紙イベント実行委員会
出展企業名:
1.株式会社一秀製紙工場
2.金長特殊製紙株式会社
3.山一和紙工業株式会社
4.山叶製紙株式会社
5.有限会社山十製紙
6.宮本重男(手漉和紙職人)
イベントプロデュース:SUPER PENGUIN株式会社(https://www.superpenguin.jp/

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Drive! NIPPON編集部

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