日本の伝統文化を堪能できる「三溪園で過ごすお正月―横浜市指定有形文化財 鶴翔閣特別公開」を開催

※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。

国指定名勝「三溪園」(横浜市中区)では、2022年1月1日(土・祝)~1月3日(月)まで、原三溪が住居としていた「鶴翔閣(かくしょうかく)」(横浜市指定有形文化財)を特別公開して「三溪園で過ごすお正月―横浜市指定有形文化財 鶴翔閣公開」を行います。日替わりで「和妻」「庖丁式」「箏曲演奏」の催し物を実施。
床の間などには梶井宮御流家元 一松斎 藤原素朝氏の生け花が飾られ、日本のお正月を存分に堪能できます。

■三溪園で過ごすお正月―横浜市指定有形文化財 鶴翔閣特別公開
今年は密集を避けてゆっくりと楽しんでもらいたいとの思いから、例年混雑する日替わりの催し物に定員を設け事前にオンライン(peatix)で参加チケットを購入する方法としました。
会場となる鶴翔閣は広い日本家屋で風通しがよく通気性に優れているうえ、開催期間中は窓を開けて換気に配慮した公開を行います。また、催し物会場以外の見どころとして、合掌造り「旧矢箆原家住宅(きゅうやのはらけじゅうたく)」(重要文化財)に飾られる飛騨地方伝統の“花餅”や初詣スポットの三溪園天満宮をアピールすることで、広い園内を分散して観覧してもらい開放的な空間で安心して過ごせるよう取り組んでいます。

【イベント概要】
1)横浜市指定有形文化財 鶴翔閣公開
明治35年(1902)に原三溪が三溪園造成にあたって足がかりとして建てた住居が「鶴翔閣」です。三が日は内部を特別公開するほか、楽室棟では日替わりで日本伝統の催し物や生け花が楽しめます。
期間:2022年1月1日(土・祝)~1月3日(月)
時間:9:00~16:00 (三溪園の開園時間は9:00~17:00、入園は16:30まで)
料金:鶴翔閣公開 無料(入園料別途)

2)日替わりで開催される催し物の参加チケットを発売
お正月に鶴翔閣で開催される演目は毎年大人気。そのため、今年は人数を限定した参加チケットを用意しました。混雑を避けてゆっくりと鑑賞できます。

<催し物スケジュール(鑑賞には参加チケットが必要です)>
日付:1月1日(土・祝)
時間:11:00~/13:00~/15:00~ *各回約30分
演目:和妻(日本手品) 「浮かれの蝶」ほか
出演:北見 翼
料金:シングルS席2,500円、シングルA席2,000円、シングルB席1,500円
事前予約制:https://sankeien-shougatsu1.peatix.com/?utm_source=prtimes

日付:1月2日(日)
時間:11:00~12:00/14:00~15:00
演目:庖丁式 「宝船之鯛」
出演:横浜萬屋心友会・興禅寺雅楽会
料金:シングルS席(座布団)3,000円、シングルA席(椅子席・立見不可)3,000円、シングルB席(椅子席・立見可)2,800円
事前予約制:https://sankeien-shougatsu2.peatix.com/?utm_source=prtimes

日付:1月3日(月)
時間:10:00~/11:15~/13:00~/14:15~*各回約30分
演目:箏曲演奏 「春の海」「岬の燈台」「千鳥」ほかを予定
出演:アトリエ箏こだま(児玉寛子、設楽俊山)
料金:シングルS席800円、シングルA席700円、シングルB席:500円
事前予約制:https://sankeien-shougatsu3.peatix.com/?utm_source=prtimes

3)生け花の室礼
鶴翔閣の内部には日本の伝統文化である生け花を3か所に飾ります。
場所:玄関、楽室棟床の間、客間棟床の間
協力:梶井宮御流家元 一松斎 藤原素朝 http://www.kjg.jp/
料金:無料(入園料別途)

4)合掌造りのお正月
三溪の故郷、岐阜県から移築した合掌造り「旧矢箆原家住宅」では、飛騨地方に伝わる花餅を飾ります。その年の豊作を祈り無病息災を願うためのもので、脇から枝が出た木の切り株を山から採り、花に見立てた餅をまきつけて飾ります。冬の間、深い雪に閉ざされる飛騨地方ならではの正月の設えを楽しめます。
場所:旧矢箆原家住宅
時間:9:00~16:30
料金:無料(入園料別途)

5)三溪園天満宮で初詣
園内の一角にある三溪園天満宮(旧間門天神)は、学問の神様として知られています。

■三溪園について
三溪園は生糸貿易により財を成した実業家原三溪によって、1906年(明治39)5月1日に開園されました。約17.5ha(東京ドーム約3.7個分)に及ぶ園内には、京都や鎌倉などから廃仏毀釈などによる荒廃から守るために移築された歴史的価値の高い建造物が巧みに配置されており、現在、園内にある17棟の古建築のうち10棟が重要文化財、3棟が横浜市指定有形文化財に指定されています。今回公開する鶴翔閣は延床面積約950平方メートルに及び、その広さは園内随一の規模を誇ります。また、合掌造りの旧矢箆原家住宅も、もともと白川郷(旧岐阜県大野郡荘川村岩瀬;現高山市)にあった延床面積約325平方メートルの大規模入母屋茅葺合掌造りです。
開園当初から「遊覧御随意」を掲げ、外苑を24時間無料開放するなど、「美しいものはみんなで一緒に楽しむもの」という原三溪の想いが反映されています。三溪の存命中は新進芸術家の育成と支援の場ともなり、横山大観、下村観山、前田青邨らを輩出するなど美術への貢献も評価されています。戦災により大きな被害をうけ、1953年(昭和28)に原家から横浜市に譲渡されるのを機に財団法人三溪園保勝会が設立され、復旧工事を実施、現在に至ります。2007年(平成19)には国の名勝に指定されました。

■原三溪について
原富太郎(本名富太郎)(1868年/慶応4~1939年/昭和14)は、岐阜県厚見郡佐波村(現在の岐阜県岐阜市柳津町)に生まれ、1885年(明治18)東京専門学校(現在の早稲 田大学)に入学、政治・法律を学びました。その後、跡見学校の助教師になり、1891年(明治24)教え子であった原善三郎の孫娘、屋寿と結婚、原家に入籍します。原家の家業を継ぐと、生糸輸出を始めるなどの経営の近代化と国際化に力を入れ、実業家として成功を収めました。実業家以外にも様々な面を持ちあわせた三溪は、住まいを本牧・三之谷へ移すと古建築の移築を開始し、1906年(明治39)三溪園を開園するほか、美術品の蒐集や芸術家の支援・育成を行いました。1923年(大正12)の関東大震災後は、横浜市復興会長に就任すると、それまでの作家支援を止め、荒廃した横浜の復興に力を注ぎました。三溪自身も書画をたしなみ、その作品の一部は、園内の三溪記念館に収蔵されています。

【施設概要】
施設名:三溪園(さんけいえん)
運営:公益財団法人三溪園保勝会
所在地:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
TEL:045-621-0635
入園料:大人700円、小中学生200円
横浜市内在住の65歳以上200円(濱ともカードの提示が必要)
開園時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
アクセス:JR根岸線根岸駅から市営バスで10分「本牧」下車、徒歩10分
横浜駅東口から市営バスで35分「三溪園入口」下車、徒歩5分
公式HP:www.sankeien.or.jp

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