山梨県大月市の笹一酒造の蔵元直営ショップ「笹一酒遊館」、商業空間・店舗のインテリア部門グッドデザイン賞を受賞

※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。

「笹一酒遊館」は360年を超える笹一酒造の直営ショップです。幅広い層の方々に笹一の世界観を知ってもらえる空間を目指し2020年9月にリニューアルオープンしました。

■笹一酒造株式会社について
笹一酒造株式会社は山梨県の大月市に位置し、1661年寛文元年に花田屋として創業致しました。後に花田屋を継承し、初代蔵元となった天野久が、1919年に現在の笹一酒造と改名して統合した三百有余年の歴史を持つ会社です。「笹一」は日本酒の意で使われた「笹」の字と、日本一の富士山の「一」の字で最高の日本酒を醸造したいという思いが込められています。創業時より富士の天然水と山梨で栽培されたお米でお酒を造っております。この土地の恵みの数々を、旨い酒に変えて地元の人たちにお届けしたい。それが笹一という銘柄が誕生した時からの願いです。

■「グッドデザイン賞2021」受賞の背景
近年ラベルやホームページなど、笹一酒造に関わるデザインが現代的にリニューアルする中で直営ショップのデザインも一新する案が出ましたが、360年以上続く酒蔵のため地域に根付き往年のファンも多く、買い物以外でも立ち寄ることのできる試飲コーナーやギャラリー、カフェや軒下で飲食もできるスペースを用意し、何度も訪れたくなる場所を目指したのだそうです。

また併設のカフェ「SASAICHI KRAND CAFE」では笹一酒造の自社の酒粕や、山梨県の素材を活かした「身体にやさしい」をテーマにしたメニューを開発し、お酒の苦手な方でも酒蔵に来るきっかけにもなっています。
東京方面から山梨の入口の蔵として、地元の資源を有効に活用し、山梨の素材を発信できる空間です。

【グッドデザイン賞審査委員による評価コメント】
酒蔵のリブランディングにおいて、ラベルやウェブサイトのみならず体験しうる空間をしっかりとデザインすることはとても重要なことであり、しっかりと建築家がそこに入り込みこのような空間に至ったのは喜ばしいことだと思いました。また、360年という歴史に対してしっかりと受け止めそれに相応しいデザインを施し、ブランドをしっかり理解してもらうために長く滞在できるような施設にしたことを評価いたしました。

■「笹一酒遊館」の特徴
1)約500平米のスペースに、日本酒とワインが楽しめる試飲専用のカウンター。
2)笹一酒造のギャラリースペース
3)併設の直営カフェ「SASAICHI KRAND CAFE」
笹一酒造の自社の酒粕や山梨県の素材を活かした身体にやさしいをテーマにしたメニューを提供

【笹一酒造株式会社 概要】
所在地:山梨県大月市笹子町吉久保26
創業:1661年
設立:1919年4月1日
URL:https://www.sasaichi.co.jp/

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