持続可能な日本酒造りへの取り組み。酒米の調達において能登産100%を達成

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能登の酒蔵・数馬酒造株式会社は、2020年の酒造りより、日本酒造りに使用する酒米の調達において能登産100%を達成しました。
これにより数馬酒造の酒造りにおける原材料の米・水がすべて能登産となります。 唯一県外産の酒米を使用していた「竹葉(ちくは) 純米吟醸」の2021年の新酒出荷を機に、提供する全ての日本酒が能登産の酒米となります。
同社は2014年より能登の耕作放棄地の開墾や地域資源の活用を通じて、持続可能なものづくりに取り組んでいます。

【数馬酒造のSDGsへの取り組みについて】
https://chikuha.co.jp/project/

「私たちの生業の礎は、能登の自然。
この美しい能登の里山里海を守り、次世代につなぐ。
「醸しのものづくり」で能登の魅力を高めることが私たちの使命です。」

この使命を果たす手段の一つとして、2011年より能登産の原材料調達100%に取り組み始めました。
当時の経営理念にあった「心豊かな能登(まち)創り」というフレーズ。「酒造りを通じて、まちを良くしていく」ことを考えた際、過疎や地域産業の衰退に対して「能登の未来を良くしていく」行動は必然だったそうです。

酒造りは自然の恵みによって営まれる産業です。
能登の地で生きる酒蔵として能登の地を豊かで持続可能な環境にしていくことは命題でもありました。2020年には経営理念を「能登を醸す」の一言に昇華させています。地域資源の価値を最大化するものづくりによって、能登の魅力を高め続ける企業である決意を表しています。

■全量能登産への難しさと意義
100%地元産のお米を使うことは農家や地域とのパートナーシップと継続性の確保について、酒蔵が少なくない責任を負うことを意味します。地域へ与える影響を自覚し、その大きさを引き受ける必要があるからです。

しかしながらそれ以上に大きな意義がありました。ひとつは、能登産米を使った「地酒」がもたらす地域活性への後押し。それは経済的・環境的な側面のみならず、地域の人々の「誇り」にも触れる部分への価値でした。
もうひとつは、日本酒造りにおけるテロワールの実現と酒造りそのものへの「意義」の高まりです。

さらに、周辺環境への好影響も感じています。原材料を輸送する際にかかるエネルギー「フードマイレージ」の削減。また、酒米の生産量増加に伴う、生産者様の雇用拡大や研究開発による農業技術の向上です。

こうした経験を通じて原材料の能登産への想いはさらに強くなっています。
2021年2月に発売した「竹葉 生酛純米 奥能登」は 通常日本酒の原材料に記載されない日本酒の「酵母」にまで能登産にこだわった商品です。 能登のテロワールをより一層体現する数馬酒造の“能登を醸す”日本酒が始動しています。

【数馬酒造株式会社】
明治2年創業。
「能登を醸す」を経営理念に掲げ、清酒事業・リキュール事業・醤油事業を営んでいます。
数馬酒造では、2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が採択される以前より、耕作放棄地の開墾や地域資源の利用を通して持続可能なものづくりに取り組んできました。早朝や深夜労働、泊まり込みを行わない醸造体制の構築にも取り組んでいます。
所在地:石川県鳳珠郡能登町宇出津ヘ-36
URL:https://chikuha.co.jp/

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