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2月25日・26日の2日間、京都府亀岡市の保津川水辺公園で「京都・亀岡バルーンフェスティバル」が開催されました。日本中からトップレベルの選手が集結する競技飛行や熱気球の楽しさを感じられる体験搭乗、熱気球教室、さらに夜にはバルーンのライトアップがプログラムされており、賑わいを見せていましたよ。今回は、同イベントのレポートをお届けします。
このような気球の大会は年に20大会が全国各地で開催されていますが、京都府内では初開催。亀岡市は京都でも3番目の人口を持つ規模ながら、京都市からの利便性も良い町です。環境先進都市として、内閣府から「SDGs未来都市」、「SDGsモデル事業」にも選ばれています。熱気球は、エンジンなどを搭載せず、風を読みガスバーナーの火で空気の温度を調整する、まさに「人と自然が一体化することで飛行する乗り物」。自然豊かで環境への取り組みが評価されている亀岡市ならではの取り組みではないでしょうか。
フェスティバルの開幕は競技飛行から。気球は朝の風が穏やかな時間帯が適しているため、6:45から予定されていましたが、あいにく両日とも風が強く中止に。しかしかながら、その場で熱気球を膨らませ、少しでも熱気球を見てみたいと集まった観客を喜ばせてくれました。12チームが集まっていたので、競技が開催されていたら色とりどりの気球が亀岡の空を彩っていたに違いありません。「来年こそは見たい」という声も聞こえていました。
事前申込で体験搭乗も行われました。こちらは時間が過ぎるにつれ風が強くなったため途中中止となったものの、家族連れから気球ファンまで多くの方が体験することができました。住み慣れている亀岡の地を上空から眺められる貴重な機会に、地元の人々も手を振ったりカメラで撮影しながら楽しんでいました。2日目は雪が舞う中で飛行する風景もありましたよ。
また、1日目の夜には、音楽とともにバーナーの炎が輝く「バルーンイリュージョン」が開催。河川敷のみならず保津橋にもたくさんの人が集まり、音楽とライトアップされた気球の協演に魅了されていました。スマートフォンのライトをつけて一緒に体を揺らしながら、冬のナイトイベントが締めくくられました。
熱気球教室では、気球の仕組みをわかりやすく説明。クイズをしたり一緒にバルーンを広げるなど、参加型で大人も子供も楽しみながら勉強できるひとときを過ごしました。キッチンカ―が集まる「ecoマルシェ」も連日盛況で、お祭り気分を味わいながら、気球を身近に感じることができた2日でした。開催に携わったNPO法人熱気球運営機構の町田翔吾さんは「気球は見てるだけでも楽しく、競技としても60代のパイロットがいるように長く続けられるもの。亀岡にも若いパイロットがいますので、地域の方にも親しんでもらって気球のファンになってもらえたら嬉しいです」と語ってくれました。
【詳細はこちら】
亀岡市特設HP:https://kameoka-city.studio.site/hot_air_baloon
NPO熱気球運営機構(AirB):http://www.air-b.com/airb_new