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株式会社京都春秋による、禅宗寺院「大徳寺」の塔頭寺院「黄梅院」、「興臨院」、「総見院」の春季特別公開が決定しました。大徳寺は織田信長や豊臣秀吉など戦国武将ゆかりの寺院。千利休や狩野永徳を代表とする狩野派など戦国武将に仕えた、当時を代表する文化人にも強い結びつきのある場所です。毎年春と秋にのみ特別に公開される黄梅院、興臨院、総見院では、季節の風情とともに通常非公開の文化財を鑑賞することができます。
今回は、黄梅院にある現存最古の禅宗寺院の台所「庫裡(くり)」や興臨院の重要文化財の本堂、総見院の重要文化財「木造織田信長公坐像」など、貴重な歴史的建造物が公開されますので、ぜひこの機会に訪れてみてください!3月11日(土)の興臨院の特別公開を皮切りに、順次公開されますので、日時のチェックをお忘れなく!
■黄梅院
織田信長が創建し、のちに豊臣秀吉が増築した寺院。千利休が66歳の頃作庭したと言われる「直中庭」や日本に現存する禅宗寺院最古の「庫裡」、重要文化財でもある「雲谷等顔筆 本堂障壁画」が見どころです。
公開期間:2023年3月25日(土)〜2023年5月14日(日)10:00〜16:00(受付終了)
休止日:未定
拝観料:大人800円
■興臨院
室町期の建築様式の特徴を見せ、豊臣政権の五大老を務めた前田利家が本堂屋根を修復し、菩提寺とするなど前田家と縁の深い寺院です。見どころは、白砂に石組みを配して理想の蓬莱世界を表したとされる「方丈庭園」や、重要文化財の「唐門」。
公開期間:2023年3月11日(土)〜2023年6月18日(日)10:00~16:30(受付終了)
休止日:3月21日(火・祝)※5月28日(日)は13:30〜公開
拝観料:大人600円・中高生400円・小学生300円(保護者同伴)
■総見院
羽柴秀吉が、本能寺の変で倒れた織田信長の追善菩提のために建立した寺院です。特別公開される「木造織田信長公坐像」はその葬儀に際して造られ、重要文化財として指定されています。信長公一族の墓碑なども公開されます。
公開期間:2023年4月1日(土)〜2023年5月7日(日)の土日祝日のみ 10:00〜16:00(受付終了)
※4月29日(土)~5月7日(日)は毎日公開
※4月2日(日)、5月7日(日)は11:30~公開
休止日:未定
拝観料:大人600円